吹田市立博物館の特別企画「むかしのくらしと学校展」の授業は残すところ4校となりました。30数校が来てくれましたが、この企画展に併設で「親子体験講座」があります。こちらは主に土曜日で、5歳から中学生までと親が対象です。「おひなさまを作って飾ろう」
庭に出たら、いつの間にか木の下にフクジュソウ(福寿草)が咲いてゐました。日を浴びると花は輝くやうな黄色に発光します。「難を転じて福となす」と言って、お正月に南天の実との寄せ植えが売られてゐます。そこで、1月咲く花のやうに思ひますが、これはハ
吹田市の隣に茨木市があります。「茨木」の名はイバラの木が多く茂っていた処と言ふ説があります。またイバラを切って屋根を葺ふく「茨切」(いばらきり)がなまったと言ふ説もあります。イバラは棘のある木の総称(茨、棘、荊)で必ずしも薔薇だけを指す言葉
緑地帯の公園脇の木の根っこの股に茶色の実が沢山落ちてゐました。完熟期の秋には緑を帯びた黄色で、果物のドリアンのような形をしています。今はすっかり枯れて中身の種もどこかへ散って殻の部分のみが残ってゐます。モミジバフウ(紅葉葉楓)の実の殻です。
今年は例年になく、この椿が沢山花をつけました。枝が細いせいか多くは下向きに咲きます。ですから花瓶に挿しても下向きになり、切り花には向きません。緋縮緬(ヒジリメン)と言ふ銘です。< 濃紅色 八重 抱え咲き 筒しべ 中輪ふくらみのある花びらが丸
アセビ(馬酔木)と言へば滋賀県長浜市の大通寺の「馬酔木展」を思い出します。盆梅ならぬ盆馬酔木でそれは見事なものでした。今年も2月10日〜4月18日まで開かれてゐます。わが緑地帯にも生えてをり、まだほとんど蕾ですが一房早くも開いてゐるのを見つけまし
椿がいよいよ本番に、花弁も形よく、色も鮮やかになってきました。バラバラにならず、花の形のままで地に敷く落ち椿の様子はまたいいものです。落椿は落ちてもしばらく鮮やかさを保ってゐます。ただ、2-3日もすると茶色に変色し見苦しくなってしまひます。そ
暖冬で早咲きしたり、咲いたと思ったら温度が急激に変化したりで、椿には困った天候でした。花びらが蕾のうちから、茶色く変色したりでなかなかきれいに咲けなかったのです。ここのところ少し天候が落ち着いて来て、やっといつものやうな椿の咲きやうになって
季語「猫の恋」は春の趣をたたえた、いかにも俳句的な特徴を強く持った春の季語です。「うらやまし声もをしまずのら猫の心のままに妻こふるかな」(藤原定家)という歌があるさうです。雅な和歌、連歌の世界には向かない卑俗な素材ですが、こんな歌もあるので
アマリリスの鉢から茎が二本出たと1/22のブログで紹介しました。二本目に今、大きな花が四個咲いてゐます。燃えるやうなアマリリスで部屋中が明るくなります。だいぶ斜めに茎が伸びてしまひました。ポットアマリリスなので、土製の思い鉢ではありません。しか
緑地帯の中には、ほったらかしの山椿があちこちにあります。原種に近いヤブツバキ系の花ですが、園芸種とは異なり形も色も小ぶりで素朴です。公園や椿園のように手入れがされていないので、気ままに咲いてゐます。一重の筒咲きでいかにも椿と言ふ感じの花です
庭に軽石を数個転がしてあります。放っておくとご覧のやうに苔が生えて覆ひます。これに何か草木を植え付けると盆栽めいた水石となります。例えば今ですと、菫を植え付け、水を張った盆に入れておきます。この軽石、実は阿蘇山の噴火物の成れの果てです。わが
今季の庭の椿は花びらが変色し、あまりきれいではありません。ウチだけかと思ったら、万博公園の椿園もさうでした。プロが手入れしてゐるところもさうですから今期は仕方ありません。せっかく開いたと思ったら、寒すぎたり暖かすぎたりで、尋常の温度でなかっ
蕾の頃は丈が短く花開くにつれ茎が伸びて30cmほどになります。今頃咲くのに、日本ではクリスマス・ローズと呼ばれてゐます。正しくはレンテン・ローズといふ花です。通称クリスマス・ローズやレンテン・ローズはヘルボルスと言ふ花です。クリスマスの頃に咲く
弘済院の第一特養に例年通り七段の雛壇がセットされました。どなたかが入居の際に持ってきて寄付されたたものと聞きます。「お内裏さんが反対や」とAさんが言ふと、「ほんまや」とか「これでええちゃう」とか声が上がります。古来の日本文化では、男性は向か
緑地帯の遊歩道で、いかにもバードウオチャーと思はれる人が立ち止まって林の一点を見てゐました。すると一羽の鳥が、ワタシの2mほど脇の枝に飛んできました。背中が瑠璃色、腹がオレンジの雀ほどの鳥です。ウオチャーらしきご婦人に聞くと“ルリビタキ”と教
昨日天気に誘はれて予定はなかったのですが、万博の梅林に行ってきました。車で行くか、バスと電車で行くか、歩いて行くかちょっと考えて、歩いて行くことにしました。旧山田村の古い道を抜けて、少し速や足で行ったところ丁度50分で自然文化園の入口に到着で
薄い花びらが幾重にも重なり、(薔薇)とも、ボタン(牡丹)とも見える花が届きました。九州の中央・宮崎県北部に位置する高千穂町で切り花用のラナンキュラスを栽培しています。いつ頃から栽培始めたのかわかりませんンが、いつの間にかこの花の産地になって
お馴染の高町池のアオサギとカワウが同じ浮巣にゐるのを発見しました。珍しい光景と思はれますが、そうでもないのでせうか、ワタシは初めて見ました。この池はアヒル(家鴨)と羽の折れたカモ(鴨)が共同生活をして仲よく暮らしてゐます。ただアヒルとカモは
キンカンは宮崎県、鹿児島県、熊本県で全国生産の9割近くを占めます。なかでも7割を生産する宮崎県は「たまたま」ブランドで有名です。キンカンはミカン科キンカン属で6種ほどあるさうです。「たまたま」はニンポウキンカン(寧波金柑)といふ種類で糖度の高
<果実や花の蜜を食べる。繁殖期は果実に加え昆虫類も多く捕食する。非繁殖期は果実(センダンやイイギリ、カキ、ヘクソカズラなど)がほとんどである。早春にはツバキの木にずっと陣取って、花の蜜を求めてくるメジロなどを追い払う>全くその通りで、いま、
この猫は昨年4月頃、お隣の床下で、5匹の兄弟姉妹で生まれました。床下の入口を塞がれたのですが、別の出入り口から出入りしてゐました。やがて外にも顔を出すやうになり、一家でこのあたりを縄張りに過ごしてゐます。一匹減り、また一匹減りで、秋に交通事故
千里緑地第4区にある高町池は、江戸期からある溜池の跡です。今よく見かける水鳥は、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、アオサギです。それに常住のアヒルと羽の折れたマガモ、たまに来るカワウ、ウミウ、バン、カイツブリ、コサギです。見てゐると、マガモとアヒ
写真は「赤寺(アカデラ)」と言ふ椿です。<濃紅〜鮮紅色 一重 筒〜ラッパ咲き 小輪 長崎県産の野生ヤブツバキから選抜された品種名前は 原木のある崇福寺(通称:赤寺)に由来する>我が家の椿では一番 野生ヤブツバキらしい花です。日本原産の椿はツ
緑地帯と民家の接する辺りの景色に、今日はちょっと違和感が。確か大きな山桃の木が、このあたりにあったはずと見廻すと伐られてゐました。その伐られ方が、なんともトマソン的光景です。超芸術トマソンとは、赤瀬川原平らの発見による芸術上の概念のことです