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日記一覧
- 再読
- 2015年04月30日08:28
『取り替え子 チェンジリング』大江健三郎を再読。図書館から借りて返却期限の二週間のあいだに二回も読むなんてことは異例中の異例。もともと粗雑な頭がさらにまだら模様になっているからだろう理解するのにてまどるのだった。≪きみはいま、自分の小説が
- 「新風土記叢書」
- 2015年04月29日07:57
四天王寺のシルヴァンさんの百円均一で表紙と背がが外れた『日向』中村地平（昭和十九年六月十五日小山書店）を見つけた。「新風土記叢書」の中でこれは未所持のはずと頂戴してきた。ボンドで背と表紙を補修、いつになく巧くいきました。 ところで、『日向
- 「仮想VIKING５０号記念祝賀講演会に於ける演説」
- 2015年04月28日08:20
富士正晴記念館から『富士正晴資料整理報告書第２０集 仮想VIKING５０号記念祝賀講演会に於ける演説 富士正晴』（平成二十七年二月二十八日）を頂戴した。 『VIKING』の第５０号（１９５３年１２月）から第５６号（１９５４年１０月１５日）まで７回に亘
- 再訪
- 2015年04月27日07:24
一色文庫で雑誌を三冊。 『文藝 第四巻第十号』（昭和二十二年十一月二十日河出書房）。花森安治の表紙がいい。「文藝」の字も花森なのでしょうね。 『小説新潮 第三巻第一号』（昭和二十四年一月一日新潮社）。表紙は猪熊弦一郎。十和田操がうれしいで
- 四天王寺初日
- 2015年04月26日07:01
四天王寺の古本まつり、お店の数が減っているような気がします。それと、各店の均一台も小さくなっているような。前は均一台を見るだけでずいぶん時間がかかったと思いますが、一時間もあれば一回りできてしまいます。あるお店の三冊５００円台から苦労して
- 一色文庫
- 2015年04月25日07:30
四天王寺の古本まつり会場の手前に一色文庫がある。昨日は９時半前に覗いたらすでに開けておられた。５月には高津へ移転されるとかで、古本まつりにあわせて２９日まで全品百円均一になっていた。昨年秋に消えた四天王寺の均一台がこちらで復活したかたち。
- 『洋樂夜話』太田黒元雄
- 2015年04月24日07:09
音楽のお勉強。 『洋樂夜話』太田黒元雄（大正十四年一月廿五日三版第一書房）裸本。 今日から四天王寺の古本まつり、これで三週連続で金曜日に古本の顔を拝むことに、いや来週の金曜日も勧業館が始まるのだった。でもこれは初日には行けない。昨年はパス
- 『黒眼と青眼』佐藤英之輔
- 2015年04月23日07:10
その昔に装幀だけで拾ってきた本がある。 『長篇少年物語 黒眼と青眼』佐藤英之輔（昭和十八年八月廿五日文江堂）、カバー欠裸本、装幀丹生公男。 これまで開きもしなかったのだが、「はしがき（父兄への言葉）」を読んでびっくりした。≪かかる英米思想
- 一年前
- 2015年04月22日08:19
『取り替え子』大江健三郎を読み終えた。ひととおりと言った方がいいのだろう。わからないところがいくつもあるような気がしているから、図書館に返すに間があることだし、もう少しあちこち読みかえしてみようかと。 金曜日からは四天王寺の古本まつり、一
- 『感想私録』堀口大学譯
- 2015年04月21日07:36
大学本もすぐにはでてこないが文庫が一冊あった。 『感想私録』ボオドレエル・堀口大学譯（昭和二十一年四月二十日小學館）、装幀向井潤吉。元本は昭和八年に第一書房から三方金の革装本で出ているようだ。 この本には、昭和２１年４月３０日付のこんなハ
- 訂正など
- 2015年04月20日05:57
昨日の『季節と詩心』堀口大学でマリイ・ロオランサンに触れた文章は二篇と書きましたが、よく見るともう一篇「或る日のマリイ・ロオランサン」が収録されておりました。訂正しておきます。 ボロボロのカバーをつなぎ合わせました。なお、この本の装幀者は
- 『季節と詩心』堀口大学
- 2015年04月19日07:18
古書会館のもう一冊は、はじめての大学本。 『季節と詩心』堀口大学（昭和十年八月八日第一書房）。カバーがボロボロですが、３００円なら仕方ないでしょう。≪二十年ほどの間に書きためた随筆感想の類を集めて、今度この一冊にまとめてみた。この種の著作
- 『本の手帖 創刊号』
- 2015年04月18日07:12
大阪古書会館の「たにまち月いち 古書即売会」。いつもの古書Ｙさんや古本Ｋさんの顔がなぜか見えなかった。Ｋさんはたぶん東京だろうが、Ｙさんはどうしたのかしらん。 厚生さんが『本の手帖』を大量に出していたので一冊だけ。 『本の手帖 創刊号 フ
- てごわそう
- 2015年04月17日07:40
図書館に『江藤淳と大江健三郎』を返して文庫棚をみたらこれがあったので借りてきた。 『取り替え子 チェンジリング』大江健三郎（講談社文庫）。小谷野先生は「変型私小説」と書いていたかな。たしかに「序章」は義兄でもあった伊丹十三の死から始ってい
- 途中下車
- 2015年04月16日07:03
日本の古本屋に出ていて、こちらが手を出せる範囲なのでついつい注文した、というかしてしまった。 『運河の岸邊』リンゲルナッツ、板倉鞆音訳（昭和十六年三月廿五日第一書房）。カバーが付いているというのがみそであります。カバー付が存在することは聞
- とりあえず
- 2015年04月15日07:06
『江藤淳と大江健三郎』小谷野敦を読了。小谷野伝記はできたら身近に置いておきたい。久米正雄しか手元にないがそのうち揃えよう。 さて、次は何にするか、机の横には待っている本がいくつもあるけど、とりあえずこちらを。 『文壇無駄話』近松秋江（昭和
- 大江健三郎の本
- 2015年04月14日07:16
返却期限が迫ってきたのでせっせと『江藤淳と大江健三郎』小谷野敦を読んでおります。ふんふんそういうこともあったと思いだしたり、知らんかったなあと新しい知見をえたり、もちろんその方が多い。江藤淳はほとんど読まなかったが、大江健三郎はそのむかし
- 『春泥集』与謝野晶子他
- 2015年04月13日07:59
引き続き３００円均一から。こういう本があると買ってしまう。 『春泥集』与謝野晶子（明治四十四年一月廿三日金尾文淵堂・杉本梁江堂）。藤島武二装幀画、口絵木版は中澤弘光。序「春泥集のはじめに」は上田敏が書いている。≪日本歌壇に於ける与謝野夫人
- 『ゴー・ストップ』貴司山冶
- 2015年04月12日07:37
街の草３００円均一台から。 『プロレタリア大衆小説 ゴー・ストップ』貴司山冶（昭和五年四月一日中央公論社）。日本の古本屋で調べると「労働大衆版」、「改訂版」など何種類も出てくる。どうも発禁になった本のようだが、奥付が初版になっているからと
- 『孤独な泳ぎ手』衣更着信
- 2015年04月11日07:43
神戸サンボーホール、生憎の雨にもかかわらず沢山のお客さんでした。 目録から街の草さんに注文していたのはこちら。 『孤独な泳ぎ手』衣更着信（一九八三年十一月刊 書肆季節社）装訂政田岑生。前々から欲しいと思っていてなかなか出会えなかったので嬉
- 今日は神戸
- 2015年04月10日07:58
東秀三の『足立巻一』は、足立の著作から引用する形でその生涯を追っている。足立の単著『宣長と二人の女性』（昭和１８年）から『日が暮れてから道は始まる』（昭和６２年）まで順に２７まで番号を振り、引用部分の後にその数字が記してある。巻末の参考文
- 『足立巻一』東秀三
- 2015年04月09日08:45
きのう、高橋輝次さんのことに少しふれた。そうしたら偶然にもお手紙（fax）を頂戴したので驚いた。それによると、もうすぐ刊行される札幌の古本屋須賀屋さんの二冊目の著書『さまよえる古本屋』（燃焼社）の編集を高橋さんがされたそうで、明日からのサン
- 『神戸』東秀三
- 2015年04月08日11:27
少し前のオークの古本市で一冊だけ買った本。 『神戸』東秀三（１９９４年８月１４日編集工房ノア）。創元社の編集者であった東秀三については、東の部下でもあった高橋輝次さんの『ぼくの創元社覚え書』（龜鳴屋）に詳述され、この本も「VIKING」や「関學
- 鍋井の小説
- 2015年04月07日08:39
『秋江随筆』を読了。紀行文や作家との交遊を綴った文は面白いが、時評めいた文章はモヒトツでした。やっぱり小説かな。 同じ金星堂随筆感想叢書を数冊引き出して『文藝夜話』宇野浩二（大正十一年六月十五日）をひらいて「文藝閑話休題」を読んでいたら、
- 『世界のピアニスト』吉田秀和
- 2015年04月06日07:23
ツイン２１の帰りに天三のT書店を覗いた。一冊だけで物足りなかったこともあるが、T書店の棚で秋声のある本を見かけたように覚えていて、それを確認したかった。残念ながらこちらの記憶違いで棚には復刻版の『縮図』しかなかった。そのとき外の５０円文庫台
- 『詩集 E夫人』谷沢辿
- 2015年04月05日07:29
ツイン２１、ここ二、三回はサロンTさんにお世話になったが今回は拾えず。それでもY野（弟）さんで一冊。 『詩集 E夫人』谷沢辿（１９５９年７月２５日昭森社）献呈署名入り。積極的に探していたということではないが、『死んでなお生きる詩人』北川朱実
- 「高等アイスクリーム！！」
- 2015年04月04日08:24
『秋江随筆』に「京の夏」という随筆があって、大正八年頃の京都の風景を写している。秋江が宿していたのは、≪先斗町の妓楼を真正面に眺める鴨涯の東岸、疏水の流れを座敷の前にした縄手の通り≫で、≪疏水の碧流と加茂の川原との間の土手の上を三條大橋の
- 図書館のお世話に
- 2015年04月03日07:48
１日から開催されている「サッちゃんの阪田寛夫と富士正晴と」展�兇帽圓辰討�た。今回は阪田寛夫最初の小説集『わが町』の富士の感想から『土の器』による芥川賞受賞、そして富士正晴の亡くなるまでの二人の手紙を中心にした交流が展示されている。阪田宛て
- 『秋江随筆』近松秋江
- 2015年04月02日08:27
今年度最初の本。宇野浩二が「近松秋江論」で秋江の紀行文をほめていたから読みたいと思っていたら、F書房の目録にこれがでていた。 『秋江随筆』近松秋江（大正十二年六月廿五日金星堂）、随筆感想叢書の一冊。こちらには少々値がはったが、このところF書
