あっと言う間の1年、早々と来年の年賀状の用意です。8日からの東京墨田区での展示・ワークショップの年賀状コース用として教材がやっと完成しました。9月から書店で年賀状の本が並びだし、ショッピングモールには印刷の受付が始まり、無茶苦茶焦りながらの
先般終了した白鳳展で間近に拝観できた當麻寺の持国天像、迫力でした。実際のお堂では、正面の不動明王さん、本尊の塑造弥勒仏、そして四天王さんが所狭しと並んでおられ、一気に視界に飛び込んで来て、なかなか集中できません。今回ほぼ360度ビューで堪能で
昨夜はスーパームーンの十六夜、途中から雲がでてきましたが綺麗なお月様でした。ご近所で飼われているのか、涼やかな澄んだスズムシの声が聞こえてきます。月とスズムシ、なんとなくこんな雰囲気で音を奏でていたらいいなァと想像したイメージで作品にしてみ
唐招提寺さんでの観月会、毎年行っておりますが、昨日は突然の来客もあって行けずじまいでした。今日アップした作品は数年前の観月会で見つけたモチーフです。このとき、スケッチブックを持参したのですが、この鑑真和上御廟への参道は暗くて、足元も覚束ない
興福寺東金堂で毎年行われる宝蔵院流の槍術は、以前からモチーフになるなァと思いつつ月日が流れていました。今年になって宗家さんとご挨拶する機会があり、今年こそ出かけて行くぞっとスケジュールを調整していましたが、飛び込みの用件で行けずじまいです。
毎朝の民俗公園のウオーキング&発声練習で、週に一度ぐらいランニングをされる方に追い越されます。昨年、奈良マラソン10キロにエントリーし、その練習で走ってわかったのですが、アップダウンがあって苦しいコースです。そのコースを驚くほど一定の速さで走
蔵王権現さんは、役行者が祈り出した日本生まれの仏様です。三井記念美術館ホームページには現在開催中の「蔵王権現と修験の秘宝」で、9月23日まで吉野如意輪寺の蔵王権現像が展示されていたと書かれています。そして、奈良まほろば館では、本日から「「蔵王
師から「目の前にあるもの、すべてモチーフに成り得る」との教えを受けていますが、たとえ眼に入っても「これは無理!」と思ってしまうものも中にはあります。たとえば、栗もその1つでした。ウオーキングコース沿いに栗の木が生えていて、この季節実を付け、
7月18日から2ヶ月以上開催された白鳳展も本日が最終日です。今日は会場、混み合いそうな予感がします。薬師寺の水煙は古色処理された実物大レプリカが白鳳伽藍の東僧房に置かれていて見慣れていましたが、当然のことながら本物を目の当たりにすると、感動が
野中寺(やちゅうじ)の弥勒菩薩像は写真で目にしていましたが、これまで参拝ができていなかったので、今回が初対面です。童顔童子形でありながら、ちょっと厳しい表情と頬に当てた右手が正面を向いているのが、他の思惟像のポーズと違って新鮮に見えます。ぐ
アップの阿吽像の切り絵とは似ても似つかぬタイトルですが、昨日奈良女子大にて「錯体化学日独合同シンポジウム」が開催、配布されるレジメ表紙に切り絵デザインを提供した縁で招待状が届き、出席してきました。朝の9時から昼食をはさんで18時までキャンバス
今年も稲穂が黄金色に輝き出す季節です。沢山の穂を付けて、重そうに綺麗な放物線を見せて垂れる稲穂に朝日が射して、美しく輝いています。お百姓さんが丹精を込めて育てたお米、間もなく収穫の時期を迎えます。生まれ育った家では中学生の頃まで、自給自足分
奈良国立博物館に寄託されているこの仏像はこれまでも何度も見ています。今回、白鳳仏像がまとまって展示されていると、童顔やあどけなさなど共通点が多く、見慣れてしまいますが、その中でもこの仏像は別格です。頭部の大きさや少し眠そうな腫れぼったい瞼な
稲の穂が日々頭を下げるこの時期、田の畔に燃えるように彼岸花が咲きます。黄金色の稲穂を背景に真っ赤な花弁と細くて長い雄しべ、雌しべの花がかたまって咲いていると、燃え盛る炎のようにも見えます。これまでにも作品にしていますが、ついトライさせる何か
全体はクスノキの一木造りで頭髪や飾りなど一部分は乾漆という、今様に言えばハイブリッドです。髪を一本、一本丁寧に自然な状態で彫り上げるためにも必要だったのでしょう。美しいもの、意図通りのものを目指して、最適な材料・手法を駆使して像造した仏師の
正暦寺さんは人形供養をされているということで、娘たちが長く遊んでいた人形達を連れて家内と参拝しました。ただ、そのときは薬師如来像が秘仏と知らず行ったものですから拝観できず、孔雀明王や如意輪観音を拝観しただけでした。今回初めて間近でゆっくり拝
赤、青、ピンク、白…これぞ日本の秋の風景といえるコスモスが美しい季節です。奈良斑鳩の里、法起寺周辺は今年も綺麗です。ただ、コスモスが日本に入ってきたのは江戸末期と意外と歴史は浅く、万葉集では詠まれることは不可能でした。コスモスの花から英語の
今、奈良市のクロネコならTABIセンターで展示中の「白毫寺山門と萩」の作品についての問い合わせが複数ありました。中には「これ切り絵なの?」という質問もありましたので、制作工程を説明します。この時期、白毫寺山門前の萩は綺麗に咲き出し、山門の塀の漆
深大寺の釈迦如来像はこれまで写真で目にしていましたが、お寺が東京でもあり参拝できていませんでした。今回が初めて拝観でき、早速切り絵に。童顔でアルカイックスマイル、その中に知性を感じる素敵な像です。台座(椅子?)に両脚を前に垂れて座る倚座(い
この時期、数軒の家の庭から大きく枝を道路にはみ出して、黄色の大輪の花が咲きます。ドレープがあって、裾がパッと広がったロングスドレスを連想させるシルエットです。昔、家内がアートフラワーでこの花を苦心して作っていたとき、名前を聞いたのですが思い
集中豪雨で被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。本日から、奈良まほろば館では「〜錦秋に染まる南朝哀史の都〜吉野」のイベント開催です。テーマに合わせた作品は、金峯山寺蔵王堂近くにある南朝妙法殿と紅葉がモチーフのイラスト風切り絵です。足利尊氏
豪雨で大きな被害が出ています。被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。経験則は、状況が過去とあまりに変わると無効になってしまうと言われますが、今まさにその状態のようです。異常気象の原因は特定できないかも知れませんが、過去と間違いなく異なるの
萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花」と万葉集で詠われるように、秋の七草のトップにあげられる萩の花、彼方此方で咲き誇り出しました。ときどき頂く絵手紙でも秋の花の代表の1つとして描かれているのを思い出し
アルカイックスマイルと言うより、素敵な笑顔に誘われ、私も笑顔になりそうです。法隆寺の夢違観音様と雰囲気が良く似ているように感じます。鶴林寺にはこれまでなかなか行けなかったのですが、今回初めて拝観できました。ので、早速作品に。造像当時は青銅に
20年ほど前、種を蒔いた記憶もないのに、建屋から1mも離れていない庭の一角に木の芽が顔を出しました成長するにつれ、葉っぱの形が、元から植えていたサルスベリの葉にそっくりです。鳥か風が種を運んできたのでしょうか。その後成長を続け毎年この季節、
若々しさを感じる体に、超薄い衣を着て自然体で立たれる姿に時間を忘れてしまいます。もし衣の部分に触ったら、銅像でありながら、指先をスッと流れるような絹の触感を想像できるほどの衣の質感表現(再現)に驚くばかりです。この像の後方に東塔水煙が展示さ
民俗公園に薄ピンクや白の芙蓉の花が咲き出して目を楽しませてくれます。直径10センチ近くの大きな花ですが、朝咲いて夕方にはしぼんでしまうはかない命です。でも、木としては次から次に花を咲かせ、結構長い期間く咲き続けます。中でも酔芙蓉は朝咲き出し
法輪寺は、法隆寺から北方向に徒歩約15分ぐらいの所にあります。私が拝観したときは、畳が敷かれた明るい部屋で座ってゆっくり拝見できました。部屋に入ると「お帰り」と声をかけられた気がし、拝観者も少なく本当に寛げる空間でした。大きな水瓶を持って堂
いつもは厨子に入っておられて遠い上に暗いので、いくらオペラグラスを持参してもお顔の表情はきれいに見えません。まして、小さな脇侍の観音菩薩と勢至菩薩は、2躯並んでおられるのを確認するのが精いっぱい、そして光背に至ってはギブアップです。今回、3
先日、正倉院展グッズの打ち合わせに早めに出かけ、2度目の白鳳展を観てきました。そのとき、新たに受けたイメージから、いくつかの作品が出来ました。まずは、法隆寺の夢違観音様の真横からのお姿。お寺での拝観は基本正面からですから、真横から拝観できる