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日記一覧

「熊にまたがり」
2014年11月30日07:46

 月の輪書林の目録には、いろんな知らないものがのっている。寺島珠雄『私の大阪地図』と川崎彰彦『私の函館地図』の異装版とか、見たことありません。また、川崎さんの寄稿した雑誌も数点出ていたので、いちおう『脈80号』の中野朗作成年譜と照らし合わせ

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槐多
2014年11月29日07:33

 『山本鼎評伝』のなかで印象的なのは、村山槐多のことが書かれたところだろうか。槐多は鼎の従兄弟(鼎の母の妹が槐多の母)にあたり中学時代からその絵の才能を高く評価して応援していたが、貧窮のうちに23歳で死んでしまう。フランスに鼎が居る時も≪槐

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『小さな星』続き
2014年11月28日07:11

  森銑三の著作集をあれこれ出してきたついでに、月報を一冊に綴じてながめていたら、こんな写真が載っていた。 「高崎市東小学校教員時代の森先生」(月報12 昭和49年6月)。この子どもたちが童謡(自由詩)を書いていたのですね。(「東」小学校と

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『小さな星』
2014年11月27日08:47

 『山本鼎評伝』小崎軍司を読了。 気になったのはこんな件である。山本鼎が児童自由画教育運動を進めていた大正十年(1922年)≪二月になると長野県更級郡の松代小学校で講演し、十八日には金井正を伴って高崎市へ出かけた。児童画を審査し、二十日には

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『生きる水』高塚かず子
2014年11月26日08:29

 生きる水』高塚かず子(一九九四年四月一日初版第二刷思潮社)。こちらには未知の詩人、でもH氏賞も受けた人であるらしい。先日のオークで、一冊だけではあまりにさびしいので拾ってきた。≪1946年、島根県生まれ。先祖に鬼がいたそうです。≫と裏表紙

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保昌正夫『牧野英二』
2014年11月25日07:10

 『追悼松本八郎』の「(附)EDI本書目」のはじめは、「エディトリアルデザイン研究所の本」として、1保昌正夫『牧野英二』、2小沢信男『亀山巌』、3曾根博義『岡本芳雄』、4多川精一『太田英茂』がでてくる。そして、松本さんの文章がひかれている。≪

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ノドアキ
2014年11月24日07:14

 松本八郎さんが『古書通信』で紹介された「蒼樹社〈世界詩人叢書〉」は、昭和二十年代前半の時期に出された枡形の詩集である。一冊だけ架蔵している。 『ヘルデルリーン詩集』吹田順助譯(昭和24年10月15日再版蒼樹社)函欠。和紙で作られたからだろ

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『追悼 松本八郎』
2014年11月23日07:45

 しばらく前に、『田端抄』を毎号頂戴したお礼の手紙をだしたのだったが、その矢部登さんから冊子が届いた。深謝。 『追悼松本八郎』(百部非売品)。目次はこちら。 中尾務さんと矢部さんが追悼文を書き、『サンパン』の総目次とEDI本書目も付いている。

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『大道無門』
2014年11月22日07:47

 百円均一台がないと調子が狂うのですねえ。オークの古本市、シルヴァンさんが均一台にしていたのでそこから一冊だけ。 『大道無門』里見トン(昭和二十二年三月十五日山根書店)200円。この時代にしてはカバーもきれいに残っている方でしょう。後で気付

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 中田昌秀の湯川書房本を前から一冊持っていたのでした。 『笑解 現代楽屋ことば』中田昌秀(昭和五十三年十月十日湯川書房)。 見返しはこんな感じです。 ねんのために奥付も。 スッキリといい雰囲気です。 中田昌秀はほかにも何冊か湯川書房から本を

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