モーツァルトの「交響曲第４０番」には、僕にとって特別な位置を占める演奏が３つありました。過敏というべき極度の鋭敏さが唯一モーツァルトその人の水準に届いたと感じさせたシューリヒト／パリ音楽院Ｏ、徹底的に余剰を廃し炎を封じたダイヤのごとき音の

続きを読む

　紅蓮の炎と恐怖の闇に蹂躙され、終わりなどないとさえ思えた夜がついに明けた。だが煙る朝日に暴かれた惨状に、一同は呆然と立ち尽くすばかりだった。　倉庫に蓄えられていた保存食をはじめとする各種物資は灰燼に帰し、風車を奪われたことで電気を得るすべ

続きを読む

＞おまえには失望させられたぞ。ゼットンナノ遺伝子を与えられた身でありながら、戦いのセンスのなさゆえにその可能性を引き出すことができぬとは。いっそこのまま死んでもらって、代わりを探したほうが早いかもしれん＜　その言葉に、途切れかけていた意識を

続きを読む

アバドという人は僕の中で微妙な位置にいる指揮者です。初めて聴いたのはＬＰ時代、ロンドンＳＯと収録したメンデルスゾーンの「スコットランド」「イタリア」を組み合わせたデッカ盤で、スタイリッシュな演奏に好感を持ちましたが、続いて買ったストラヴィン

続きを読む

　ぎらつく目で上空をねめ上げる火竜の視線の先で、もつれあうように螺旋を描きつつ上昇してゆくＵローダー。いらだつ火竜が吐き散らす炎をすれすれでかわす３機を見上げるヒナの脳裏に、とある言葉が甦る。＝Ｕローダーの舵は重いんだ。ヒナじゃとても扱えな

続きを読む

『私的ゼロ外伝合作場』コミュにおける綾華☆☆様の物語に更新がありましたのでお知らせいたします。機械将軍を撃退した光の国の３人の勇者たち。そして惑星ベラの最奥へとたどり着こうとするゼロたち３人という展開です。日記の公開設定の関係上、本文を僕の

続きを読む

『隻眼の邪法師』〜アルデガン外伝７〜第１０章　禁断の魔牢　その１　地下深くの通路の脇に刻まれた魔法陣が光を放ち、よろめき出ずる傾いだ影。姿勢を崩しつつも、血走ったその隻眼の緑の瞳が岩肌が剥き出しの通路の奥を貼りつくようにねめつける。やがてざ

続きを読む

『私的ゼロ外伝合作場』コミュにおけるケロンパ！ゴン様の物語が更新されましたのでお知らせいたします。人々を同化する樹木の怪物との死闘という展開。どうぞご覧ください。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

続きを読む

今日のＭｉｘｉで数人のマイミクさんが、先日総選挙が終わったばかりのアイドルグループＡＫＢ４８の投票券つきＣＤが大量に投棄されているとの報道に呟いておられ、なんとも悲しく思いました。ついこの春までは全く接点のなかったＡＫＢですが、３月に封切ら

続きを読む