mixiユーザー(id:78391)

2015年03月01日11:47

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 【質問】 2011.4.16に打ち出された,アサド大統領による譲歩策は,なぜ反政府デモを鎮静化させるに至らなかったのか?(下書き)


 【回答】
 アサドの対応が所謂too little ,too lateと言う小出しの出し惜しみ政策だったため.[1]
 その前,3/30に行われた演説が,
「非常事態法の撤廃について研究する」
という非常に後ろ向きな発言で,おまけに抗議運動に対する外国勢力の介入を非難するという,シリアのお決まりの主張であったために,逆に抗議運動に火をつけた.[1][2]
 政府報道官が事前に,大統領の演説内容について,1963年から続く非常事態宣言の解除や新たなメディア関連法の導入の可能性,さらに支配政党バース・アラブ社会党の絶対優位を定めた憲法の改正について言及される画期的なものとなるだろうと触込んでいたために,演説は国民にとっては期待を裏切られた形となった.[2]
 そこで慌てて非常事態法の撤廃を約束したが,もはや効果がなかった模様.[1]

 そもそも,
>シリア国民はおそらく殆どの人が「政権が譲歩を示している」とは考えていないと思います.
と,黒田文太郎(文中敬称略,以下同)は述べている.[3]

 逆に,力で有無を言わさず押さえつけるという強権政策 に緩みが出たということで,若干見くびられたという側面もあるという.[1]

 【参考ページ】
[1]http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/archives/3690708.html
[2]http://www.ips-japan.net/index.php/news/politics-confict-peace/1061-al-assad-has-dashed-hopes-of-reform-says-uae-paper
[3]http://wldintel.blog60.fc2.com/blog-entry-1186.html

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