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日記一覧

欠号を埋める
2017年08月28日08:13

 街の草さんは一月ぶりくらいか。 直原旧蔵本がまだ残っておりましたが、杉山旧蔵本も少々ありましたのでその中から、 『文学雑誌』の欠号の60号と79号を頂戴しました。どちらにも未読の磯田敏夫作品が掲載されております。 同じ束の中に小高根二郎の『果

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 下鴨の期間、銀閣寺道までが遠くて訪問できなかった善行堂さんへ、昨日は朝の雨のおかげでそれほど汗もかかずに、こちらを目的に行ってきました。 『埴原一亟 古本小説集』山本善行撰(二〇一七年八月三〇日夏葉社)。埴原の小説集を出したいとお聞きした

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『詩と詩論 第一冊』
2017年08月26日08:46

 下鴨で玉城文庫さんの均一から拾いました。 『詩と詩論 第一冊』厚生閣書店版(昭和三年九月十八日)の復刻(昭和五十四年、冬至書房)です。扉絵はキリコの「詩人の出発」。 詩を寄せているのはこんな方々。 詩誌の復刻といえば『椎の木』の復刻が出る

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 戦前の第一書房の本を古本まつりで見かけることが少なくなりました。竹岡さんの台で一冊見つけました。 『全譯 散文詩』ツルゲーネフ・中山省三郎訳(昭和十七年一月二十五日第一書房)。昭和8年の元本(「背マウント革装」の裸本を持っているはず)は抄

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『詩集 相貌』長田和雄
2017年08月24日08:07

 これは下鴨で見つけたのではありません。 『詩集 相貌』長田和雄(昭和二十五年八月二十五日三友社。日本の古本屋に以前から出ていたのですが、とても手の出せる値段ではなくあきらめていたところ、あるお店がその二十分の一以下の値段で出品されたのを見

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 先日「永田耕衣が西脇順三郎を書いた本」のことに触れたところ、これでしょうと贈ってくださった。いつもいつも、深謝であります。 『しゃがむとまがり 南柯叢書 近代文学逍遥巻四』永田耕衣(昭和五十一年十月二十五日コーベブックス)限定五百冊の316

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残暑!
2017年08月22日07:42

 いっとき涼しくなったと思ったのですがねえ。 庭にこんな花が咲いております。

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『さまよう星』児玉実用
2017年08月21日07:46

 赤尾さんの台から。 『さまよう星』児玉実用(昭和二十九年二月五日創元社)。背の欠けた裸本です。装幀は宇田荻邨、題字柴野義山、序が矢野峰人。 児玉実用さんの詩はどちらかというとシュミではないのですけどね。 そうそう、初日赤尾さんの三冊五百円

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『湖上の薔薇』
2017年08月20日07:33

  表紙の絵も気になって、金曜日に矢野さんの台から拾いました。 『湖上の薔薇』藤原審爾(昭和二十五年三月二十日新潮社)。藤原審爾の戦後すぐの時期の小説は読みたいと思っているのです。装幀は岡村夫二(ふじ)でした。「さし絵のサイン」http://bookc

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お疲れ
2017年08月19日08:22

 昨日は古書会館の古本市、下鴨で顔をあわせた方々がお見えでした。ただ、みなさんなんだかお疲れのご様子なのは、さんちか、阪神、下鴨の連戦のせいでしょうか。そして、客だけではなくて棚もお疲れ気味、拾えずに苦労しました。(下鴨の三冊五百円の後では

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こんなのも
2017年08月18日07:40

 下鴨ではこんなのも拾っています。 『天狗洞食客記 南柯叢書 近代文学逍遥巻五 牧野信一』池内紀(昭和五十一年十一月三十日コーベブックス)限定五百冊の164番。小亀屋さんの三冊五百円台に見つけた時はちょっと驚きました。それも二日目、追加された

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最終日でした
2017年08月17日07:43

 六日間の会期中に都合四日間通ったことになります。ただし、以前のように何時間も滞在する体力がありませんので、二三時間がいいところですが、それでも疲れましたね。疲れの吹き飛ぶような本に出会えていたらと思います。 最終日ということでどちらのお店

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最終日です
2017年08月16日08:00

 下鴨古本まつりも今日が最終日、思い残しのないように行ってきます。 例年のとおり三冊五百円の数合わせで拾った本。 川端康成二冊。 岡本かの子二冊、左は『老妓抄』右の『生々流轉』には息子太郎の絵が入っています。

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『十千萬堂日録』紅葉
2017年08月15日07:20

 今年の下鴨で一番だったのは神戸のサンコウさんではないかと、かの善行堂さんが台から「離れられない」と言っていたそうですから。確かに思い切った値下げをされていたようです。(このところさんちかやサンボーホールでは以前に比べて普通の値段が付いてま

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『復活祭のころ』恒籐恭
2017年08月14日08:11

 初日に芥川龍之介の『支那游記』を拾い、二日目に竹岡さんで芥川ゆかりの恒籐恭の本を見つけました。 『復活祭のころ』恒藤恭(昭和二十三年五月十日朝日新聞社)。恒籐には『旧友芥川龍之介』という本があって、たぶん持っていると思うのですが、たしか一

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その他
2017年08月13日07:41

 初日に買った本。 『随筆 文鳥』戸川秋骨(大正十三年六月二十五日奎運社)。表紙絵は誰なんだろう? どこかで見たような気もするのですが。 『龍姿蛇姿』幸田露伴(昭和二年一月十日改造社)。これも装幀者が不明。露伴の本は久しぶりに買いました。ど

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下鴨初日
2017年08月12日07:47

 下鴨の古本まつり、めずらしく家人が同行するという。初日に同伴というのは初めてかも。 玉城文庫さんの三冊五百円でこちらを。 『硝子戸の中』漱石(大正十三年八月五日丗十六版岩波書店)。版によって色合いがだいぶ違いますね。 『草合』漱石(大正十

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 最近ようやく見つけた文庫版。 原題『The Member of the Wedding』マッカラーズ、旧版は『結婚式のメンバー』渥美昭夫訳(昭和57年8月30日8版中央公論社)と新版『夏の黄昏』加島祥造(1990年11月16日福武文庫)。この二三年、福武文庫を見かけるたびに、

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