7/23の当Blogで、高町池脇のタカノハススキ(鷹の羽薄)を紹介しました。白い斜めの太い斑が、青い葉にくっきり浮かんでゐました。とてもきれいな矢絣のやうな文様でした。別名はヤハズススキ(矢筈薄)、ヤバネススキ(矢羽薄)とも呼ばれてゐます。ただし、
緑地帯の桜の切株にサルノコシカケ(猿の腰掛)が生えてゐます。サルノコシカケと言っても種類が多く、日本では4科約40属300種もあるやうです。サルノコシカケ目サルノコシカケ科・マンネンタケ科・キコブタケ科などのキノコの総称です。立ち木または枯れ木
オシロイバナは南アメリカ原産で江戸時代に渡来し野生化しました。赤、白、黄などの異なる花の色が同じ株に咲きます。それで英名はMarvel of Peru (ペルーの驚異)と呼ぶさうです。種子は黒く「お寺の鐘」のような形をしてゐます。熟した黒いタネをつぶすと白
昨日は紅い彼岸花、今日は白い彼岸花で、こちらは例年になくよく咲いてくれました。真っ白ではなく、花の芯や花びらの根元が淡い朱色を帯びてゐます。紅いヒガンンバナに較べ花びらの幅がやや太く、蕊の長さも短めです。彼岸花は赤だけで、白いものも黄色いも
二叢あった一方が今年は消えてしまひましたが、彼岸花が咲いてゐます。皆さんは彼岸花をなんと呼びますか、日本では1000以上の呼び名があるさうです。マンジュシャゲ(曼殊沙華)は仏教用語で天上の花を意味し、めでたい名です。これ以外は不吉な名ばかりです
網ほほづき(透かしほほづき)が出来上がりました。時間はかかりましたが、ひとつも失敗なく、すべて成功です。手先の器用さなど入りません。ほおづきをバケツに水を張って、浸しておくだけです。水が腐ってきたら、時々変える。3〜4週間したら、ホースで強
仏式の墓は墓石の天辺が平たいのですが、神式は尖がってゐます。仏式は「何々家の墓」ですが、神式は「何々家の奥都城(奥津城)」と彫ります。仏式の供花は色ものですが、神式は緑一色の榊(さかき)です。神式なのになぜかと疑問に感じつつ、仏教風習に従ひ
毎年減ってゐますが、茶花などに利用される秋の野草ミズヒキ(水引)が庭に咲いてゐます。草丈は50cm〜80cmですが、丈のおよそ半分は花穂で、しゅーつと伸びてゐます。花穂は上から見たら赤、下から見たら白に見えます。その様子が、祝儀袋などに用ゐ紅白の水
NHKの朝ドラ「ひよっこ」をご覧の方は、タイトルバックの動画が気になりませんか。身近な日用品、文房具、野菜、食べ物を風景に見立てジオラマ用人形と組み合わせた不思議な動画です。ミニチュア写真家の田中達也さんと映像作家の森江康太さんのコラボ作品で
台風の後もあって遊歩道にはシナサワグルミ(支那沢胡桃)の実が降り積もってゐます。胡桃の仲間なので、実は固く丸く、踏むとよく滑ります。歩いてゐる時だけでなく、自転車ごと転んだりする人もゐてとても危険です。実を中心に左右に翼のある翼果で、風に乗
緑地帯にキクイモモドキ(菊芋擬き)が黄色い花を咲かせてゐます。これとそっくりなのが、キクイモ(菊芋)です。キクイモは、菊に似た花をつけ、生姜のやうな芋を作るので菊芋と名付けられました。キクイモモドキは、菊芋そっくりなのに芋が出来ないので、モ
日本列島を縦断し、あちこちに被害をもたらし台風18号は去ってゆきました。吹田は17日の21時ごろから2時間ほど激しい雨でしたが、それほどひどくはありませんでした。台風一過(野分あと)の18日の緑地帯は、枝やら葉やら実が引きちぎられあちこちに落ちてゐ
植えたつもりはないですが、他の蔓ものに混じって何やら伸びてきました。それも8月に入ってのこと、やがて葉をつけるやうになると、どうみてもゴーヤの葉です。ゴーヤの本名(標準和名)はツルレイシ(蔓茘枝)、英名は bitter melon(苦いメロン)です。8月
緑地帯のあちこに山芋の蔓が葉をいっぱいに付けて茂ってゐます。といっても、毎年少なくなってきて心配してゐます。まだ時期が早いのですが、小さなムカゴが付いているのを見つけました。秋が深まると写真3枚目のやうに大きくなり、食べごろになります。山芋
昨日はミヤギノハギ(宮城野萩)を紹介しましたが、別のハギも勝手に咲いてゐますミヤギノハギは木本でマメ科ハギ属、べつものは草本でマメ科ヌスビトハギ属です。よく道端や野原に草に混じって咲いてゐます。ヌスビトハギにはヌスビトハギ(盗人萩)とアレチ
庭のハギ(萩)がまた盛んに花をつけはじめました。別名「夏萩」とも言ふミヤギノハギ(宮城野萩)です。七月頃から咲き始め、一度休んで、秋になると派手に花を付けます。花つきがよく、開花期には枝が地面に付くほど垂れ下がり、ハギの中ではもっとも人気が
わが緑地帯の森にザクロの木が2〜3本あり、初夏に紅い花が咲き、秋になると実がつきます。「万緑叢中紅一点、人を動かすに春色多きを須いず−王安石」の「紅一点」はザクロの花のことです。現在では「男性の中に女性が一人だけ混ざっていることや、ひときわ目
近くの原っぱのエノコログサ(狗尾草)の花穂がふさふさと揺れ始めました犬の尾に似てゐるので、イヌッコログサが転じてエノコログサとなりました。英語ではキツネの尻尾草(Foxtail grass )と呼び、着眼点はよく似てゐます。花穂を猫の前で振ると、じゃれつ
「どんぐり(団栗)」は日本では22種類もあるさうです。ブナ科の、特にカシ・ナラ・カシワなどコナラ属樹木の果実をまとめていう名です。ただ、「栗の実」、「椎の実」、「楢の実」などとと固有に呼ぶものもあります。果実の下部や全部を覆ふ椀状・毬状のも
室内ではコリントゲーム、ボール掬い、おもちゃ釣り、輪投げ、手作りおもちゃ、お面づくり、バルンアート等々、外では盆踊り、四つ竹踊、チェアリーディング、食べ物屋台等々で賑やかでした。昨日は毎年行はれる「あいほうぷ祭」でしたが、例年以上のお客さん
近江の長浜は羽柴秀吉が初めての城持ちとなり、城と城下町を作った町です。豊臣滅亡後、城は取り壊され、1983年(S58)に市民によって作られたのが今の長浜城です。廃城後の長浜は大通寺の門前町、北国街道や琵琶湖水運の要衝として発展しました。昼ご飯に入
昨日は弥生の食器の高坏(たかつき)のレプリカを作りました。弥生時代にはテーブルやお膳の文化が普及しておらず、庶民は脚のついた皿をもちいてゐました。皿に脚のついた食器が高坏で、弥生時代は土器製でした。吹田市立博物館の「むかしのくらしと学校展」
朝晩めっきり涼しく、辺りのあちこちに秋の気配が見られます。近くのお宅の庭にある栗がまだ毬栗(いがぐり)ですが、すっかり大きくなってゐました。ところで、「栗の毬は、何のためにあるの」と小学生の質問です。熟した栗は殻から離れて、地面に落ちますの
「・・・吉野宮に幸す。時に国栖人来朝り。因り醴酒を以て、天皇に献りて、歌して曰さく。…」(日本書記)。上古、奈良県吉野郡吉野川上流の住民を国栖(くず)と呼び、いまも国栖の地名が残っています。国栖人(くずびと)は大和国家以前の山地に住んでいた人
「グループホームたんぽぽ」のティータイム、今回は懐かしい歌を唄ひながらです。グループホームとは認知症の方々が、共同生活行う地域密着型の施設のことです。今回は急に秋めいてきたので、秋にちなんだ童謡がテーマでした。まず最初は「里の秋」、みんなさ
昨日はトロロアオイでしたが、同じ所に黄色のハイビスカスが咲いてゐます。ハイビスカスは南国や熱帯をイメージさせる非常によく知られている花です。ところで、植物分類上のハイビスカスと園芸上のハイビスカスとは違ふのださうです。分類上は、アオイ科フヨ