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日記一覧

■筒井康隆「モナドの領域」2015年12月新潮社刊作家にも旬があり、日本SF界のレジェンド、筒井康隆の旬は、1970年代ではないかと思っている。1970年代は、私は20代だったが、ツツイスト(筒井康隆ファン)であって、むさぼるように、彼の長編・短編のSF小説を

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■山折哲雄「『歌』の精神史」2015年11月中公文庫この本も、積読書からの虫干し。いつの間にか、積読していた。手に取ったのは、たぶん、なにか、ピピッと感じるものがあったのでしょうね。なにが手に取らせたかと、分析的に振り返ると、詩歌の伝統のことが書

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■平松洋子、谷口ジロー画「サンドイッチは銀座で」2014年10月第5刷文春文庫前回の読書日記から、積読書の虫干しをしているが、たまたま、本読書日記は、900回記念の回になってしまった!2006年7月から、mixi読書日記を初めて、足掛け十年。松岡正剛さんの「

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■三浦しをん「むかしのはなし」2015年12刷幻冬舎文庫紀伊国屋書店の1階文庫本売り場で、ずっと平積みにされていて、手に取って、積読状態であった本を、なにげなく読もうと思った。新宿の紀伊国屋書店は、文庫や新書、文芸書の売り場が2階にあるが、1階は

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■ヘルマン・ヘッセ、岡田朝雄訳「少年の日の思い出 ヘッセ青春小説集」2016年2月草思社文庫私にとっての、ヘルマン・ヘッセは、なんといっても、中学国語教科書に掲載されていた、「少年の日の思い出」である。本日の日記のタイトルの「甘美な少年時代の追

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■江上剛「会社という病」2015年12月講談社α新書現代日本では、自営業や公務員として生計を立てていらっしゃる方もおられるが、大半は、サラリーマンという形で、会社で働いているのでは。私も、大学を出るのが少し遅れて、24歳から会社で働き始め、もう36年

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■橋本治「いつまでも若いと思うなよ」2015年10月新潮新書タイトルを見て、自分に忠告されている気がして、ドキッとして著者が、馴染みの橋本治さんだったので、手に取った本。昔読んだ、山本夏彦さんのコラムで印象に残っている文章があって、それは、講演会

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■北康利「佐治敬三と開高健 最強のふたり」2015年8月講談社刊私の道楽読書日記の対象ジャンルは、多岐にわたるが、好きなジャンルのひとつに評伝がある。評伝とは、ひとりの人の生きざまを、ノンフィクションとして、あるいは、フィクションの粉もまぶして

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■橋本健二「居酒屋の戦後史」2015年祥伝社新書私は、酒を嗜み、酒に馴染んでいて、若年の頃のように大酒を飲むことはないが、「酒は百楽の長」だと、素直に思っている。社外の人と、仕事上の付き合いで飲む酒は、週に2回程度あるが、義務的で美味しくなく、

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