mixiユーザー(id:2145604)

2009年12月29日13:31

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森幸安『中古京師内外地図』

狩野文庫にある森幸安の『中古京師内外地図』は6枚の別個の写真で、角度やサイズが微妙に違い単純に重ねると川や街路が食い違うが、強引に貼り合わせてみた。
フォト

あとで検索してみると府立資料館のページに
http://www.pref.kyoto.jp/dezi/data/16.html
というのがあり色鮮やかな模写が1枚のjpegで公開されていた。
興味のある方はここも見られたら、簡単な解説も載っていて
以下転載-----------------------------------
平安時代から応仁の乱前の頃までの京都の様子を図にしたものです。
この図は、京都生まれの歴史地図考証家である森幸安(もりこうあん)が、寛延3(1750)年に、平安時代から応仁の乱までの約700年間にわたる京都の歴史と様相を一枚の地図上に再現した興味深い絵図です。名所旧跡、武家・公家の邸宅、郷村、山川、橋梁などについて諸種の文献資料に基づいてその位置等を考証し描いています。
森幸安は、京都に限らず日本全図・浪速古図ほか膨大な量の地図を作製していますが、幕府に献上することもなく、江戸時代には彼の図が一般の人の目に触れることは少なかったようです。
-----------------------------------転載ここまで
なんの解説も無い狩野文庫に比べ非常に参考になります。

森幸安は江戸中期の考証地図作者で『中古京師内外地図』と『中昔京師内外地図』が京都の歴史研究では注目される存在…と書こうとしたら山田同志社女子大教授のブログ【一部のマイミクさんには団長のブログで通じるが(笑)】に載っていた。2年程前に「江戸時代の平安京研究」との題で資料館で講演されたとか…知っていれば聴きに行ったかも…(/_;

森幸安wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%B9%B8%E5%AE%89
京大総合博物館−「版行地図と読者」上杉和央氏
http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/modules/newsletter/content0004.html
日文研「中古京師内外地図」
http://tois.nichibun.ac.jp/chizu/images/08.html
「中昔京師内外地図」
http://tois.nichibun.ac.jp/chizu/images/002156222_1.html
http://tois.nichibun.ac.jp/chizu/images/002156222_2.html
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