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日記一覧

    名画座小雨の降ってる土曜の夜に二人で肩寄せ合って見てたね いつでも名画座切なく 哀しいセピアに染まってる物語あなたの長い睫毛にかかった涙のしずく、、小雨が上がった土曜の街はにわかにボクらを恋のとりこにしたよね名画座切なく 哀しい恋物

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      二回目のさよなら そうさこの街でボクら さよならをあの日 言ったけど 男の方が女々しいからね また来てしまったよ、、 小さな街のどこかしら 君が幸せであるなら 意気地なしだけれど きちんと決めたい ボクの胸のその中で  二回目の

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『八木のおっさんの家にコレがあったんか』父がそう言うと、ハルキは『そうです』と頷いた。『という事はシノハラさんはあらかじめ予行演習でやいた作品をわざわざ八木さんのところへ持参した、いうわけかいね』母がそういうと古中刑事が『そういうわけです。

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   挑戦状挑まれたなら避けたりしないそうさ 男の意地があるのさ君のためなら恋のためなら受けて立つのさ 逃げないさダンスフロアワイングラス君が睫毛ふるわせ俺の方をかいま見たからもう 後には引けない余裕浮かべたあいつの肩をちょっとまてよとつか

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これでいいのだ。
2017年05月22日21:27

数年まえからそうだったのだが、最近は以前にも増して古い本ばかり読んでいる。 別に新しい作家に興味がないわけではないが、どうしても略歴などを読んで、俺より年下だとわかると『青二才に何がわかるか!』と臍を曲げたくなる気持ちがある事は否めない。海

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     枯葉こうする他にはないんだと深夜のメトロの入口で一人待つあなたに会わないまま夜汽車に飛び乗った本当はあなたと逃避行あんなに約束したけれどだからボクの事は早く忘れお家にお帰りよボクを弱虫ときっと詰るだろうバラとワインがよく似合うあな

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  バラ色の人生耳元かすめるあなたのささやきバラの香りのよう私を酔わせる、、、もっとゆっくりも一度だけ言ってほしいの愛してるよと甘い言葉聞いてたいからそうよ、誰かが側にいても私、平気よ何度だってねだるわ何度だってこたえてね恋する胸に溢れてい

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  オーシャンゼリゼ角の店で買った風船あなたにいきなりこの肩を叩かれ驚き振り向くその時指から放れて舞い上がるオーシャンゼリゼオーシャンゼリゼ思わず二人は笑い転げる青空の彼方オーシャンゼリゼメトロに乗ったらどこでも行ける案内しますよ、お嬢さん

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ハルキの物言いにギョっとした母が後ずさりながら『ごめんごめん』と謝罪し、『に、してもどしたん、急に、気色ばんだもの言いして、、』と言った。ハルキは『こっちこそ、ごめん、ごめん』と笑い、『大切なモンじゃから、つい、キツイ言い方になってしもうて

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ハルキは『姉さんの言うとおりじゃ。』と前置きして、『この前の事じゃった。警察にナッちゃんが来たんだよ。』と言った。俺達は『ふんふん』と身を乗り出した。『で、その時にマナブちゃんが付き添いで来たんじゃな』母がそう言うと『そうじゃ』とハルキが頷

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        アドロ アドロ 知っていたのよ いいの 黙っていても アドロ 薄い唇 無理矢理 そんな 言い出さなくても  アドロ 弱気なあなた 少し痩せたみたいね アドロ 表は雨よ 匂いがするわ  いけない匂いね、、  泣きそうな顔で 私

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   初恋のニコラ(シャンソン2) 真夏の匂いで私を抱いてどうしてなのかとあなたは聞いた栗色の長い髪に渚の砂が はらはらとこぼれるのを見ていた私よ、、ニコラニコラ本当は広い胸で若い鼓動聞いていたい いつまでもニコラニコラだけどそれはできなく

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越路吹雪に捧げる作詞 
2017年05月11日00:23

        愛の讃歌  深い夜の静寂  眠れぬままに一人  見上げた空には  いつでも星が   天に召された人は  星になると聞いた  あなたは私の  心の星明かり、、  あなたの愛した   プラチナの髪  白くなったわ   仕事もやっ

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     都会の岸辺そんなに泣かないでもっとこっちへおいでボクの事ならちっとも寒くはないから小さな灯りでも二人でわけあえばきっと向こうに見えるよ明日の何かが、、、夢に裏切られ愛に背かれて辿りついた都会の岸辺肩にもたれたら眠ってもいいよ朝まで

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     逆光線乱れた髪をかきあげながらやっぱり帰るとあなたが言えば、、、ボクは体を起こしもせずに好きにすればとうそぶくばかりカーテン越しに西陽がさして光と影とが交又する部屋ああ 逆光線のああ 中のあなたはああ 影絵のようで引き止めるすべ持

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     雨の香り窓ガラスが濡れ潤む街あかりふいにさがしているよあなたの姿を、、帰る時間を気にしつつ熱く抱きあったボク達だからそうさ こんな夜雨の香り胸が切なくなって会いたくなるのさ、、、やがて本降りに急ぐ人の群れ深夜の交差点は傘の花ばかり

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   昔 流行ったシャンソン 差し出す傘をあなたは拒み一人で行くと歩きはじめるせめて駅まで送らせてよと言うよりはやくヒラヒラ手をふって、、昔 流行ったシャンソンこんな別れの場面があった若すぎるボクなすすべもなくあなたの背中見つめてるばかり、

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欠片となった湯のみの名残りを見ていた母は、やがて、中でももっともおおきな欠片を見つけ、『言うてあげよか。コレを警察に持って来た人の名前、』と言い、ついと手をのばし、欠片をつまんだ。俺は『あ!お母ちゃん手!』と言いそうになった。母も素手であっ

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