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日記一覧

           夜汽車      駅のホームを転がるように      ふるさと後に      列車に乗った、、      暗い窓に      何が見えるの      そんなにじっと見てる君      怖くはないよと      言いたい

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        ノクターン       楽しかったわと       あなたは言うが       また誘ってと       言ってはくれず       傷つくボクさ       あなたは車を降りたあと       きっと誰かのところに急ぐ  

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          北国ホテル      朝の一番で      ボクだけ一人で旅立つよ      約束していた      北国ホテル      淋しい旅になるけど、、、、      来てはいけない      人だったんだ      会うべき

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                 星二つ     千年も前の事だよ     生まれるずっと昔さ     めぐりあい     すれ違い     繰り返す 星二つ     ああ もし人が聞けば       ああ きっと信じないさ     でも 

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            演歌丸      歌という名の      積み荷を載せて        ドンとこぎ出す      演歌丸      まかせてくれよ        この舵とりは      たとえ小さな      体だけれど      

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                本牧レイン      本牧あたりの店で    占いやってるあの娘    淋しい顔して    カードをめくり    自分で自分の    不幸を    引いてる    ヒトミに    かかった睫毛、、、    隣

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               ニューヨーク物語      そうさ街角で      ぶつかったあの日     紙の袋から     こぼれおちたオレンジ     小さな額の傷が     ボク達のメモリー     いいじゃないか     何度でも

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                相聞歌    なだらかな丘      小さな池    黄色い帽子    子供達の声    不意に君は耳をすまし    静かに頬に涙を流す、、、    詠み人知らずの    歌が残るように    僕らの想いは 

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        今夜だけは     急に出てこいなんて    メール打ってごめんね    夜の海を君と二人    見たくなったボクさ、、、    もっとそばにおいでよ    星が見てるだけだよ    お風呂あがり    君の匂い      

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                   雨ん中      逃げて来たのと      言いながら      熱く俺を見る      二度と帰しはしないぜと      きつく耳を噛む      いっそ      地の果てで      二人暮らそう

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             秋日和    一年の歳月は早すぎて    君の事いまさらに愛してる    忘れるなんてとてもできなくて    ボクだけ時間の迷い子さ    糸菊がしめやかにゆれている    秋日和    あの時もそうだった    

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           夏の恋    もう少し夏休み    残ってるでしょう     あの人はそう言って    ボクを見上げる    涼風が走るから    吊りしのぶ鳴って    言いかけたひと言が    切り出せなくて、、、    バイトが

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                 ボクサー   ビルの谷間に木枯らしが吹きゃ   やけに切なくなるけれど   今頃あの娘も仕事だろうし   会いたいなんかは言えないよ、、、   男はみんな   男はみんな   傷を背負ったボクサー   つか

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ナツコは自分から言い出したくせにイザ父から『返したほうがええ』と言われると途端に不満そうな顔になり『そうですか、、、』と言った。父は『どしたんならそがな声出して。イヤなんか自分から言い出しておいて』と笑い、『個展のタメというばぁじゃのうての

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                   殴ってくれよ      わかってるつもりだよ       今夜のお前のいいたい事は       あの娘とオイラの事だろう      殴ってくれよ!      今はそれしか言えないけれど      言えば

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        あばよの波止場町     あとは頼むと駆け出した    雨のすだれの夜の中    あれは五年前    もう戻れない    泣いて縋ったあの人の    名を呼ぶ声を背に聞いて    あばよ あばよの    波止場町    そう

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ヒコタンに捧げる作詞
2016年09月22日23:33

             あんちゃん   (せりふ)   いいさ!   待ってろよ!   あんな夕陽の一つや二つ   お前のタメなら取って来てやるさ。   だからもう泣かないでくれよ、、   お願いだよ、、、  子供の頃からあんちゃん好きで

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朝一度やって来ているナツコだったので再度の訪問にかんし、俺は、随分、何かを思いつめてるなぁと思ったのだが、そんなナツコが鞄から取り出したモノは、形からして、小さな湯のみのようなモノに見えた。破損をおそれるかのように、それは、厳重にハンカチに

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その日は学校を休んでいいと言われたので、俺は大きな顔で仏壇の部屋に陣取るとお昼のテレビ小説を見ることにした。当時はビデオなどという便利なモノはなかったので、こんな時ででもなければお昼のテレビを観賞することなど不可能だったからだ。母はあいかわ

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帰宅した母は『ヤレヤレじゃ』と嘆息すると着替えもせず椅子に座った。二階の診療所からは父が、奥の六畳の間からは祖母が相次いでやって来て事の顛末を聞きたがった。母は『どうという事はねかったです。別にこっちが犯罪者言う訳じゃぁねんですけん、、』と

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ハルキは黙ってそれを受け取ると『夕べは寝れたか?』と聞いて来た。俺はリアンの事を思い出したが、その事は口にせず『寝れた』と答えた。ハルキは『それはえかった』と笑った。母が『ツレが泊っとったから、心強かったんじゃろ』と補足するような事を言った

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その後、オジに診断書を書いてもらった俺達は警察署に行く事にした。運転しながら母は『ヤレおげさな』とか『アホらしい事じゃ』を連発した。それは、かすり傷とも言えない小さな傷をもったいをつけて診察し、しっかり診断書代まで請求したオジの態度を嗤って

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京都に行くと、まま、自分の手柄でもないのに『これは蛤御門の変の時、長州さんがつけはった柱の傷どす』とか『中御門さんも、冷泉さんも、ようおこしやしたお茶室どす』などと見識ばった事をいう、気位の高い、顔だけ蛤御門のような女将がいるが、京都人よ、

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最初、原爆は京都に落とされる予定になっていた。しかし、世界的知名度の高い京都を破壊することによって、アメリカの行為が、ヒットラーをも凌ぐ残虐行為と世界中から取られてしまう事を恐れたトルーマンが、軍に反対し、ならば、女子供に影響を与えず、あく

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シノハラ先生はやって来たのが俺と母である事に気がつくといささか驚いた様子で『奥さん!ヨシヒロちゃんも』と言い、腰掛けていた椅子から立ち上がった。そのさい、片足がふらついたが、シノハラ先生はいつも見るシノハラ先生と、どこか異なって見えた。どこ

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