今年もヒューマントラストシネマ渋谷で開催の「未体験ゾーンの映画たち2016」に通う。思わぬ作品に出会えたりして、この劇場のヒット企画だ。 「タイム・トゥ・ラン」。いきなりバスジャックから始まり、数日前に戻って状況を見せる。最近流行りの手法
ユナイテッドシネマ豊洲で「ボクソール・ライドショー」を見る。今最も好きな監督と言っていい白石晃士監督の新作。アイドル3人が、女の鳴き声が聞こえると言う廃校に潜入する。それを生中継で劇場公開する設定。撮影するのは、白石監督自演の「コワすぎ!
上野オークラで加藤義一監督の新作「ボインのお宿 熟女大宴会」を見る。寂れた旅館、長女の女将が若い男とカラみ、そこへ20年間東京へ行っていた次女が帰ってくる。そして自殺しようとしている男がやってくるが、次女が男を旅館ソムリエと間違えたことか
ユーロライブへ「ドリームホーム 99%を操る男たち」の試写へ行く。同じ題名のパン・ホーチョン監督の香港映画があった。あの作品も、家にこだわるヒロインが香港の物価上昇に翻弄され、殺人犯に転落した。多くの人は、家に対するこだわりがあるのだろう
SPACE雑遊で萬國四季協會「荒野の映写片」を見る。若林美保さん客演の舞台。登場人物が独白するオープニング。女は「王道楽土」「五族協和」の文句に惹かれてこの国に来た。話から時代は昭和20年とわかる。次に出てくる男が主人公。かつて憲兵だった
上野オークラで「ぐしょ濡れ イヴの生下着」(公開題『新妻本番 ぐしょ濡れ生下着』)を見る。珠瑠美監督の92年作品。不倫を繰り返す3組の夫婦の話だが、ただカラミのみで、感情は伝わらず。偶然の要素が多いのもがっかり。牧村耕次さんと、中満誠治名
シネマカリテでモンスターズ 新種襲来」を見る。ギャレス・エドワーズ監督が「ゴジラ」に抜擢されるきっかけとなった「モンスターズ 地球外生命体」の続編。怪物の胞子をつけた宇宙船が、中東にも落下。発生した怪物たちを、アメリカ軍は空爆。そこで民間
清水大敬監督イベントを見にマイミクさんとともに光音座へ。まず加藤義一監督03年の作品「兄貴と俺」。刑務所で横暴な刑務官に性的虐待を受けている青年と、それを助けた男が出所後にともに暮らすようになる。男はやくざで、敵の幹部を刺して服役していた
キネカ大森で「ターボキッド」を見る。気になっていた作品だが、レイトショーのみの公開だったので諦めていた。昼間の上映はありがたい。 文明崩壊後の近未来が舞台。2015年の作品なのに、1997年の設定。これは80年代に大量に作られた「マッドマ
シネマヴェーラ渋谷の「映画市場の名作」特集へ行く。この特集は好きなのだが、12月の忙しい時期に始まったりするので、なかなか通えない。今回はフリッツ・ラング監督の45年作品「スカーレット・ストリート」のみ。 エドワード・G・ロビンソン演じる
さいたま市民会館うらわで第15回さいたま市民演劇祭。休みが取れない時もあるが、出来る限り通っている演劇祭。 今年はホルヘーくらぶ「死神」。金儲け主義の病院をリストラされた医師が、強欲な妻に家を追い出され、自殺しようとする。そこに死神が現れ
今年最初のピンク映画を見に、恒例の上野オークラ新春イベントへ。今年の正月映画は、小山悟監督「痴漢電車 淫コースは夢いっぱい」。デビュー2年目で正月の痴漢電車とは、スピード出世だ。 ヒロインがプロ野球の二軍選手を応援する「ファーム女子」の設
TOHOシネマズ新宿で「007スペクター」を見る。私の最初の007体験は「ムーンレイカー」と、そのすぐ後に再映で見た「私を愛したスパイ」。私とにって007はユーモアを交えた大掛かりなアクションで、ジェームズ・ボンドはロジャー・ムーア。ティ
シネマート新宿で「タイガー・マウンテン 雪原の死闘」を見る。1946年、雪山に要塞を築き、略奪を繰り返す山賊団300人に、共産党軍30人が戦いを挑む。これは小説や京劇にもなっている実話らしい。 2015年末のニューヨークから始まるのが意外
今年最初の演劇は、毎年恒例の水族館劇場路上芝居「さすらい姉妹」。今年は上野公園で見る。題名は「ぢめんすれすれバッタもん」。バッタ物を売る集団。髪結いやクアラルンプール帰りの女、大企業を辞めた男がいる。時代は説明されないが、戦争を引きずった