mixiユーザー(id:2145604)

2009年05月27日11:24

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ナキピンツモ 500.300

某コミュに書き込んだが あそこはマイミクさんが殆どいないので転載

南の館に緑の戦士が集い緑一色軍団が完成しつつあった頃...

ここ大いなる河のほとり、碧翠なす平原の東の砦にも戦士たちが集いつつあった。国に双ぶこと無き戦士を集めんとする砦の長の檄に応じた戦士たちであった。西の村の闘士もいた、北の神殿の神官もいた、炎の鳳の戦士・一つ星の戦士・萬軍の一長や九長も....次々と集まり砦の食堂の喧騒や笑い声は天にまで届くばかりであった。
そして南の館に集まったと伝えられ半ば諦めていた翠の戦士隊の最後の一人が、緑の色鮮やかな鎧と盾を担ぎ北の峯を越え砦の門を叩いた。

これで全ての戦士が揃った。あとはこの戦士たちの兄弟が峯から訪れるか大いなる河を遡って来るかを待つばかりである。砦内には緊張が漲り、いつもは軽口を叩き合う戦士達も武装を整え静かに待機している。砦の長の出撃の一声はまだなのだろうか。

その時、東の砦にいた我々には知るすべも無かったが北の神殿では恐るべき呪法−九つの宝燈を舟形に掲げ死者をも招くという秘術・九連宝燈が完成しつつあった。あと筒を1つどれでも入手するばかりとの段階にまでこぎつけていた。その呪法のため北の神殿から流れ出る川は染廃液で見た目にも異様な雰囲気を醸し出していた。


静かではあるが張り詰めた時が流れていく....その時であった。先ほどまで泣き喚いていた西の村人が、なにやら口々に叫び身を投げ出して倒れたりして喜び合っている。なんだろう、なにが起こったのだ。良く聞くと戦いは終わったのだと言っている。平和が来たのだと。

今までの戦士たちのつどいはなんだったのだ。怒りを込め傍にあった棍棒を、いや柴棒を数本 西の村長に投げつけた。その直前に村長は朗らかに叫んでいた。

                           Gomi
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mixiネームは最後に書かないのが普通なのですが…(^^)ゞ

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