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日記一覧

『脈92号』
2017年02月28日07:33

 脈発行所に直接注文していたら、中尾さんがコピーを送ってくださった。92号は「島尾敏雄生誕100年・ミホ没後10年」特集。中尾さんの「島尾敏雄、再会した富士正晴に「小説ノタネニ苦労シマセンワ」」だけをまず読んで、さてと思っていたところ、林さ

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『本多利通全詩集』
2017年02月27日07:45

 北川朱実の『死んでなお生きる詩人』で取り上げられていた詩人で、それを読んだ当時に未知だった詩人には、瀬沼孝彰、相良平八郎、氷見敦子、長岡三夫、南信雄、谷澤辿、柾矢泰子、本多利通などがあって、手帳に控えていっとき詩集を探したりしたのだが、そ

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 善行堂へ向かうまえに京阪三条のブックオフを覗いてみた。久しぶりなのでどこに何が並んでいるか分からない。うろうろしてようやく200円棚をみつけてはみたが、これという本があるわけではない。ただ、一冊だけ買ってみる気になった。 『ラムネの瓶、錆

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善行堂詣
2017年02月25日08:08

 今年はじめて善行堂さんへ、確保をお願いしていたこちらを受け取りに行ってきました。 『詩集 驕子綺唱』平井功(二〇一七年二月十九日書肆盛林堂)限定100部。生前には出版されなかった平井の第二詩集。デザインは、『游牧記』風であります。『游牧記

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「伸予」高橋揆一郎
2017年02月24日07:15

 小谷野敦『芥川賞の偏差値』はまだ読んでないのですが、その中で偏差値の高かったのが高橋揆一郎の「伸予」だという噂を耳にしていました。そして、先日中之島からの帰りに天三のT書店によりましたところ、店先の300円均一箱に何冊も芥川賞作品が放り込

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 中央公会堂で買ったもう一冊。 『不思議な書物』正宗白鳥(昭和二十三年二月十日丹頂書房)、装幀は内藤政勝。この装幀になにか見覚えがあるような気がするのだが、同じような本があるのだろうか。この本を持っていないことは間違いないと思うのですが。(

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『水兵と娘』山村順
2017年02月22日08:30

 マズイなあ、昨日、中之島中央公会堂の古本市で見つけてしまいました。先週は詩村映二で今度は山村順。 『水兵と娘』山村順(昭和五年十一月十日青樹社)裸本?もとはカバーがあったのでしょうか。「附記」に≪詩集『水兵と娘』は私の今日迄の全作品中各系

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普及版
2017年02月21日07:38

 谷崎潤一郎の『初昔 きのふけふ』の真ん中が普及版で袋が欠けています。 昨年はパスした中之島の中央公会堂の古本市に行ってきます。

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読むときは来るか
2017年02月20日08:15

 引き続き『夜の光』志賀直哉から、「老人」「襖」「母の死と新しい母」「憶ひ出した事」の四篇を読みました。「母の死と…」は自伝的な作品なのでしょう、これはいいと思いました。 志賀を読んでいて考えていたのは、こちらは最後まで読むことになるのだろ

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『夜の光』志賀直哉
2017年02月19日07:38

 古書会館で買ったもう一冊。 『夜の光』志賀直哉(大正七年七月八日第三版新潮社)裸本、装幀バーナード・リーチ。前日志賀の「焚火」を読んだばかり、厚生さんの棚にみつけ値段を確認したらワンコイン、詩村の詩集を買うために抱えていた何冊かを棚に戻し

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ウンがいい
2017年02月18日07:57

 昨日は大阪古書会館の古本市、いつもは駅まで自転車なのだが雨模様なので歩くことにした。もうすぐ駅に着くというところでコートの袖口に何か当たったようなきがした。みるとアリャ、たぶん鳩さんでしょう。ビルのトイレに入ってティッシュでゴシゴシする。

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「焚火」志賀直哉
2017年02月17日07:21

 『文章読本X』小谷野敦のなかに志賀直哉の文章についてこんな風に書かれている。≪私は志賀の短編のうちでは芥川龍之介が感銘を受けたという「焚火」は、さすがに名作だと思うが、「和解」や「小僧の神様」や『暗夜行路』には一向に感心せず、家では暴君的

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『文章読本X』小谷野敦
2017年02月16日08:08

 図書館で「潤一郎の片思い」をコピーしたついでにこちらを借りてきた。 『文章読本X』小谷野敦(2016年11月25日中央公論新社)。読みだしたらとたんに、 こんな状態になってしまった。 どんなところに付箋をはったか、たとえば三島由紀夫関係で

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 気になっていた「潤一郎の片思い」小谷野敦(『文学界』三月号)のコピーを図書館でとってきた。 「片思い」とは金之助(夏目)に対するそれのことで、金之助とは最後まで言葉を交わすことがなく、「夏目さんは嫌いだという立場を通した」潤一郎(谷崎)だ

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再開
2017年02月14日08:23

 しばらくお休みしていた『秋聲全集』を再び開く。第十巻には短編小説が二十編と随筆が収録されています。小説の大部分がいわゆる順子もので、昭和元年(1926)から三年にかけて毎月のように(時には月に二編も)書いていたのですね。読んでおりますと、いず

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冬ごもり
2017年02月13日12:46

 このところ冬眠状態といいますか冬ごもりで延々と音楽を聴いております。 本日はNOBUKO IMAIのヴィオラを。

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 恵投さる。深謝。 『田中克己詩集 自選自筆一九三二―一九三四』(昭和五十七年三月二十三日麦書房)

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「日曜日」杉山平一
2017年02月10日08:11

 『椎の木 第三年第七冊』(昭和九年七月一日)。 目次を見ますと井上多喜三郎や荘原照子とともに高祖保の名もあります。そして、 この号は高祖保が編集事務を担ったようです。高祖は後記のなかで≪いよいよあと一冊を以つて、椎の木の同人組織は解体され

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返品汚損本半價提供
2017年02月09日08:18

 お借りしている『椎の木』の目次をみてウットリしております。たとえば第三年第四冊(昭和九年四月一日)表紙素描三岸好太郎。 白崎禮三、亞騎保、左川ちか、荘原照子、井上多喜三郎、濱名輿志春等々。 白崎禮三の「吹雪」という詩は『白崎禮三詩集』に収

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『椎の木』
2017年02月08日12:15

  こういうのを一度は手にしてみたいとおもっておりました。(借り物ですが)

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連敗脱出?
2017年02月07日10:26

 目録連敗を脱出?とはいえませんが、まえまえから気になっておりましたので。 『勲章』徳田秋聲(昭和十一年三月廿八日中央公論社)装画・刻・摺 深澤策一。

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『写真  いま、ここ』
2017年02月06日08:34

 あるところの百円均一台に見かけて拾ってきました。 『写真  いま、ここ』(1969年7月20日美術出版社)。この人たちの作品がはいっています。 「光景」森山大道。

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第5次『四季』
2017年02月05日07:23

 さらについでに第5次『四季』も二冊だけ持っているということで。 『四季』については戦前版を含めて中嶋康博さんという方のHP(http://cogito.jp.net/shiki/shiki.htm)が詳しいので見てもらった方がいいと思いますが、昭和59年1月から同62年2月ま

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角川書店の『四季』
2017年02月04日08:30

 ことのついでにメモとしてこちらも。 戦後昭和21年から角川書店が出した再刊『四季』の4号(昭和22年4月20日)と5号(昭和22年12月20日)。この二冊の編集者は神西清、当初の編集者堀辰雄が病気のため交代したようです。この『四季』は同人

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『四季』もう一冊
2017年02月03日07:35

 もう一冊の『四季』 『四季 参月號』(昭和十二年二月二十日四季社)。こちらにも中原中也の詩が掲載されています。 「或る夜の幻想」の末尾に「一九三三・一〇・一〇」とありますから未発表だった原稿をこの時に寄せたということでしょうか。昭和十二年

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『肉身譜』大野忠?
2017年02月02日08:15

 『書物』に中原中也のランボオの訳詩が載っていることを紹介したが、こちらは中也の詩。 『四季 壹月號』(昭和九年十二月二十日四季社)。目次を見ますとやはりウーンとなりますね。 文圃堂書店の広告も中也の『山羊の歌』と『宮澤賢治全集』です。室生

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『肉塊』谷崎潤一郎
2017年02月01日07:38

 川端本の横にこちらが。 『肉塊』谷崎潤一郎(大正十三年一月八日春陽堂)。函の絵は蓮でしょうか。口絵と挿絵が何枚か入っています。 誰が描いたのかわからないのでお尋ねしたらある方が教えてくださいました。田中良だそうです。 確かに「Ryo」ですか

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