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日記一覧

それは昨夜俺が監禁されていた家とは異なってはいたが、かなり、近い場所に立てられていた。あたりには人影もなかった。うっすらと見える灯りだけが不気味だった。ノグチやヤマナカ君たちは警察にいると思っても、万一の事を考えると俺は足がすくむのを禁じ得

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作詞 8
2016年10月25日18:28

              花花王子    気にしているんだね    昨日聞いた噂を    そんな事もあったと    認めてるじゃない      気にしているんだね    そばに来ないでないんて    そんなつれないセリフ    口にしない

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作詞 7
2016年10月25日18:02

               See You 台湾    第三ゲート    ターミナル側    人ごみの中    並んでたっていた    赤い表紙の    パスポート持ち    手続きをする    まさにそんな時に    息をきらせて駈ける

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目と目を見交わす父とハルキは、何度も頷き合い『じゃったらそれもおかしゅうねいの』とか『じゃけどホントにできますかね』などと言い合った。あまり真剣そうだったので俺が『どしたん』と聞いても返事もしてくれなかった。シゲイチの母親も、心細くなったの

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作詞 6
2016年10月19日00:35

           歌の翼     雨にふられ     濡れたからだ     休める梢もなく     ボクの力じゃ     もうこれ以上     無理だと思った、、、     でもいつの間にか     雨は小ぶりとなり     空には虹 

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作詞 5
2016年10月18日23:58

                 そして荒野、、、     細い君の指が静かに     ボクの髪にからみついて     枯葉だけはらはらと     二人の肩に舞い落ちる     まどろみの午後は過ぎ     あたりはセピア色、、     あ

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作詞 4
2016年10月18日23:35

         俺だけの虹        昆明街(くんみんがい)は土砂降り     Tシャツだってびしょ濡れ     約束の時間       間に合いそうにないけど     走るオンボロバイクの     アスファルト滑る気配     耳を

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作詞 3
2016年10月18日23:23

                    台北の雨     小雨に濡れてる     いきなり 街角で     あの夜 出会った     あの人だけど     好かれているとは     さらさら思えずに     背中をずっと見ていたこのボク、、

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作詞 2
2016年10月18日22:18

                     星空草原     そんなに君が泣くから     ボクまで泣けるじゃないか     必ず帰ってくるよ     『ウ ソ ツ キ』     じゃない     いったい そんな言葉を     誰が君に教え

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作詞
2016年10月18日22:03

         美影恋慕 〜シルエットロマンス〜    首から肩へと    唇はわせ    あなたの匂い 香しく    肩から腰へのゆるい起伏は    ボクを遊ばす    丘となる、、、    まるで あなたの言葉    二胡の音色のよう

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       嘘に抱かれた女    甘いささやきも    あつい口づけも    あなたの腕の中で    見てたまぼろしね、、    窓を伝わる    雨だれが    泣いているような    深夜のホテル    今は一人だけ    だから一人

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       12月の恋人たち   ボクの胸   いつからか    君以外の   他の人 住みだした   真冬の景色   仕事が忙しいと   下手な嘘を重ねて   君に会う約束を   引き延ばした、、、   木枯らしが街を   それは 吹き

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                  青春     若くはないと    嘯くくせが    なぜかこのごろ    身に付いたボクさ     ホントは今も    青春の影    長く尾を引いて    歩いてるくせに、、、    夢と若さは    

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    キンモクセイ 満員電車の扉  開いて降り立つホーム  疲れた僕の 胸にいきなり 不意をつくその香り  どこからか流れくるのは  キンモクセイの切なさ  ずっと僕はあれから一人  新し恋にさえ踏み出せずに  ずっとだから何かをさけて  生きて

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           京の秋      渡月橋      折からの雨       あの人は      真っ赤な傘を      少しだけ斜めに      さしてボクを待つ、、      折々の忍び逢い         繰り返す事だけが    

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  日本の春   機体が静かに着地をすれば ただそれでけで 空気が変わる 逸る心をせかせるように ベルトサインの灯りも消えた、、、 荷物の多さは会えなかった日々 帰って来たんだ日本の春、、 ゲートくぐれば懐かしい顔 その顔の向こう君が微笑む、、思わ

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              다시금 (タシグム)      空港についた時から      小雪が舞って      白いレースもように      暮れ行くソウル、、、      地下鉄を乗り継ぎながら      やって来たん

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シゲイチの母親は母によって 『立ち話もなんじゃから』 と応接間に招じ入れられ、ナツコとの言い合いの顛末を語った。 父、母、ハルキはいらぬ事を言わず黙ってシゲイチの母親のはなしを聞いた。 シゲイチの母親は最初はポツポツと、半ばからは勢いよく 『お

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         最後まで粋がって     寝たふりする俺の肩をお前は叩き     も一度だけこっち見てとねだるけれど     そんな事をしたらよけいつらくなるだけ     背中をむけ片手ふって     あばよと言う、、、     お前はい

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シゲイチの母親は興奮した口ぶりで一気にまくしたてた。お盆を持ったままの母は応対に苦慮するように『それはまぁ、、』と言った。その頃になって、シゲイチの母親は母がお盆を捧げ持っている姿に気がついたらしく『あ』というと『お取り込み中でしたか』と言

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シオンに捧げる作詞
2016年10月03日00:19

           夏の背中     少しだけうっすらと     口紅つけた     あなたにだけわかってほしかったから、、     夏の背中を     見つめながら     今日も帰る二人よ     明日もまたねと言う人     こんな

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                 博多にて     うわさばかりを追いかけて     やって来たんだ     ただ一人     中州 那珂川 日もくれて     みんな空似の影ばかり、、     今も      今も     どこかで泣いて

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           昼だと言うのに      昼だと言うのに     夜より冥く     あなたは隣で     まどろんでいる     背中のあたりを     指でなぞれば     翼をもがれた天使のようだ     くすぐったいからやめて

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父がそう言うとハルキは二つ返事で『お気遣いなく』と立ち上がり、父の後を追うように応接間に向かって大股に歩いて行った。俺はノグチの事やヤマナカ君の事が聞きたかったが、ハルキはそんな俺の胸中を察しているかのように、隙をみせず黙ってさって行った。

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