木陰など半日陰を好むアミガサユリが咲いてゐます。釣鐘の形をした淡い緑黄色の花を下向きにつける地味な花です。この花を下から覗いてみると、内側に紫色の網状の精緻な模様がみられます。それで編笠百合という和名がつけられました。先は巻きひげ状となり、
ハナニラ、別名イフェイオン(アイフェイオン)が咲いてゐます。毎年勝手に咲き、庭で半ば野生化してゐます。ウチのは白ですが、薄いブルーやピンクなどもあるやうです。英名は花の形からスプリング・スターフラワーです。主にメキシコからアルゼンチンが原産
昨日、北摂の山にある父の墓参りに行ってきました。ウチの墓石のてっぺんは三角錐で、榊を供え、墓碑は「〜家奥都城」と記されてゐます。仏式ではなく神式墓なのですが、なぜかお彼岸の墓参も行ってゐます。本当はお中日に行く予定でしたが、レインが3月21日
スノーフレークが咲いてゐます。スノーフレークは、ヒガンバナ科で、和名はオオマツユキソウ(大待雪草)です。スズランのやうな釣鐘状の花にスイセン似た葉っぱなのでスズランズイセンと呼ばれます。スノーフレークはオーストリア、ハンガリーなどが原産地で
椿の咲く時期は、文字通り春ですが開花期は意外に長く、秋から初夏まであります。無論、一つの木がではなく、咲く時期が異なる種類があるといふ意味です。ウチでも12月頃に咲くものや5月に咲くものがあります。椿は薔薇と同じように全開の時ではなく、八分ほ
吹田市立博物館の打合せがあり、紫金山公園を通ってきました。紫金山の名はかって、コバノミツバツツジが山全体に咲きほこり紫色に染まったことに由来します。コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)はまだですが、サンシュユ(山茱萸)が咲いてゐました。和名
鵯は人の気配に敏感で、窓越しでもカメラを向けるとさっと察知して逃げてゆきます。と5日前に書きましたが、また運よく間近に鵯を撮ることが出来ました。アンズが満開になると、鵯たちが集まってきました。蜜を吸いに来てるのでせうが、時々花びらも啄んでゐ
家を出た直ぐの公園に連翹が群れ咲いてゐます。古名は、いたちはぜ、いたちぐさ、中国名は黄寿丹。英名はゴールデンベル です。和名のレンギョウは、漢名の連翹を音読みしたものですが、実は誤用されたものです。中国で連翹とは漢方に使はれるトモエソウもし
2月28日の当blogでニオイスミレが咲いたと報告しました。いまも鉢植ゑのニオイスミレが、つぎつぎきれいな紫紺の花を咲かせてゐます。その時、「スミレ」の名は花の形が大工道具の「墨入れ」に似ているから付いたと書きました。しかし、かの牧野富太郎博士の
シダはご存知のやうに、種子がなく胞子で殖えてゆきます。木や土についていたと見え、いつの間にか庭隅にシダ類が生えるやうになりました。何種類かが出てきてゐます。蕨(ワラビ)や薇(ゼンマイ)もシダのなかまです。博物館の「むかしのくらしと学校展」で
鵯は日本では年中みられるふつうの鳥です。早春に椿の近くにずっと陣取って、花の蜜を求めてくるメジロなどを追い払う姿をよく見かけます。庭先にミカンやリンゴなど果物の半切れを置いておくとすぐにやって来ます。人の気配に敏感で、窓越しでもカメラを向け
好きな椿の「永楽(えいらく)」が、たった一輪咲きました。秋の剪定を失敗したため、たった一輪となってしまひました。ウチで勝手に黒椿と称してゐる椿です、<永楽> 暗紅色 一重 筒咲き 筒しべ 花糸は赤 小〜中輪「黒侘助 クロワビスケ」とも呼ばれ
昨日、朝はそれほどでなかったのに昼からは暑くなりましたね。朝方見たときは蕾ばかりだったアンズが、昼を過ぎるころには開花です。アーモンドやウメ、スモモの仲間で、特にアーモンドの花によく似てゐます。別名、カラモモ(唐桃)と呼ばれ、英名アプリコッ
《 万博記念公園自慢のチューリップの見頃にあわせて、チューリップフェスタが開催されます。2015年4月11日〜29日(予定) 9:30〜17:00(入園は16:30まで) ※期間中無休」 》と言ふことで、万博公園自然文化園で今年もチューリップフェスタが催されるやう
3月6日の当Blogで東大寺の開山堂の「糊こぼし」そっくりの椿がウチにあると紹介しました。「天が下」と言ふ椿で、一木にほぼ白花、まったく赤花、紅白の斑入り花と三種の花が咲きます。椿図鑑に《 濃紅色地 白斑入り 一重 ラッパ〜平開咲き 筒しべ 中〜
冷たい風の中でも木々は新芽を出す用意をしてゐます。春に萌え出る新芽のことを「木の芽」と言ひ、春の季語です。一般の木々を指す場合は、「このめ」、山椒の芽を指す場合は、「きのめ」と読みます。また、名木の芽(なのきのめ)と言ふ言い方があります。楓
まだまだ寒いとは言へ春が近づいて来てゐるのがわかります。遅まきながら木々も芽吹き始め、空気が輝いてゐます。庭の茂みの中が椿の葉の照り返しで、青く煙るやうに見へます。茂みの地面に草色に見える何やらちょこちょこ動くものが見えます。よく見ると、
故郷の高千穂(宮崎県西臼杵郡)は阿蘇山から30kmほどしか離れてゐません。阿蘇は過去に4度の大噴火を含め、数えきれないほどの噴火を繰り返してきました。それで、ここら一帯は火山弾、火山礫、軽石、火山灰などが、何層にも積もってゐます。噴火の際、マグ
一昨日辺りから真冬の寒さに戻り、時折、雪が舞ってゐました。はやくもヒマラヤユキノシタ(別名ベルゲニア)が二茎ほど紅い蕾を立ち上げてゐました。ヒマラヤユキノシタはヒマラヤ原産の多年草で、これから5月過ぎまで咲き続けます。葉に比べ、花は可憐で、
それでも、ぼつぼつと椿が開いてきました。秋に剪定を間違えて、どの椿もほとんど花をつけられない状態です。鳥たちがきて嘴を突っ込み、蜜を吸ってゐます。目白や山雀、鵯が主な訪問客です。さっき、あの図体でホバリングをしながら蜜を吸ってゐました。体の
前にも報告したレンテンローズの花が盛りとなりました。レンテンローズは正しくはヘレボルス・オリエンタリスといひます。ヘルボルスには ヘレボルス・ニゲルとヘレボルス・オリエンタリスがあります。ヘルボルス・ニゲルはクリスマスのころに咲くので、クリ
うちに「天ヶ下」といふ「糊こぼし椿」もどきがあることを3/6のBlogで報告したばかりです。「糊こぼし椿」は奈良東大寺の開山堂にある椿で、奈良三銘椿の一つです。お水取りのころ奈良のお菓子屋では季節菓子として「糊こぼし」が売られます。奈良の「もちい
奈良三銘椿の一つに東大寺・開山堂の「糊こぼし椿(良弁椿)」があります。「お水取り」に先立って、練行衆は行に使う造花の椿を作ります。誤って紙の上に糊をこぼしてしまいのりの斑点に庭の椿が似ていたことから名づけられました。我が家にも「天が下」といふ
庭の裏にある八つ手(ヤツデ)が花八つ手を過ぎ、実八つ手になってゐました。八つ手の葉は文字通り掌の形に深く裂けています。しかし、7つまたは9つ(奇数)に裂けており、8つに裂けることはないさうです。おそらく、おめでたい「八」をとって「八つ手」と言
剪定に失敗して、今年は花数が少ないのですが、それなりに椿が開き始めました。写真は「浮舟」と言う名の薔薇色の椿です。椿辞典などを見ると「桃色 一重 平開〜椀咲き 中輪 散芯」とあります。椿は色、弁の重なり、弁の開き方、花の大きさ、蕊の形などで