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2015年05月11日23:58

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2015-05-01～02_只見ツーリング

まずは輪行で会津田島まで。浅草発で東武線、野岩鉄道、会津鉄道直通の電車があるのだが、JR東京メトロ直通の千代田線から乗り換えだと、Suicaで乗るとどこで精算していいのかよくわからない。
北千住で一回降りて切符を買うというのが一番手っ取り早いようだが、それなら一旦浅草まで行って始発駅から乗った方が確実に座れるだろうと考える。
それが功を奏す。浅草ではあまり混んでいなかった電車も、自分はメーデーで休みだったが、5月1日は平日なので学生や会社員が沢山で、本来の乗換駅の北千住では座れない人もかなりいた。
起きる時間が早くなっても平日は浅草まで出て正解だった。
とはいえ、野岩鉄道に入った頃には寝飽きて、車窓からの眺めにかぶりついていたので、直通列車にこだわらず、乗り換えの多い始発列車でもよかったのかも。

会津田島は大きくてきれいな駅で、駅前にSLがあったり神社があったりする。用意は万端だったのでよらなかったが、コンビニもあるので旅の拠点にはいい。
すっきりした天気の中、進路を北にとりスタートする。

少し登ったところで田島ダム。

その先から旧道に入っていく予定だったが（ルートラボだと道が拾える。）結構ガッチリ通行止めになっている。
一瞬迷うが、安全をとって新道の方を行くことにする。
判断材料としては、こちらの道は手持ちのGPSの地図にない→かなり新しく出来た道→震災or平成23年7月新潟・福島豪雨後に出来た→旧道は崩れて不通になっている可能性が高い。であった。（考えすぎだったようだが。）
正直なところ、前の週に大変なコースを走ったばかりだったので、楽そうな方に逃げたといのが本音かもしれない。

新道の方はトンネルを抜けるのだが、広くて明るく走りやすくほっとする。
そして、トンネルを抜けると…雪！こちらを選んでよかったと思った。

雪の残る沢沿いなので、登りだが涼しく気持ちがいい。
そのうち桜の樹も見え始め、雪の白と、若葉の薄い緑と合わさってなんとも綺麗。

登るほどに雪は多くなって（路面には全くないので安心。）今が何月なのかよくわからなくなる。
ただ、日差しはきつくサングラスを持ってくればよかったと思った。

ピークはすぐに過ぎ長い下りが始まる。
下れば下るほど雪は見えなくなっていくが、かわりに桜と若葉が楽しめる。
今年は天気や休みのタイミングが悪く、あまり桜を見られなかったのでここで見ることが出来嬉しかった。

途中道の駅で休憩後、ゆっくりと下り基調の道を只見線方面へ進む。やっぱり下りは楽でいいなぁ。

いくつかの集落を過ぎのどかな道は続き、1時すぎに会津川口到着。

しばらく只見川と只見線沿いに走る。

沼沢湖へ向かう登りは結構急で苦労するが、時間の余裕もあったし、眺めがいいのでのんびり行く。

登り切って雪の残る林を抜けると沼沢湖。
カルデラ湖の地形はドラクエⅡみたいでワクワクする。
ヒメマスは原発事故の影響で禁漁とのこと。

湖を出ると再び只見川と只見線にそった下りが始まる。

道の駅尾瀬街道みしま宿で休憩。眺めがよく撮影スポット。

その先も眺めのいい道が続く。川面が近いと迫力がある。

ほどなくして、只見川の北岸へ渡る。こちらのほうが交通量が少ない集落の中の道なのでのんびり出来る。
只見川を離れ、会津坂下をすぎ阿賀川を越えて会津若松市内へ。

只見川沿いでも見掛けた古峯神社の石塔の写真を撮っていたら、散歩をしたいた地元の方が古峯信仰の事を色々説明してくれた。
日暮れ前に会津若松駅前のビジネスホテルに到着。
鶴ヶ城にでも行こうかとおも思ったが少しくたびれていたので、今回はパス。

食事は駅隣接の食堂でソースカツカレー焼きそばを注文。ご当地グルメ2つを一度に楽しめる。思ったより美味しかったがカレー焼きそばは箸でもスプーンでも食べにくい。お店は多分観光客が来るようなところではないが、安くてご飯を食べて、ちょっと飲むには利用しやすい。今度来る時はほろ酔いSET Bを頼もう。

翌日は始発の只見線で前日通過した会津側終点の会津川口まで輪行。そこから只見線不通区間を過ぎ新潟側の終点の小出まで走る予定だ。

只見駅への代行バスを見送った後、出発。
積雪のため通行止めの看板が出ているが成り行きで行けるところまで行ってみようと思う。

走り始めてすぐいきなり線路が落ちている。
代行バスの本数は結構あって電車の本数より多い。全線が再び開通することはあるのかなぁ？

本名ダムの手前のスノーシェッドを走っていると急にタイヤがガタガタしてくる。登り切ったところで確認するとパンクしていた。
小さいが鋭い石がタイヤを貫通していた。しかたがないのでチューブだけでなくタイヤも交換する。赤ラインのパセラの在庫がこれで無くなった。
走行には問題ないが携帯用ポンプだと入れられる量に限界があるので不安も残る。帰ったらストック用のタイヤとチューブを注文してポンプも探してみようと思う。

途中で珍しい炭酸水の湧き水があったので寄ってみる。
飲みながら沼沢湖が禁漁になっていたけど、こっちは平気なのか？と思ったが気にしないことにした。
炭酸の湧き水はその少し先にもあり、そこで水を汲んでいたおじさんに新潟県境は雪が相当積もっていて通れないと教わったので、タイヤも本調子じゃないし、途中からの輪行も視野に入れてのんびり行くことにした。
それならば気になったところは全部寄ってみることに。

雪に埋まった神社があたったり、

おう穴（というらしい。）を見たり、見処が結構あった。普通に走っていたら通り過ぎていただろう。

進むにつれて景色は冬のものに変わっていく。

それにしても関東では雪と桜を一緒に見る機会はまずない。
下調べを全くなしで来たのだがいい季節に来たものだ。
只見駅に到着。観光案内で聞くとやはりこの先は冬季閉鎖中らしい。
次の小出行きの只見線まで4時間ある。パンフレットを貰って只見の町の観光をすることに。

古い漫画の博物館。入らなかったがお洒落な建物と傍らに咲く桜が綺麗だった。

只見ダムは工事で水を抜いているが普段見られないダムの底が見られるのを珍しいと思っていただければ（観光案内の人談）
レアな風景としておこう。

ダムの隣の博物館。小さいが無料なのでちょっと寄るにはいい。

その後はのんびりと歩くような速さで町の中をぶらぶら。桜と雪の風景が続き飽きはこない。

駅の裏の小さな神社。鳥居の朱が雪景色に映える。
昼食をとったあと、観光案内の裏に袋詰めした自転車を置かせてもらって徒歩で温浴施設に向かう。
途中洋品店で靴下を買う（下着は寝る時用のものがあった）。風呂に入る事も考えて予備の着替えも持っていけばよかったか。

途中SLを発見。駅の近くに展示すればいいのに。
風呂で汗を流した後、ビールを売っているコンビニを聞いて買い出し。
4時間も何やって時間を潰そうかと思っていたが、意外にすぐに過ぎた。
旅行なんて、何をしたらじゃなくて別に何もしなくていいものなんだろうな。
たまにはこんなふうに、くつろいだ時間を過ごすのも悪くない。

電車は空いていてビールを飲みながら車窓を眺める。
鉄っぽいお兄さんに撮影ポイントを教えてもらったりした。その人は途中で降りて何駅か歩くらしい。周遊きっぷみたいのがあるのか聞けばよかった。

車窓からの新潟県境の峠はかなりの雪景色で無理して進まないでよかった。
パンクしてなかったら行っていたかもしれないので、かえってよかったのかも。

結局終点の小出に着くまで車窓にかじりついていた。
ツーリングとしては尻切れトンボだが、結局只見線に全線乗ったことになった。ローカル線の旅と思えば悪くない。
一日目のコースは去年、紅葉シーズン用に作ったコースで、雨で断念したのだが、むしろこの季節に来てよかったかもしれない。
今回走らなかった後半のコースは紅葉の時期にでも走ろう。
浦佐からはMAXとき。空いていたのでよかった。
二階席はリクライニングしないことに気が付いた。輪行袋の置き場にいつも困っていたがリクライニングしないのならば二階席の一番後ろに入れられるかも。

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