■尾崎翠「第七官界彷徨」2016年2月第9刷河出文庫私は学生時代、花田清輝の読者だったので、彼が、尾崎翠(みどり)の「第七官界彷徨」を絶賛していた文章を、若き日に読んだ記憶がある。不思議なタイトルで、一度目にしたら、忘れられない。尾崎翠が、「第七
■外山滋比古「乱談のセレンディピティ」2016年6月扶桑社刊9/23休みをとって、9/22-9/25、また、故郷に老母を見舞って帰郷。幸い、老母は病院を退院したが、その道中で読んだ本。外山滋比古さんは、御歳、93歳ということで、89歳の私の母より年上だが、まだ、
■星野道夫「旅をする木」2013年第23刷文春文庫故郷の老母が、入院したというので、この連休は帰郷して、見舞いに行ってきた。本書は、その旅に携行した本。老母は、幸い、快方に向かっていて、ひと安心だが、老齢なので、離れて暮らしている息子には、心配は
■浦久俊彦「138億年の音楽史」2016年7月講談社現代新書またまた、すごい本に出会いました!本書は、並みの音楽史ではありません。なんと、138億年に遡るのですから。私は、新書ウォッチャーでもありますので、本書は、書店店頭で見て、なんだこれは!と手に
■養老孟司・南伸坊「老人の壁」2016年3月毎日新聞出版刊マイミクさんなら、私が養老孟司先生のファンであることを、先刻ご承知だと思われる。養老先生が書いた本なら、ほぼ無条件に手に取るほど、私淑している。書棚には、30冊以上蔵書しているし、ベッドの
■宮部みゆき「希望荘」2016年6月小学館刊昭和〜平成日本の語り部、宮部みゆきさんの小説に馴染んで20年くらいになる。現代日本で一番売れる作家さんは、男性なら東野圭吾さん、女性ならやはり宮部みゆきさんではないだろうか。宮部みゆきさんの小説は、時代
■山田航編著「桜前線開架宣言」2015年12月左右社刊副題は、“Born after 1970 現代短歌日本代表”。因みに、タイトルの「開架宣言」は、誤植ではなく、あえて「開花」を「開架」と言い換えています。一週間ぶりの読書日記となりました。この一週間は、出張