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日記一覧
- 『coto』キトラ文庫
- 2016年01月31日08:33
一昨日、天三のＴ書店を訪れたらキトラ文庫の『coto』が二冊あった。 『coto』19号（2010年2月1日）20号（最終号2010年12月18日）、各冊80円也。持っているかどうか定かでない場合は拾っておくべしです。 19号と20号の目次、林哲夫「古書へんぺん記」
- グリコ文庫
- 2016年01月30日07:57
昨日は雨の中を大阪古書会館へ。地下鉄堺筋線のトラブルで阪急京都線も淡路あたりで電車が数珠つなぎ？だったかどうかは知らないが、ホームに入っていた特急に乗るもまったく動かず、半時間以上も遅刻することになった。雨のせいもあったのでしょうお客さん
- 『加藤一雄の小説』
- 2016年01月27日08:37
三月書房さんは今年も『加藤一雄の小説』（用美社）に触れている。http://3gatsu.seesaa.net/article/432939667.html≪2006年「近刊のお知らせ」07年「ついに出る」09年「こんどこそ出る？」同年「年内に出るかも？」11年「今年も近刊のまま」12年「今年も
- あたふたばたばた
- 2016年01月26日08:25
ヒマジンのはずがこの二三日あたふたばたばたしてニッキを書くことが出来ない。それでもあいまをぬって秋聲の短篇を六編ほどは読んだ。全集第二巻は明治39年から大正4年までの作品を集めてあり、日露戦争当時の雰囲気を伝えるものがいくつか入っている。
- 谷崎潤一郎『私』全国書房
- 2016年01月24日08:29
『秋聲全集第一巻』を読了。続いて第二巻へ。 一昨日ある方の≪趣味展にて。谷崎潤一郎『私』全国書房。パッと見よくある本だが、実は『谷崎潤一郎先生著書総目録』未掲載。限定千部、印刷署名入で、発行日と定価が異なる。≫というツブヤキを見てアレと
- 『石人』天野隆一
- 2016年01月23日08:26
街の草さんで見つけた詩集にちょいとなじみの痕跡が。 この線は、杉山平一さん。その詩集の束は杉山平一旧蔵本のようで、献呈署名本も含まれていた。 『石人』天野隆一詩画集（昭和50年9月1日文童社）。杉山さんが○印をつけていた詩を一篇。 「昨
- トンカと口笛
- 2016年01月22日08:30
きのうはさんちかへ。一時間半ほど粘りましたがこれというものが買えませんでした。欲しいものはあったのですが懐と折り合いがつかずトンカ書店と口笛文庫から一冊ずつ。 刊行当時なぜ買わなかったのかよくわかりませんが、とにかくもっていないようなので
- 雪です
- 2016年01月20日08:24
『秋聲全集第一巻』の「雲のゆくへ」を読了。明治時代、華族の没落物語です。絵描きの娘咲子が気に入りました。叔父にあたる妾腹の子爵の弟に焦れて、浦賀の西岸から東岸へ舟を漕ごうとして流されてしまうあたり、哀れな話のはずですが、なんともユーモラス
- 「…ので。」
- 2016年01月19日07:56
五反田遊古会と石神井書林さんから目録が届く。 ≪『障子のある家』尾形亀之助 炉書房版 昭和23年。副題「あるいはつまづく石でもあれば私はそこでころびたい」。昭和5年、私家版として刊行された同書の復元版。奥付では昭和5年を初版とし本書を再版とし
- 『樹林237号』
- 2016年01月18日08:00
ツイン２１の即売会、Ｙ書房弟店から二点。 『樹林第237号』（1984年12月30日発行人小島輝正、編集人高村三郎）。大阪文学学校の雑誌。 足立巻一さんの詩「インドカレー」と中尾務さんの「寺島珠雄著『西山勇太郎ノート』小見」が載っています。 足立さ
- 「筆者・京大人文科学研究所員」
- 2016年01月17日08:17
昨日のツイン２１の即売会は土曜日でもありかなりの人出、広い会場をうろうろしてちょこっとだけ拾う。 『思想の科学 1960年12月号』、この頃は中央公論社の発行。目にとまったのはこちら。 「現代の復讐者・松本清張」山田稔。「筆者・京大人文科学研究
- 第一巻から
- 2016年01月16日07:49
『秋聲全集第八巻』の残り八篇を一気に読んでしまいました。妻に先立たれた後の子どもたちのことを書いた作品が並んでおります。目をひくのは長男一穂との関係で、息子でありつつ友人でもあるような独特さ、一穂の本も読んでみたい気がいたします。 次をど
- 秋聲傳が
- 2016年01月15日09:52
昨日は秋聲を「白い足袋の思出」一篇しか読むことができなかった。若いころの「蘇川」という友人との共同生活のことが書いてあるのだが、この人物が誰かわからない。モデルが誰であろうといいではないか作品がすべてだ、と云われれば別に反論するつもりもな
- 「先生」の「お土産」
- 2016年01月14日08:01
昨日も『秋聲全集第八巻』、「部屋、解消」と「和解」を読みました。前者は秋聲が庭にアパートを建てる話、後者は泉鏡花と和解する顛末で、同じ尾崎紅葉門下で考え方の違いから疎遠になっていた二人が、鏡花の弟泉斜汀（豊春）が秋聲のアパートに転がり込ん
- 「膝へ箱を載せたとき」
- 2016年01月13日08:58
引き続き『秋聲全集第八巻』をさろん天地さんの書皮にくるんで読んでおります。 秋聲の小説には花柳界が頻繁に出てまいりますから専門用語？を知らないと理解できないところがしばしばて困惑してしまいます。≪彼は遊びの経験もなかつたので、地で行くより
- 冬籠で音楽
- 2016年01月12日08:58
古本では持っていることを忘れてまた買ってしまうということが、よくとは云わないまでもままあるわけですが、ＣＤはマメに集めていた時期が随分前のことなので、さらに何があるのか分からなくなっています。これなどもそうです。 ハイドンの「十字架上のキ
- 康成から秋聲
- 2016年01月11日07:38
『愛する人達』川端康成を読了。九篇の短篇が収録されておりまして、どれも名篇ではなかろうかと思いました。 臨川版『秋聲全集第八巻』を読み始めました。「勲章」と「チビの魂」の二篇を読んだばかりですが、これもよろしいなあ。（なんでもかんでも「
- 『合図』川崎彰彦
- 2016年01月10日08:25
この春には、川崎彰彦さんの新しい本がでるのだし、第三詩集も読みましょう。 『合図』川崎彰彦（1992年11月5日編集工房ノア）。「二度目の脳卒中に倒れて以後の作品」がおさめてある。「老女と花と雲雀」 梅雨どきの午前 いい風のはいる廊下の談話
- 『二束三文詩集』川崎彰彦
- 2016年01月09日09:56
『竹藪詩集』をよんだら、もう一冊も。 『二束三文詩集』川崎彰彦（1986年2月26日編集工房ノア）。一回目の脳内出血で倒れたころに書かれた、川崎さんは「詩のごときもの」といっている。この中から一篇。 「へんなおばさん」 ひらひらと月光の降
- 『詩の鉛筆手帖』
- 2016年01月08日07:57
こんな書皮だったかなあ。 さろん天地さんから届いた今年最初の注文品。 『詩の鉛筆手帖』菅原克己（一九八一年七月十日第二刷土曜美術社）カバー帯、装絵は著者。背焼けとか小口汚れとか書いてあったけど、売上カードがはさまったきれいな状態で、さす
- ついとう
- 2016年01月07日08:20
ピエール・ブーレーズが亡くなったそうです。９０歳。作曲家としての作品のＣＤはもっていないけど、指揮者としてのＣＤは何枚かあります。 ストラヴィンスキー『春の祭典』ピエール・ブーレーズ指揮クリ―ヴランド管弦楽団を聴く。 ボーズのＣＤ＋アンプ
- 初詣
- 2016年01月06日07:55
古本初詣はＴ書店本店にいたしました。初でもありますから、均一本ではないこちらを。 今日の詩人双書１『山本太郎詩集』大岡信編集（一九五七年三月一○日書肆ユリイカ）。ずいぶんユリイカ本には出会っておりませんでした。千円未満ならいいでしょう。こ
- 爺（ばあ）さん？
- 2016年01月05日07:40
谷崎から川端に戻りまして、こちらから「伊豆の踊子」を読みました。何十年ぶりでしょうか。≪「いい人ね」 「それはさう。いい人らしい」 「ほんとうにいい人ね。いい人はいいね」 この物云ひは単純で明けつ放しな響きを持つてゐた。感情の傾きをぽいと
- 中途半端その二
- 2016年01月04日07:50
『少将滋幹の母』谷崎潤一郎を読了。よろしいなあ。 中途半端で思い出したので。 『初版本』の創刊号から３号まで。４号で終刊。こちらも人魚書房でした。
- 『少将滋幹の母』谷崎潤一郎
- 2016年01月03日08:34
最初の読書はこちら。 『少将滋幹の母』谷崎潤一郎（昭和五十三年八月十日三十四刷新潮文庫）。この小説は昭和二十四年十一月から翌年の五月まで毎日新聞に連載されたが、一般の新聞小説と違って原稿はすでに出来上がっており完成された上で発表されたとの
- 中途半端
- 2016年01月02日07:57
生来のものなのか中途半端に終っている蒐集がいくつもある。むしろそんなものばかりかもしれない。 『人魚通信１』（２００３年１１月１５日人魚書房）限定２００部。２号で終刊だから揃っていてもおかしくないのだが、なぜか２号を手にするに至らなかった
