上野オークラで国沢実監督の新作「性鬼人間第一号 発情回路」を観る。連続して起きるレイプ事件。被害者は死亡するが、数時間後蘇り、他者を襲う。このセックスで感染するウイルスは、ゾンビ物を思わせるが、話は違った方向へ。 この題名は、いかにも特撮
シネマヴェーラ渋谷の古い外国映画の特集上映が毎回楽しみだ。今回はネオリアリスモ特集に通う。 「白い酋長」は、51年のフェデリコ・フェリーニ最初の単独監督作。地方からローマに新婚旅行に来た夫婦。夫は分刻みでスケジュールを組み、家名ばかり気に
下北沢「劇」小劇場でSPIRAL MOON「荒野ではない」を観る。平塚らいてうこと平塚ハルを中心にした、雑誌「青鞜」に関わった人々の群像劇。ベトナム反戦運動をしている晩年のハルのもとに、過去の人物が現れ、時代は20世紀初頭へ。この舞台転換
座・高円寺で燐光群「天使も噓をつく」を観る。主人公は女性のドキュメンタリー映画監督。メガソーラー計画が持ち上がっている南の島へ、自分の映画の上映会のためにやってくる。ところが映画にメガソーラー計画への批判が入っていたことで、公民館が
上野オークラで渡邊元嗣監督の新作「特務課の星 蜜乳コスプレ大作戦」を観る。ヒロインの女性警官は、変装というよりコスプレの試験、さらにハニートラップ用の実技試験に合格し、警視庁の特務課へ。続出する男がオネエ化する怪現象の捜査に当たる。 ワン
テレビを観なくなって久しいが、「放射能を浴びたX年後」など地方テレビ局のドキュメンタリーにはかなり見ごたえのある作品がある。その中でも秀作を次々生み出している東海テレビドキュメンタリーの特集上映中のポレポレ東中野へ行き、見逃していた「ホー
今日も明治神宮野球大会。高校の部決勝、履正社ー早稲田実業を観戦。1回、早実は清宮幸太郎がホームランして先制。評判の清宮を初めて見たが、ライト中段へ運ぶ豪快な軌道にしびれた。しかし履正社もすぐ同点。3回には安田尚憲が清宮とほぼ同じ場所に3ラ
神宮球場で明治神宮野球大会を観る。高校の部準決勝、福岡第一ー履正社。1,2回とチャンスを逃した履正社は、3回も1死1,3塁。ここでスクイズするが、投手正面でタイミングはアウト。ところが投手ががホームに悪送球し履正社先制。これで気落ちしたか、
ザ・スズナリでジャブジャブサーキット。正式な題名は、「猿川方程式の誤算あるいは死亡フラグの正しい折り方」。幕開けは彼女に浮気を見抜かれる男。そして自伝を出そうとする元やくざの組長と作家、行方不明の教授を探す研究員の女性と刑事、療養所に入っ
アップリンク・ファクトリーで「無垢の祈り」を観る。平山夢明の原作を、亀井亨監督が自主製作で映画化。亀井監督は「幼獣マメシバ」や「ねこタクシー」など、動物が絡んだテレビドラマの印象だが、今回は正反対の方向へ振り切っている。 主人公は小学生の
有楽町朝日ホールの「オケ老人!」の試写へ行く。以前バイオリンを演奏していた高校教師のヒロインは、地元の楽団の演奏に感動、再び音楽をやるべく入団を希望するが、間違って老人ばかりの楽団に入ってしまう。 演出のテンポがよく、あっという間に見せて
上野オークラで山内大輔監督イベント。新作の「人妻漂流 静寂のあえぎ」を観る。事故で娘を亡くしたヒロイン。夫と離婚し、地方の駅へ喪服に娘のランドセルを背負って降り立つ。立ち寄った弁当屋で働くことになるが、主人の家庭は崩壊状態。妻はキッチンド
阿佐谷アルシェで発条ロールシアター「フィーリアル」を観る。これまで公演を行っていたタイニイ・アリス閉館後は休止状態だったが、1年半ぶりの新作。前説がそのまま開幕に繋がる。ここで少し登場する主人公の奇妙さ。トラブルを金を出してやり過ごそうと
東京国際映画祭に行く予定はないが、その関連企画である復元映画コレクションを観にフィルムセンターへ。これは世界最大規模のUCLA映画テレビが復元した映画の特集上映。普段観られない映画のフィルム上映とはありがたい。 観た映画は「遅すぎた涙」。