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日記一覧
- 「北村順子小説集」
- 2016年08月31日08:47
「北村順子小説集」三冊がＫＹＯさんより送られてきた。著者からのようだ。深謝。 北村順子小説集1『青い午後』（１９９７年３月３０日コンパス81）。 北村順子小説集2『フウ』（１９９８年３月３０日コンパス81）。こちらは先にＳさんからコピーを頂戴し
- 最後の長編？
- 2016年08月30日08:13
畔柳二美の三篇目「銀夫妻の歌」を読んでから、『姉妹』はどこにあるだろうかとそれらしいあたりを探索してみましたが見付けだせずでした。そのうち思わぬところから出現するだろうと期待しておきます。 新刊書店に足を運びませんので、新しい全集が出てい
- 『畔柳二美 三篇』ＥＤＩ
- 2016年08月29日07:39
街の草へ行く前に寄ったＴ堺船場店四八〇円初日で買った本。 『畔柳二美 三篇』（二○○五年五月三十日ＥＤＩ）ＥＤＩ叢書の一冊。富士正晴の『競輪』がこの人宛の献呈本だったので、それ以来気にはしていたが出会えなかった。そしてＥＤＩ叢書の一冊とし
- 「辻のいない世界」井川博年
- 2016年08月28日08:39
昨日街の草さんでもとめた一冊。 『そして、船は行く』井川博年（２００１年５月２３日思潮社）。以前、井川の「美しいもの―辻征夫追悼」を紹介したように思うが、その詩がこの詩集に収録されていた（紹介したのは現代詩文庫からだったか？）。そしてもう
- 残暑の散歩
- 2016年08月26日07:58
空の色や雲のかたちは秋なのに陽射しの強さは耐えられないほど、それでも二ヵ月ぶりにＴ書店本店へ。緑地公園駅から汗を拭きつつとぼとぼと坂を下ってお店に着くと、駐車場に何台も車がとまっていた。車で来るのが常道だろうなこの季節は。でも何年か前に処
- 『北村順子作品集（原生林）』
- 2016年08月24日09:53
ＫＹＯさんより、こんどは『原生林』に掲載された北村順子の手作り作品集を送っていただいた。深謝。 『原生林』には小説ではなく雑記のようなものを書いていて、小説の元になったと思われる話が出ていたりするのだが、「本を購う」（『原生林』５１号２０
- 「風呂敷」
- 2016年08月23日07:51
井川博年の詩集を下鴨で一冊拾ってきましたが、こちらは図書館で見つけて借りてきた詩集です。 『幸福』井川博年（二○○六年五月二十五日思潮社）。井川の生れは１９４０年ですから６６歳頃の詩集になります。昔の事を語った詩が多いようです。「風呂敷」
- 摸写（？）
- 2016年08月22日07:56
『友染集』の右が本冊、函は左です。 小村雪岱の表紙絵を摸写（？）し、それを函に仕立て上げられたようです。色々な手製の函を見ましたがこんなのは初めて。本冊、函ともにセロファンで包んでどちらもセロテープで留めてあり、これはいけないと本冊の方は
- 鏡花本
- 2016年08月21日07:49
何年ぶりだろうか、二十年になるかもしれない。鏡花本を買ってしまいました。古書会館のＹ野さんの台に見つけて思わず抱え、色々考えながら他の棚も見つつ、最後まで台に戻すことがありませんでした。 『友染集』泉鏡太郎（大正八年五月八日三版春陽堂）。
- またまた、里見トン大正本二冊
- 2016年08月20日08:54
きのうは大阪古書会館「たにまち月いち」の即売会初日。開場前には先週下鴨で見かけた顔が集まって、いやいやご苦労様ですという感じ。 やっぱりＹ野さんです。里見トンの古い本を二冊。三冊五百円でなくても、三百円、五百円ならモンクはありません。 『
- 「よしわる伝」阪田寛夫
- 2016年08月19日08:00
『文学界１９９２年５月号』のコピーを中尾さんが送ってくださった。深謝。 「よしわる伝」阪田寛夫は、第十五次『新思潮』同人だった能島廉のことを書いた二作目の作品、一作目「男は馬垣」は『我等のブルース』で読み、下鴨で「ブンガクカイ」「ブンガク
- あれこれ
- 2016年08月18日07:47
下鴨では三日間で２５冊購入と書きました。つまりここで紹介していない本がまだあるということで、それぞれ理由があって拾っているわけですが、ウルサクなりそうなので写真を掲げるだけにいたします。 次は四天王寺、天神さん、そして知恩寺ですね。
- 下鴨三回目
- 2016年08月17日09:32
１５日は家人と前夜から来ている小学五年生の三人で下鴨へ。入口すぐのところで古書Ｙさん、豪雨の前日は来なかったとか。「どこも値下げしてません」とのこと、確かに１２日のままである。そのＴ岡さんの三冊五百円にこちらを見つける。 『腕（ブラ）一本
- 下鴨その他
- 2016年08月16日07:29
三冊五百円の均一台に書皮の掛った本が出ていることがありますが、これも点検を怠ってはいけません。お店は手間が面倒なので見過ごしている可能性があるからです。とはいってもそれはあくまで可能性の問題で、ほとんどは無駄な動作に終のですが、珍しくはな
- 里見トンの大正本
- 2016年08月15日07:39
下鴨で里見トンの大正時代の本を二冊みつけてホクホク。 『於世都加以（おせつかい）』里見トン（大正十二年七月二十五日新潮社）裸本。Ｔ岡さんの三冊五百円。この本、中戸川吉二のウィキに≪1921年、里見の許に来ていた吉田富枝と恋仲になり、その処遇を
- 詩集三冊
- 2016年08月14日07:11
下鴨で拾った詩集が他に三冊。 『武田文章詩集』（２０００年３月２０日思潮社）。この名前には見覚えがあるなあ、と思って抜き出して帯を見た。 そうか、タケリン（武田麟太郎）の息子だった。父親が亡くなった時、川端康成らが全集を出してやろうと骨を
- 多田道太郎旧蔵本
- 2016年08月13日08:31
下鴨初日に多田道太郎宛山田稔本を見つけたのだが、二日目に会場で中尾さんに会ったのでそのことを言ったら、「多田さんの奥さんの法事がしばらく前にあったなあ」とのことだった。そして「多田・山田の関係は調べたら面白いかも」、「そう言えば微妙な書き
- 『誰が一番馬鹿か？』岡田三郎
- 2016年08月12日07:26
下鴨初日の朝一番が最も楽しい時かもしれない。毎年何処から攻めるかで悩むのが楽しい。今年はＴ岡さんの３冊５００円、シートからはみ出ていた一冊が今年の成果。 『誰が一番馬鹿か？』岡田三郎（昭和五年八月七日赤爐閣書房）。「モダン派傑作選集�癸押�
- 今日から下鴨。
- 2016年08月11日06:52
ということで、下鴨へまいります。何か成果があれば続きを書きます。ではでは。 無事、熱中症で倒れることもなく下鴨から帰還いたしました。特別にこれという本にも出会えませんでしたが、山田稔本を一冊。献呈先が気に入りましたので。
- 「伯爵夫人」メモ
- 2016年08月10日09:06
ようやく「伯爵夫人」蓮實重彦を読了。充分満足。 川上弘美は選評でこんなことを書いている。≪さて、「伯爵夫人」です。作者の、海を渡るその泳ぎっぷりの、優美で野蛮で愉快でかつ空っぽな感じ。いいなあ、これ、と読みはじめてすぐに思ったのです。小
- 『旅こそよけれ』近松秋江
- 2016年08月09日09:18
しばらく前に確保したがいまだ開くに至らなかった。 『旅こそよけれ』近松秋江（昭和十四年七月三十日冨山房）カバー、冨山房百科文庫の一冊。先に手にした『秋江随筆』金星堂と重複する文章が多いようだが、八木書店版全集では各巻に散らばっているそうな
- なんのつもりか
- 2016年08月08日09:41
本棚の奥にチンザしていた大冊。 『現代文章宝鑑』小田切英雄・多田道太郎・谷沢永一共編（１９７９年１１月２１日柏書房）。どんなつもりで買ったのか今となっては定かでない。文章のお勉強でもしようと思ったのでもあろうか。目次を見ると、おそらく多田
- 「男は馬垣」阪田寛夫
- 2016年08月06日09:20
『大和通信』の１０３号と１０４号に連載された「阪田寛夫、能島廉の年譜を編む」中尾務は、能島論であると同時に阪田論でもあった。なんとか能島廉の作品を読みたいと思って調べるとネットで数千円していて躊躇してしまう。では、阪田寛夫が能島のことを書
- 『田端人 第一輯』
- 2016年08月05日07:53
またまたいただき物。 『田端人 第一輯』（二○一六年八月 ５０部）。矢部登さんが『田端抄』をまとめて龜鳴屋から本にして出されたのが今年の二月だった。今回新たに『田端人』と名をかえて私家版の冊子をお作りになり恵与いただいた。有難いことです。
- 『北村順子作品集』限定三部
- 2016年08月04日07:26
ＫＹＯさんからうれしいものを頂戴した。 『北村順子作品集』４冊、同人誌『婦人文芸』と『孤帆』に掲載された作品のコピーを各二分冊に製本されている。こちらのずぼらなやり方とは大違いで、表紙も付けてきちんと綴じてあります。『婦人文芸』の方に１１
- Ｍ賞受賞作
- 2016年08月03日08:01
年二回のＡ賞やＮ賞に関心がなく、そうなのかと発表時に思うだけですぐに忘れてしまい、受賞作を買うことはおろか図書館で雑誌を探そうともしないのだが、少し前に話題になっていたＭ賞の受賞作は読んでみようという気になった。富士正晴記念館の「山田稔、
- 『大和通信第一○四号』
- 2016年08月02日08:16
暑さにうんざりしてダラダラ気分でいたところに嬉しいものが届いてシャッキリした。 『大和通信第一○四号』。今号はいつもに増して充実している。初めに月の輪書林の高橋徹さんが登場、「川崎彰彦メモ二つ」として≪六月初旬の古本市場で落札した長谷川修
