上野オークラで国沢実監督イベント。まず滝田洋二郎監督８１年のデビュー作「痴漢女教師」から観る。滝田組ミューズ竹村祐佳さん演じる、過剰な理想主義を掲げる女教師が起こすドタバタ。なぜか生徒のために美人局をすることになったり、入獄する生徒の親に

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　紀伊国屋サザンシアターで文学座「食いしん坊万歳！」を観る。正岡子規を描いた芝居で、知人が出演。私の子規についての知識は、野球の名付け親だということぐらい。この芝居も、子規が松山で中学生に野球を教えている場面から始まる。中学生に１人が、後の

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　神保町シアターで開催中の「あの時代の刑事」から、以前から気になっていた市川崑監督の１９５０年作品「暁の追跡」を観る。舞台は新橋の交番、池部良演じる警官を中心に、警官たちを点描する序盤、そこへ連れてこられる、何やら怪しい取引をしてきた男。こ

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　シネマート新宿で毎月開催されている「活弁！シネマートライブ」に初参加。佐々木亜希子さんの活弁と、永田雅代さんの生演奏で無声映画を上映する企画。　今月は「女装」。チャーリー・チャップリン監督、主演の１９１５年作品。浮気性の父親をたしなめよう

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　光音座へ遠出し、見逃していた旧作２本を観る。「兄貴と俺　ときめきのＫｉｓｓ」（原題『青春カタミチキップ』）は、２０１１年加藤義一監督作品で、この年のピンク大賞７位。中学の先輩と後輩の漫才師が主人公。題名通り、後輩の視点で描かれる。オーディ

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　上野オークラで関根和美監督の新作「寸止めスナック　めす酒場」を観る。光音座での舞台挨拶が気になったが、休みが取れず、今回は映画のみ。なかみつせいじさん演じる主人公のキャラクターがいい。プロ意識とだらしなさが同居し、惚れた女のために仕事を超

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　シネマヴェーラ渋谷で開催中のメロドラマ発掘の企画「愛と哀しみの迷宮」特集を観に行く。「わが望みのすべて」。１９５３年のダグラス・サーク監督作品。どさ回りをしているバーバラ・スタンウィックの三流女優は、故郷の田舎町に残した娘が、高校卒業記念

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　新文芸坐で「ホドロフスキーの虹泥棒」を観る。アレハンドロ・ホドロフスキー監督の９０年作品で、出演がピーター・オトゥール、オマー・シャリフ、クリストファー・リーと珍しく有名どころを揃えている。　下水道に住むホームレスで泥棒のシャリフが、実は

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　文京シビックホールで開催のキネマ旬報表彰式に、２年ぶり参加。例年通り１時間ばかり並び、どうにか前方の席を確保。　まず文化映画1位「ふたりの桃源郷」。この映画は、仕事で出入りしている映画関係の会社が関わっているので、公開時に観た。ポレポレ東

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　上野オークラで荒木太郎監督の新作「結婚前夜　やさしく挿れて」を観る。今回は男とその父親が、恋人の父親に結婚の許しをもらいに行く。そこでそれぞれの父親が、亡き妻の話を始める。ほぼこれだけの話だ。　いきなり無声映画風の演出に活動弁士風のナレー

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　キネマ旬報シアターで開催中のドキュメンタリー映画特集の中から、「人間爆弾『桜花』」を観る。庭園に佇む老人。しかしくつろいでいる感じではなく、違和感がある。老人は軍歌を歌い始める。この人は神雷部隊桜花隊の志願兵だった林富士夫さん。次の場面で

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