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日記一覧
- 『馬込の家』伊藤人誉
- 2018年05月31日07:11
山田稔さんの『こないだ』を読んでしまいました。意外というか「書く習慣」が山田さんにしては珍しい自伝的な文章で興味深かったです。≪書く技術については各自、自分の資質に合ったお手本を選び、書く習慣のなかで学びとるしかない。≫とあって、それが山
- 『蓼喰ふ蟲』谷崎潤一郎
- 2018年05月29日07:12
街の草さんの向かいの倉庫の前に積みあがった本を首を斜めにして見ていたらこの背文字にいきあたった。 紐をほどいて取り出して開いてみると、パックリ二つに割れていた。でも扉の字もよろしいなあ。小出楢重装幀です。 「修繕したげますか」と言われて
- 『大木実全詩集』
- 2018年05月28日07:05
前回街の草さんに伺った時に見かけ、一瞬迷って戻した本、どうにも気になって電話で確かめると、状態が良くないので安くしてくださるとのことなので行ってきた。 『大木実全詩集』（一九八四年六月二十五日潮流社）。大木実の詩集は何冊か持っていますけど
- 『こないだ』山田稔
- 2018年05月27日07:16
編集工房ノアさんから予約していた本が届いた。 『こないだ』山田稔（二〇一八年六月一日）。ノア本とは思えない作りで驚く。ハードカバーの帯付き、夏葉社の本を連想する。内容は≪これまでに主に小さな雑誌、冊子などに発表した文章のうち、単行本未収録
- 『文学雑誌』二冊
- 2018年05月23日07:01
『文学雑誌』の手持ちのバックナンバーは手帳に控えてありますから、見かけたら開いて確認します。先日の古書会館では、矢野書房さんが何冊か出しておられましたので、チェエクしましたら二冊が未所持でした。 『文学雑誌』５０号（昭和四十七年四月一〇日
- 『倚松庵随筆』谷崎潤一郎
- 2018年05月22日07:11
古書会館で拾った谷崎本はこちら。 『倚松庵随筆』谷崎潤一郎（昭和七年五月一日四版創元社）。『攝陽随筆』の方は持っておりますが、函もしっかりしておりますし、ワンコインでもあり頂戴しました。いい本ですね。
- 『老眼鏡』徳田秋聲
- 2018年05月21日07:10
ある目録から注文したら外れてしまった本に街の草さんで出会うことができました。 『老眼鏡』徳田秋聲（昭和十五年十一月五日高山書院）装幀は小寺健吉、題字は尾崎士郎、本文は袋綴じです。柔らかい紙の袋綴じは捲る手触りがすきです。 この本は小説集で
- 『たんぽぽ通信』
- 2018年05月20日07:17
阪神間の無名詩人の同人誌やチラシめいたものまで大切にされているお店は街の草さん以外にはないでしょう。こんなものも雑誌の束の間に挟まっていました。 『たんぽぽ通信�癸機戞憤豢緘�二年八月たんぽぽの会駒込書房）。「坂本遼児童文学集『かきおきびよ
- 『無限通信３』
- 2018年05月19日06:27
月例のたにまちへ。古本の顔を見るのは四月末の四天王寺以来。前月は結局一冊も買えず、昨日は何とか三冊確保しました。それについてはまた、ということにして、古書会館のあとに行った街の草さんでのことを。 三月末にサンボーホールで店主にお会いして以
- こつう豆本
- 2018年05月16日07:14
こちらは、もう何年も前になりますが、こちらの方へお見えになった矢部登さんから名刺代わりにと頂戴したこつう豆本です。 『犀星抄』結城信一、矢部登編（平成八年六月二十日日本古書通信社）こうつう豆本１２０並製本。 これには結城信一の「消えた来世
- 『詩集抱擁』片瀬博子
- 2018年05月15日07:23
小さい豆本、とは重言でしょうけど、架蔵では一番でしょうか。 『詩集抱擁』片瀬博子（一九七〇年三月十日愛と美の豆本第七集）。縦５７ミリ横４８ミリです。詩「抱擁」一篇だけ収録。 これですべて。これも呂古書房さんから買ったのでした。
- 『月の出る町』春山行夫
- 2018年05月14日07:13
前にも一度出したかもしれませんが、もう一冊の名古屋豆本。 『月の出る町』春山行夫（一九七五年十一月一日）第44集。カバーの画は月と犬ですから、朔太郎ですかね。日に吠えたのは蜀犬でしたか。 版元亀山巌は大正十年前後に春山の下宿先を訪ねたそうで
- 『簪』武田麟太郎
- 2018年05月13日07:29
昨日の『怖るべき女』織田作之助は、三月末のサンボーホール街の草均一台から拾ったのでしたが、もう一冊ありました。 『簪』武田麟太郎（昭和二十一年十二月十日喜久屋書店）装幀内田武夫。元版は昭和十五年に新潮社から出ているようです。 武田麟太郎は
- 気がついたら咲いてました
- 2018年05月12日08:27
もうすぐ咲くなあとおもってうっかりしていたら。 これはなんだか青山二郎装のような気もしますけど、わかりません。 『怖るべき女』織田作之助（昭和二十二年三月二十日実業之日本社）。
- 「名古屋豆本」
- 2018年05月10日07:13
少し前に黒部節子の『川の家』のことを書きました。あれは「名古屋豆本」の第廿六集でしたが、小沢信男さんの『本の立ち話』に「壺中天−なごや豆本と亀山巌」のいう文章があります。それによりますと、「名古屋豆本」の発足は1967年で1990年までに別冊を含
- Ginette Neveu
- 2018年05月08日07:21
このところ音源はもっぱら「Blue Sky Label」さんのお世話になり、めったにＣＤを買うことはありません。でも先ごろ目録からの注文本が外れてしまって、その予算の半分ほどで買えてしまうことからこちらを。 Ginette Neveuのスタジオ録音4枚組です。ヌヴー
- 『夫婦善哉他一篇』角川文庫
- 2018年05月07日07:18
四天王寺の百円均一台で見かけたときに、解説者の名でこれはすでに持っているような気もしましたが、嵩張るでなし邪魔にもなるまいと拾ってきました。『夫婦善哉他一篇』織田作之助（昭和二十九年十一月二十五日角川文庫）。解説は杉山平一さんです。≪作者
- 「敗戦と古本」小沢信男
- 2018年05月05日07:25
小沢さんの『本の立ち話』にある「敗戦と古本」の本題は、敗戦当時都立第六中学校（現・新宿高校）の生徒だった小沢さんは、≪なにをかくそう当時のわれらは月給取りだった。就労動員学徒として。≫という話なのですが、≪敗戦前後の古書店街は、具眼の士
- 「『わが忘れなば』七千円！」
- 2018年05月04日08:25
小沢信男さんの『本の立ち話』に「『わが忘れなば』七千円！」という文章が入っています。2010年に「週刊朝日」に掲載されたものです。≪『わが忘れなば』と題する短編集が、晶文社で定価四百八十円。四十五年前の私の最初の著書です。ごく地味な本で、すぐ
- 『藝術の味』廣津和郎
- 2018年05月03日07:05
こちらも四天王寺の百均で拾いました。 『藝術の味』廣津和郎（昭和十七年十二月十五日全國書房）裸本。この本のある章にだけ赤鉛筆で傍線が引いてあります。それは「志賀直哉論」なのです。ということは均一台に出ていた志賀直哉関係本の一冊ではなかろう
- 『海鳴り30号』
- 2018年05月02日05:40
編集工房ノアさんから『海鳴り30号』（2018年5月1日）を頂戴しました。 今回も盛り沢山です。山田稔さんの「富士びいき」天野忠さんの未発表童話「心に太陽をもったとき」、そして社主涸沢さんの「同行者控え 三輪正道記」。それから「＜夕刊流星号＞の終
