<初代ゴジラの骨への冒涜にいたる半世紀 その2> 『ギドラ』におけるゴジラ、というより怪獣の設定はシリーズ半世紀の歴史の中でも類例のないものです。もともと怪獣という存在自体が架空のものなのに、ここではゴジラはある種の怨霊として、護国聖獣と称
<初代ゴジラの骨への冒涜にいたる半世紀 その1> 『逆襲』からほぼ半世紀にわたり、戦争のイメージを封印された状態でゴジラ映画は作り続けられました。自己の存在を規定する重要な要素の1つを封印されたゴジラというキャラクターは、その欠落を補うかの
<以後のゴジラ映画の歩みを定めたのはむしろ『逆襲』か> 『逆襲』を『ゴジラ』と並べてみると共通点も多いゆえに違いがかえって際立つ印象があります。『ゴジラ』に比べると得体の知れないものへの不安がまず希薄です。怪獣の出番も妙に少なく間延びした感
<『逆襲』は『ゴジラ』の反省から生まれたのではないか?> 『ゴジラ』に関する反応の記録は評論家の記事(あまり好意的とはいえず、ゲテモノ、おおげさ等の論評が目立ちます)や観客がいかにこの目新しい映画に驚いたかを伝えるものが多く、この映画が人々
<『ゴジラ』は歓迎された映画だったか> 昭和29年に公開された『ゴジラ』は我が国初の本格的怪獣映画であり怪獣映画というジャンルを築き上げ以後50年にわたるゴジラ映画の礎となった作品であることは周知のとおりですが、初めてこのような架空の存在を
2月が伊福部昭氏の亡くなられた月であるためか、突然ゴジラ映画のことを思い出しました。それもモノクロの1作目2作目のことを。 戦後10年たっていない時代に作られたこの2作は国民の大多数が戦争体験者である時代に作られたものであり、高度成長期の
コミックガンガン誌上に連載されていた「ヴァンパイア十字界」が終了しました。ここ数年これが読みたいばかりに分厚い月刊誌を買っていましたが、それも終わりになりそうです。原作者と作画家のいいところばかりがかみあって、いろんな意味でコミックとして
ひるゴンさんにザウルスの話をして、ふと気になって電器店をのぞいてみると、どうもモデルチェンジが止まっているらしく、それどころかもう店頭に置いていない店もかなりある状態になっているのに驚きました。最初にこのリナックスを積んだモデルにお目にか
前にミニコンポの話をしましたので、今回は圧倒的多数の人々が音楽を聴く道具として使っているこのランクの機械の実力について、僕の思うところを述べてみたいと思います。 まず、オーディオで音楽を聴くということはどういうことかを考えてみると、機械よ