富士正晴記念館に行ったときに、そうだと思いついて図書館の雑誌コーナーで『文学界』の最新号を開いたら、小谷野先生の小説が掲載されていました。 「東十条の女」小谷野敦、「婚活」の経験が綴られていて、これは私小説でしょうかね。最後に、≪この「モ
27日から始まった富士正晴記念館の新展示「長い長いおつきあい 司馬遼太郎、富士正晴 展」をさっそく観に行ってきました。 司馬遼太郎が産経新聞の記者をしていた1950年代前半から、富士の亡くなる1987年までの「長い長いおつきあい」の経過が多くの資
久しぶりにT堺で見つけたので買ってしまいました。 『埴輪の馬』小沼丹(一九八六年九月二六日講談社)。これも久しぶりに最初の「煙」をちょこっと読んでみました。 主人公が溜まった木箱を道で燃やしていたら、近所の交番の警官がやってきて焚火だと思
T書店の百円台からもう一冊頂戴していたのでメモしておきます。 『鈴木漠詩集』(一九七三年六月十三日審美社)。あとがきによると、≪一九五七年から七二年まで、およそ十五年間の四冊の詩集から、≫の選詩集のようです。平成九(一九九七)年に同じ審美
T堺からの帰りに天三のT書店に寄りましたら、編集工房ノアの本が何冊か百円台に並んでいました。 『青をめざして』杉山平一(二〇〇四年九月七日編集工房ノア)。どこにもシミや破れ書き込みなど難のないこの詩集を百円にされるのは、少々あんまりではない
読みたいと思いながら手が出せずにいた本を土曜日T堺で見つけた。600円ほどでした。 『蠣崎波響の生涯』中村真一郎(平成二年二月五日五刷新潮社)。富士川英郎の『菅茶山』に続いて読めばよかったのですが、この時期になってしまいました。700貢近い大
みすず書房版は持っているのですが、コーベブックス版が前々から欲しいと思っていました。函欠ながら300円ですから買っておきましょうと。 『罰せられざる悪徳・読書』ヴァレリー・ラルボー 岩崎力訳(一九七六年六月二五日コーベブックス)。 姿がよろ
最近はめったにしないことですが、装幀が気に入って拾うことに。 『白秋めぐり』山本太郎(一九八二年三月十日集英社)装幀岡村元夫、表紙写真平野邦男。値段が100円というのもおおきいですが。 詩人山本太郎(参議院議員ではありません。)は北原白秋の
港野喜代子の詩集『魚のことば』と『凍え絵』は持っているはずだがすぐには出てこないで、こちらは簡単に現れました。 『港野喜代子選集 詩・童話・エッセイ』(一九八一年九月七日編集工房ノア)装幀は次女の港野千穂。写真が沢山収録されています。中か
『境涯23号』の涸沢文を読んで、これは探し出さなくてはと思った雑誌が、富士正晴記念館に収蔵されていた。お願いしてコピーを頂戴してきました。 『新文学137号 港野喜代子――人と作品』(1976年7月20日)。こんなに早く手に入るとは。ウレシ! まだち
昨日は大阪古書会館。矢野さんが杉山平一さんの本を沢山出していて、新しい本には献呈先の入ったものもありました。この頃は何か一冊あれば、とこちらを購入。 『映画評論集』杉山平一(昭和十六年十一月十六日第一藝文社)。函と元パラが残っています。こ
こちらも借覧中。 『境涯』21号(一九九二年六月三十日)と23号(一九九五年十一月三十日)表紙はどちらも粟津謙太郎のエッチング。高村三郎が自身の境涯準備社から出していた個人誌です。21号には、『境涯』のこれまでの経過、今回が第三次で、そ
こちらもお借りしている、そして高橋さんが取り上げていた雑誌。 『ペルレス第2号』(1988年12月31日発行所エディションカイエ)。同人は大西隆志、阪本周三、田村周平、本庄ひろし。『四階』から五年ほど経過しているからこれが後継誌かどうかは
ある方からお借りしている雑誌です。 『四階』(1号1983年1月20日、2号同年2月5日、3号同年2月20日、4号同年3月5日 発行四階の会)表紙絵倉本修。大西隆志、涸沢純平、倉本修、阪本周三の四人が月二回発行をめざした同人詩誌、大西さん
同じT堺船場店で買った本。 『秋日和』里見トン(昭和三十五年一〇月一〇日角川書店、装幀は町春草。一篇「藝者に出る」を読みました。 お店の前で出会った古本Kさんによりますと、最近T堺にはちょっと古めの本が沢山出ているそうで、こちらにはうれしい
金曜日、T堺の船場店で足立さんの本を購入。 『詩のアルバム 童詩誌「きりん」の仲間たち』足立巻一(1983年第五刷理論社)。奥付には「1964年初版、1979年改訂版初版」とあります。 1964年の初版『詩のアルバム きりんの仲間17年』
昨日は久しぶりに出かけて、こんな本を見つけました。 『シャンパン・グラス ふらんす小噺集』編者大久世凡(1949年5月30日世界文學社)、文庫サイズで表紙も外れた痛み本です。こんな本を柴野方彦の世界文學社は出していたのですね。編者の大久
『大和通信一〇七号』を頂戴した。巻頭は山田稔さんの「居たたまれぬほどに美しい話」。 『往生記』富士正晴(一九七二年八月十日創樹社)に司馬遼太郎が書いた「跋――放下ような景色について」に、夜中に富士からかかってきた電話で聞いた竹内勝太郎にか