知人宅の庭で昨日紹介したキンシバイに似てゐてゐる花を見つけました。キンシバイにくらべて、背が低く草本性で、蕊はより細く沢山あります。花びらが捩じれ巴形の見へえるのでトモエソウと呼ばれます。花弁は5枚、花の中心に雌蕊があり、花柱の先が5裂して反
ご近所のキンシバイが(金糸梅)が満開です。花の形が良く梅に似ており、色が黄色であることが名前の由来です。キンシバイはオトギリソウ科オトギリソウ属の植物です。オトギリソウ属の植物は総称して「ヒペリカム」と呼ばれます。特に日本では、キンシバイが
緑地帯の中に市営のゲートボール場があります。その脇の空き地にゲートボールに来る人がいろいろな花を育ててゐます。家では育てられない大きく育つものや、変わった花がよく植ゑられてゐます。昨日覗いて見たら、葉がニンジの葉のやうで、レースのやうな純白
ご近所の庭先に見事なカシワバアジサイ(柏葉紫陽花)が咲いてゐます。カシワバアジサイは北アメリカ東部原産のアジサイです。葉に深い切れ込みが入り、柏餅を包むカシワの葉のように見へます。6月から7月に白い一重の装飾花を円錐形にまとめて咲かせます。装
花穂の周りに土星の輪の様に白い花がついて目立つ野草があります。江戸時代末期に渡来したヨーロッパ原産の帰化植物のヘラオオバコ(箆大葉子)です。細長いへら状の葉を水平から斜め上に放射状に伸ばします。その上へ茎を幾本もひょろひょろと伸ばして花の穂
緑地帯の日当たりのいい道端、荒地などにコバンソウ(小判草)がいっぱい群れてゐます。乾燥に強く、土壌の質を選ばないイネ科の野草です。ヨーロッパ原産で日本には明治時代に観賞用に導入され、帰化しました。本州中部以南に、世界では温帯地域の至る所に分
千里第4緑地の入口に「ヒメボタル情報」掲示板があります。昨夜の発光数が毎日更新されて掲示されます。今年は4/26に初見され、5/19までは20〜24ぐらい、5/20に突然1739に増えました。翌5/21に1739、5/22に1930と観測始まって以来の最大数が見られました。例
田舎の梅の木についてゐたフウラン(風蘭)を30−40年前に持ってきました。こちらへ移してから、10年ほど立って花をつけるやになりました。純白に薄紫が混じり、気品ある姿と香りです。フウランは日本原産のラン科植物のひとつで、着生植物です。 成長はなか
葉が濃緑色で白い花の目立つドクダミ(蕺草)が咲いてゐます。臭いのと蔓延るので嫌われものですが、私は好きなので生えるままにしてゐます。ドクダメ(毒溜め)、ギョセイソウ(魚腥草)、ジゴクソバ(地獄蕎麦)などの別名があります。実は、白い花弁
わが緑地帯のシャリンバイ(車輪梅)が白い花を咲かせてゐあす。小枝を車輪のスポークのやうに出すので車輪です。また5月に梅に似た白い花を咲かせるので梅がつき、合わせて車輪梅です。樹皮から作られた染料が奄美大島の大島紬の染めに使はれることでも有名
街や森でオウチ(楝)が咲いてゐます。オウチはセンダン(栴檀)とも、言ひます。ところが白檀の中国名も栴檀です。白檀の原産地はインドで紀元前5世紀頃にはすでに高貴な香木として使はれてゐました。「栴檀は双葉より芳し」といふ有名な諺がありますが、これ
三男が独身のとき、持っていたサボテンを結婚する際に、ウチに持ってきました。15年ほど前でせうか、それが2〜3年前から初夏に花をつけるやうになりました。それまでは花をつけなかったので、最初に見たときはびっくりしました。最初は2−3輪だけでしたが、去
わが緑地帯の沼や池や溝にキショウブ(黄菖蒲)が咲き乱れてゐます。ショウブとアヤメともに漢字で菖蒲と書きますが別物です。さらに、(1)菖蒲湯に入れる「菖蒲」(2)「花菖蒲」(3)「あやめ」(4)「かきつばた」(杜若)とあり混乱します。(1)はサトイモ科で
わが緑地帯に桐の葉に似て、桐の幹に似てゐて、桐ではない木があります。ずーっと名前がわからずにゐたのですが、FBの知人から「ユリノキ」ではと教示がありました。ユリノキなら花が咲くはずですが、見たことがありません。葉が茂っていてなかなか下からは窺
緑地帯の草地にミヤコグサ(都草)が群れて咲いてゐます。エンドウに似た花形で、鮮やかな黄色で、ビーロドのやうな感触の花です。日本全国の道端や野原、海岸で見られる野草です。名前の「都」は奈良の都であるという説、京の都であるという説があります。いず
庭の日陰にユキノシタ(雪の下)が咲いてゐます。苺のやうに親株の根本から走出枝(ランナー)を伸ばして増えます。花は5弁で、上の3枚が小さく濃紅色の斑点があり下の2枚は白色で大きく細長くなってゐます。雪の下でも葉が緑々している、また雪のような白い
空き家だったお隣に薔薇園が出来て4-5年経ちました。もう一つ向うのお隣がその空き地を手に入れ薔薇園にしたものです。オープンガーデンになってゐて毎年楽しませて貰ってゐます。ウチの方が一段高い位置にあるので、その薔薇園を上から見下ろすことが出来ま
この花は多年草で10年ぐらい前に家人が貰ってきました。桔梗のやうな色合いで星型の花を咲かせるので、和名はホシキキョウ(星桔梗)です。開花期が3〜9月と長く、半年の間も咲き続けます。似てはゐませがキキョウ科・ホタルブクロ属の花でホタルブクロの仲間
マンネングサの仲間は多く、先日も花屋さんでこれがマンネングサかと言ふ変わりものを見ました。ウチのはメキシコマンネングサですが、毎年元気よく咲いてくれます。繁殖力が強く星型の黄色い花をいっぱい付ける為、庭のグランドカバーに適してゐます。メキシ
小さな朝顔のやうなコンボルブルスといふ青い花が咲いてゐます。コンボルブルスは温帯から亜熱帯にかけて200〜250種が分布するつる性植物です。花後に枯れてしまう一年草と冬を越して毎年花を咲かせる多年草の2タイプがあります。ウチのは多年草タイプで「コ
シラン(紫蘭)はラン科の植物にしては珍しく栽培しやすいと言はれます。日向の畑土でも栽培可能なので、観賞用として庭によく植えられてゐます。極めて丈夫な植物で、半日陰から日向まで適応し、乾燥にも過湿にもよく耐えます。ウチもほったらかしのシランが
庭の野薔薇が今年は咲き乱れてゐます。ウチへ来て何年も花をつけなかったのですが、2〜3年前から徐々に花をつけ始めました。緑地帯にも野生の野薔薇がいっぱい咲いてゐました。この野薔薇はノイバラ(野茨)で、日本の野薔薇の代表的な種ロサ・ムルティフロー
今年はツツジの開花が2〜3週間早いやうです。バス停の横にあるツツジ(躑躅)はもう盛りを過ぎつつあります。バス待ちの間見てゐると、旗弁のやけに目立つ一株(ひと叢)を見つけました。旗弁(きべん、はたべん)とは、雄蕊の葯の部分が花弁化して、小花弁を
吹田市立博物館では「西村公朝 芸術家の素顔」春季特別展(4/1〜6/3)を行ってゐます。公朝師はこの博物館の初代館長で、仏師・仏像修理技師・僧侶・東京芸大学名誉教授でもありました。三十三間堂をはじめ約1300体もの国宝・重要文化財の仏像修復に携わった
4-6月頃に咲くハルジオン(春紫菀)は、北アメリカ原産で、帰化植物です。花は白とピンクのものがあり、緑地帯に咲いてゐたのは、白、ピンク、薄ピンクでした。遅れて、6-10月頃にヒメジョオン(姫女菀)が咲きますが、これがそっくりです。ハル
緑地帯の野原には次から次に交替で野草が咲いてゐます。今、小さいたんぽぽのやうな花が群れ咲いてゐます。 オニタビラコ(鬼田平子)といふ、キク科オニタビラコ属の越年草です。田平子の葉は地面近くにロゼット状について「田に平らたくつく」草の意味です
道沿いの土手に変わった花がひと群れ咲いてゐました。野草らしくないので、調べてみたらスパラキシス(水仙菖蒲)のやうです。原種は南アフリカのケープ地方に分布する球根植物で、園芸種が沢山あるやうです。土手に咲いてゐたのはスパラキシスの中の、グラン
クサフジは昨日のカラスノエンドウと同じマメ科ソラマメ属の草です。花や姿が藤に似た草でと言うことですが、フジは下へたれ、クサフジは上向きです。同じマメ科のムラサキウマゴヤシと同じように、牧草として利用されてきました。クサフジには何種類かあり、