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日記一覧
- 蠧魚（とぎょ）
- 2016年03月31日07:30
早すぎるようですが、『鴟鵂庵閑話』を読了。『江戸後期の詩人たち』に比べるとずいぶん読みやすくおもしろいのでした。そして読みながらこの本のことをどこかで、と思ったらウンチクさんがこちらに書いておられました。（http://sumus.exblog.jp/200
- 『鴟鵂庵閑話』
- 2016年03月30日08:07
タイミングとしてはこれも続けて読んだ方がいいだろう。 『鴟鵂庵閑話』富士川英郎（昭和五十二年七月五日筑摩書房）題簽は著者。鴟鵂（しきゅう）とはミミズクのことであるそうな。≪鎌倉市山ノ内にある拙宅の近くの山でよく「ミミズク」が鳴
- 『字源』
- 2016年03月29日07:14
『江戸後期の詩人たち』富士川英郎を読了。とにかく最後のページまでは辿りつきました。がしかし、人物像は面白いのですが、詩の味わいとなるとサッパリでありますので、読んだことになっていないのかもしれません。しばらく机の横に置いて時々は開いてみる
- 『SPACE ��58』
- 2016年03月28日07:26
同じく街の草さんからの雑誌。 『SPACE ��58』（2004年11月1日ふたば工房）。ふたば工房は高知の出版社、こちらにはタンポポ書店の片岡千歳さんでおなじみである。 これは、片岡さんから伊勢田史郎さんへ贈られたもので、「古本屋『タンポポ書店』閉店始
- 玉置保巳追悼号
- 2016年03月27日07:41
街の草さんで春らしい表紙の雑誌を一冊。 『詩学 1999年4月号』。絵は林哲夫さん。≪桜の花の色は何色だろう。種類によっても違うが、まずは桜色としておくのが無難かもしれない。『言海』は桜色を「櫻ノ花ノ如キ色」としている。≫とのコメントがついて
- 「朝顔に…」
- 2016年03月26日08:45
『江戸後期の詩人たち』の「六如上人」のところにこんな詩がある。 井辺移種牽牛花 狂蔓攀欄横復斜 汲綆無端被渠奪 近来乞水向隣家 井辺（せいへん） 移し種（う）う 牽牛花 狂蔓（きょうまん） 欄を攀（よ）じて 横また斜なり
- 先生先生先生声
- 2016年03月25日08:08
富士川英郎の『江戸後期の詩人たち』をゆるゆると読んでおります。漢詩には読み下し文も付いているのですが、それでも意味不明な語句が多くて難渋、遅々として進みません。まだ投出していないのがめっけものみたいなことであります。 大窪詩佛という人のこ
- 船頭とあざらし
- 2016年03月23日08:25
織田正信の『GISSING』を読了。『ヘンリ・ライクロフトの私記』（岩波文庫）しか読んだことがないから、ギッシングを外に何か見つけたいと思う。 せっかく『鷗外選集第十巻』を見つけたのだから、板倉鞆音訳の『クラブント詩集』と較べてみた。Ɣ
- 落丁本
- 2016年03月21日09:00
厚生さんから買ったグレン・グールドを毎日気持よく聴いております。そのグールドの本が一冊あります。 『グレン・グールドとの対話』ジョナサン・コット、高橋誠訳（一九九○年三月三○日晶文社）。どこの古本市で買ったか覚えていないが、読む気がしない
- 『競輪』
- 2016年03月20日08:00
思い切って買ってしまいました。オークのＩ崎棚から。 『競輪』富士正晴（1956年10月25日三一書房）。 畔柳二美（くろやなぎふみ）宛の署名本。中尾さんによると、畔柳は富士正晴が評価していた作家だったそうだ。富士の本では画集や古典の訳本以外では最
- 見つかりました
- 2016年03月19日07:04
探していた『鷗外選集第十巻 詩歌』が見つかりました。 といっても家の中ではなくて、オーク２００の古本祭りの百円均一台に啄木や漱石等の新書版全集に混じってひっそりと並んでおりましたです。ラッキー！ オークの前に古書会館に行きましたが、
- コマッタ
- 2016年03月18日08:27
『ある文人学者の肖像』富士川義之を読了。 かろうじて返済期限までに終りました。いくつか気になる部分があって、例えば鷗外にまつわるところで、「詩集『沙羅の木』について」（『西東詩話』玉川大学出版部）を紹介しているが、持ってはいてもこれ
- 読みごろ
- 2016年03月17日07:08
富士川義之『評伝富士川英郎 ある文人学者の肖像』を読み進めております。後半の方がこちらには面白いように感じられます。萩原朔太郎、リルケ、鷗外ときて、菅茶山にいたるわけですが、この本、 『江戸後期の詩人たち』富士川英郎（昭和四十一年十
- 『月のある庭』平林彪吾
- 2016年03月16日08:26
Ｆ書房から毎月のように届く速報版目録、欲しいものがあっても注文に躊躇することが多いのだが、今回は遅れて駄目かと思いつつ注文を出した。 『月のある庭』平林彪吾（昭和十五年三月廿五日改造社）装幀久保田久一。平林が亡くなったあと、武田麟太郎や火
- 『コスモス41号』
- 2016年03月15日07:38
街の草さんからのもう一冊の雑誌。 『コスモス41号』（1983年6月1日コスモス社）。『定本イオム同盟詩集』もコスモス社だった。表紙の「詩」に寺島珠雄の名を見つけたのだが、もう一篇寺島さんが書いている。 詩「ローマ字のたくさん出る話」も未読であっ
- 武庫川から元町へ
- 2016年03月14日08:21
武庫川の街の草さんは今年二回目の訪問。加納さんとトンカ書店の「詩人と本棚」の話になって、この「名店」に行ったことがないと云うと、では行きましょうということになった。抱えていた雑誌二冊を頂戴して阪神電車に乗る。 一冊はこちら。 『詩学 第53
- 『死者の鞭 一九六七―一九七○』佐々木幹郎
- 2016年03月13日08:11
百円本二冊では、久しぶりの古本屋さんなのにあまりに寂しいから、棚を隈なく？点検して、もう一冊だけ買うことにした。とはいっても、この本は一月に見かけて迷った末に棚に戻したもの。まだ残っていた。 『死者の鞭 一九六七―一九七○』佐々木幹郎（昭
- 浜田紀子？
- 2016年03月12日08:44
天牛書店本店を訪問した。新御堂筋の歩道をとぼとぼ下るのも二ヵ月ぶりになるか。二階の百円室、未知の著者のノア本が二冊並んでいたからその一冊を抜き出して開いてみると、 山田稔さんが推薦文を書いている。これは拾っておかなくては。 『佐江野』浜田
- 『萩原朔太郎雜志』
- 2016年03月11日07:10
富士川英郎には萩原朔太郎論を集めた本もある。 『萩原朔太郎雜志』富士川英郎（昭和五十四年九月十五日小澤書店）。装畫は川上澄生。 この本に昨日の『月に吠える』の初版本をめぐる話が出てくるのですが、森鷗外の『月に吠える』評価について佐藤
- 『評伝富士川英郎 ある文人学者の肖像』富士川義之
- 2016年03月10日07:39
「いきをひきとる」とはこういうことなのだなあとしみじみ思いながら叔母を見送った。 KYOさんに教えていただいた『評伝富士川英郎 ある文人学者の肖像』富士川義之（2014年3月5日新書館）を図書館から借りてきて読みだしたところです。≪旧制広島高校に
- 署名忘れ
- 2016年03月05日09:05
こちらも林さんの話に出てきました。 tomこと村山知義が「表紙、見返し、扉、口絵、挿画、カツト」を担当した『アラビヤ夜話集』菊池寛譯（昭和三年四月四日文藝春秋社）小学生全集第十三巻。 挿画は50枚収められ、 どの画にもtomのサインが入っていると
- 『山海經』川田順
- 2016年03月04日07:55
ちょっとごそごそしていたらこんなものが出てきた。先日の林哲夫さんの講演会でもチラッと登場したのではなかったか。 船川未乾が装幀した『山海經』川田順（大正十一年一月一日東雲堂書店）裸本。拾ったのは下鴨か知恩寺のどちらか、その折に紹介したよう
- 『譯詩集 北方の竪琴』富士川英郎
- 2016年03月03日08:16
ドイツ文学者である富士川英郎の譯詩集。 『譯詩集 北方の竪琴』富士川英郎（一九八八年八月二十日小澤書店）限定1200部の736番。 あとがきに、≪私がこれらの詩を翻訳したのは、その旧いものはほぼ五十年前、最も新しいものでも二十年前に遡る。いはば
- 『失われたファウナ』
- 2016年03月02日08:39
富士川英郎の小澤書店本から。 『失われたファウナ 消間（門の中は月）詩話』富士川英郎（昭和五十五年一月三十日小澤書店）。 帯文に、≪ファウナ（Fauna=動物群）――古今東西の詩歌の森を逍遥し、木洩日のなかに少年の日を回想し、失われゆくものの躍
- 富士川英郎の小澤書店本
- 2016年03月01日08:19
神奈川近代文学館では、現在「文人学者・富士川英郎展」が開催されているらしい。その富士川の『續々・思出の記』を頂戴した。深謝。 昭和十年に旧制第六高等学校のドイツ語の教師から昭和四十四年に東大教授を退官、同年玉川大学に移り、昭和六十一年に芸
