■猪瀬直樹「さようならと言ってなかった」2014年10月マガジンハウス刊副題は“わが愛 わが罪”。猪瀬直樹・前東京都知事が、辞任したのが2013年12月だったので、その後の沈黙を破って、約1年度に心境を語った本を読んだ。東京オリンピックの招致活動の真っ
■鈴木則文「下品こそ、この世の花 映画・堕落論」2014年11月筑摩書房刊表紙の上村一夫のイラストと、題名に惹かれて、手に取った本。・・・このような本は、新聞・雑誌の広告や一般的な書評にはとりあげられないので、(専門誌にはあっても)、紀伊國屋書
■竹内薫・丸山篤史「99.996%はスルー 進化と悩の情報学」2015年2月講談社ブルーバックス講談社ブルーバックスを手に取るのは、本当にひさしぶり。私は、学生時代は、文学青年だったが、子どもの頃は、科学少年で、小学校低学年のとき、お年玉をもらって百
■斎藤環「猫はなぜ二次元に対抗できる唯一の三次元なのか」2015年2月青土社刊手に取る本の情報は、私は、(一)に書店の店頭、(二)に新聞・雑誌の広告・書評、(三)にマイミクさんの日記等からだが、やはり(一)のウェイトが非常に高い。本書も、ほぼ毎週覗く、
■円城塔「道化師の蝶」2015年1月講談社文庫何か読む本はないかなと、書棚を開けたら、なんと円城塔の文庫本を2冊も買っているではないか!いつ買ったのか、忘れてしまったが、なんだか手が伸びたのですね。でも、円城塔って、未読の作家じゃなかったかなと
■養老孟司・隈研吾「日本人はどう死ぬべきか?」2014年12月日経BP社刊養老先生と著名な建築家・隈研吾さんの対談集を読了。私淑(私的に師と慕う)している養老先生は、1937年生まれだから、今年78歳になられるが、ご健在で、本もいっぱい書かれている。対
■堤未果「沈みゆく大国アメリカ」2014年11月集英社新書著者の堤未果さんは、岩波新書で出した、貧困大国アメリカ3部作で一挙に世に出た。第1作目の「ルポ 貧困大国アメリカ」は、日本エッセイスト・クラブ賞と新書大賞をダブル受賞。私は、第3作目の「(
■橋爪大三郎「面白くて眠れなくなる社会学」2014年12月PHP刊今から42年前、大学に入学した時、生協書籍部から、大学生になったら読む本という読書案内の小冊子が配られ、名だたる古典の書物が並んでいるなか、タイトルが眼に飛び込んできたのが、哲学者・