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日記一覧

人を活かす
2016年01月30日04:40

女性職員がやって来た。知らぬ間に新しい書が貼ってありましたが難しくて意味が分かりません。と言われた。実は解釈の文を半分切ってしまったからです。演歌の作曲家遠藤実さんが生前、新人歌手が先生にお茶を入れようとして、緊張したのか遠藤実さんの大事な

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真実の言葉
2016年01月29日04:52

『粗野でなく、わかりやすく、真実の言葉を語り、だれも不機嫌にしない人、彼をわれはバラモン(理想の修行者)と呼ぶ』『生きるとは苦しみである』生きるとは「思いどおりにならないこと」である。「思いどおりにならないこと」が苦である。「ご都合どおりに

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賢者への道
2016年01月28日02:19

仏の教えは本当に耳が痛いものばかりです。自戒の念で紹介します。『頭髪が白くなったからといって、「長老」とみなされるわけではない。ただ年をとっただけなら、「むなしく老いた人」と言われる』(最古の経典・法句経)次の句に『長老とは誠意と徳があり、

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花摘む人
2016年01月27日01:27

花摘(はなつみ)の上手な人は、美しい花だけを摘んでいくものです。賢い人は「よい言葉」のみを、自分のものとします。  「悪い言葉」を拾い集める必要はありません。(お釈迦様)花摘の上手な人は、見頃の花、色あせた花、これから咲く花を見分けて、一番

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燃え尽き症候群
2016年01月26日04:24

今日は心理学について話したいと思います。いつもの性格分析ではなく、精神的疾患の「反応性うつ状態」一般的には、バーンアウト(燃え尽き症候群)について説明します。この言葉は何10年前によく流行った言葉ですからよくご存じかと思います。職場や家庭でお

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野焼き
2016年01月25日04:12

『野火焼けども尽きず春風吹いてまた生ず』 (白楽天)野火に焼かれても草の根は残り、春風が吹くと、また草の根は芽生えてくる。この歌の意味には、人生の逆境に遭って苦しみ悩む時もあるだろう、しかし、野焼きが一杯肥料を蓄えてくれるのと同じように、そ

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命の節目
2016年01月24日18:07

『たまきはる命死(いのちし)なねばこの園(その)の花咲く春に逢(あ)ひにけらしも』(良寛)死ぬこともなく、新しい年になって、私も命を長らえたので、このお庭の梅の花が咲く春の日に出逢うことができたよ。よく、花咲く春が、『命の節目』と呼ばれてい

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愛語
2016年01月23日14:52

心に響くのは、心のこもった言葉だけ。お釈迦様は自分を苦しめない言葉、人を傷つけない言葉のみを語れと説きました。道元はさらにそれを深化させ「愛語」で語るようにすすめています。愛語とは、褒め言葉や、心のこもった優しい言葉のことです。『思いやりの

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浄化と癒やし
2016年01月23日03:28

昨日はスーパー銭湯に行って来ました。そこは、天然の温泉があります。関東特有の黒いお湯で、関節炎や骨折、傷の痕に効果があります。また、秋田の玉川温泉と同じ岩盤から湧き出る蒸気を吸うサウナがあります。気管支喘息持ちですから、とても楽になりました

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救いの光
2016年01月22日08:42

『如来(にょらい)は実に平等にして、悲心普(ひしんあまね)からずということなし』(空海)自分だけ不運だという思い込みをやめる。救いの光はだれにでも注がれている。「如来はすべてに平等で慈悲の心はあまねくすべてに行き渡っている」と空海は述べてい

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よい星
2016年01月21日02:48

「この世のすべては幻のようなもの、すべては多くの縁によって生じた仮の姿である。」これは、般若心経(はんにゃしんぎょう)の色即是空(しきそくぜくう)、空即是色(くうそくぜしき)という言葉です。野山の自然は条件が変われば姿を変えていきます。人も

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あなたの居場所
2016年01月20日04:07

『私はなぜスラムにいるのか。もし神が私に城にいろと言われるなら私は城にいます。神が私にスラムにいろと言われたから、 スラムにいるだけです。』(マザー・テレサ)スラムにいることを自分に強制したわけではありません。スラムで貧しい人たちを救うこと

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生きる力になれば
2016年01月19日04:45

今日は瀬戸内寂聴さんの言葉をお借りしてみました。『私は多く傷つき、多く苦しんだ人が好きです。挫折感の深い人は、その分、愛の深い人になるからです。』『悩みから救われるには、自分の心の問題です。とらわれない心になれば救われます。』『別れの辛さに

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すべては良くなる
2016年01月18日19:50

『未来を思うなかれ過去を捨てよ今にとらわれることなかれ生存の彼岸に達せし者は生もなく老いもなし』(法句経)このような言葉が、原始経典にあります。いやな過去は思い出さない。過去を思い出さない限り存在しない。言葉は心を変える力がある。日常生活で

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雪月花
2016年01月16日16:54

『どんなに複雑な心境の時も、月を見つめていれば心が落ち着くものだ。ある人が「月ほど面白いものはない」と言い、別の人が「露のほうがもっと素敵ですよ」と言って争ったのは興味深い。タイミングが合えば、どんなことだって素敵に変化していくのだ』『風も

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心の病
2016年01月15日04:10

うつ病、パニック障害、精神障害等の人からの相談。病院から入院を進められているが不安だ。入院したらもう帰れないのではなどと相談される。心配ないから入院するように話しました。同じような相談が大変多いのに驚きました。そこで、精神科医町沢静夫著『心

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一生の計画
2016年01月14日19:12

『1年の計は穀を植えるにあり、十年の計は樹を植えるにあり、百年の計は徳を植えるにあり、人の最も植えるべきものは徳なり』という言葉があります。食糧生産には1年、植樹には10年の計画が必要であり、人間にとって一番大切なことは徳を植えることであって

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三楽
2016年01月14日02:29

夜中に文豪達の霊体験集という本を読んでいました。宮沢賢治、遠藤周作、佐藤愛子、菊池寛、小泉八雲、土井晩翠(荒城の月の作詞家)、夏目漱石他の文豪達の怖い体験談です。仲間の作家たちが、本人から聞いた事を書いたものを集めています。菊池寛の場合は同

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困った時の
2016年01月13日09:21

フランス国立科学研究所の発行した、「仏教とキリスト教の類似点」の論文に、聖フランチェスコ(1181〜1226)と、良寛(1758〜1831)は多くの共通点を持っていると述べています。難しい学術的表現が多いので、簡単に説明します。聖フランチェスコは、キリスト

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湯けむりの中
2016年01月12日17:09

夜勤明け、横浜は初雪が降り急に冬の朝でした。どうしても、熱い風呂に入りたくスーパー銭湯に行きました。湯けむりの露天風呂には冷えきった体が癒されます。来週の日曜日は全ユニット回って書き初めの指導に行きます。施設内の壁面に飾りました今年の干支の

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老婆心
2016年01月11日02:13

老婆心切(ろうばしんせつ)という仏教用語があります。老婆は必要以上に心配するものという意味です。一般では老婆心と使われています。目上の人とか、ベテランが若い人に忠告するときに使います。私が聞いた老婆心は、長野の姨捨山(おばすてやま)伝説でし

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年年歳歳
2016年01月10日02:13

唐の詩に『年年歳歳(ねんねんさいさい)花相似(はなあいに)たり歳歳年々(さいさいねんねん)人同(ひとおな)じからず』があります。年ごとに、花は同じように開くが年ごとに、花を眺める人の姿は違う。花はいつも同じように咲くが、一緒に観賞した仲間は

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異邦人
2016年01月09日02:04

夜勤は新しく入って来たイラン人のお爺さんの介護に苦労しました。全く日本語が通じないため、ペルシャ語を皆で勉強し始めました。お子さんが書いてくれた単語だけでは、日常の生活の意志疎通には足りず、ジェスチャー混じりの介護でした。息子さんは日本で建

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災い転じて福と成す
2016年01月07日03:17

夕方あるナースから、初詣で初めて大吉を引いた。嬉しくなって読んでたら、危険な橋に注意。なんてあったけど、大吉は良くないの?とたずねられた。そうなんだ。少し考えてから答えた。そのおみくじは正しい。大吉だからと全てが良いことづくめの人生なんてな

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報われなくとも
2016年01月06日04:39

良寛はよくいじめにあったという。地蔵堂(燕市)を流れる西川の渡し舟の船頭が良寛はどんな場合でも怒ることはないと聞き、ある日、良寛一人が舟の客だったとき、川舟をわざと大きく揺さぶり、良寛を川の中に落としてしまいました。そして、危うく溺れそうに

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困った時の古典
2016年01月05日03:05

『古典は滋養に富んでいる。古い時代の本を読むことで、私たちは今の時代から大きく遠ざかる。 そうして現実に戻ったとき、何が起こるか。現代の全体の姿が今までよりも鮮明に見えてくるのだ。行き詰まったときの古典は、知性への特効薬だ』(ニーチェ)私は

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不動の心
2016年01月03日19:00

新年にあたって、心に念じたい事。禅語から『八風(はっぷう)吹けども動ぜず』。八風とは、人の心を惑わし、あおりたてる八つのもの。 利(り・意に叶うこと)、衰(すい・意に反すること)、毀(き・陰でそしること)、誉(よ・陰でほめること)、称(しょ

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草木の苦しみ
2016年01月02日04:30

「草木の苦しみ悲しみを、人は知らず。」(沢庵)栗や柿の身に苦しみや悲しみがあることは、人は知らない。しかし、なんらかのサインを出しているものだ。水が欲しいとか、枯れて倒れそうだとか。草も同じである。また、草木も人は苦しみも悲しみもあるとは思

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バラモンの人
2016年01月01日08:17

新年明けましておめでとうございます。『自分が孤独だと感じたことのない人は、人を愛せない。どんな悲しみや苦しみも必ず歳月が癒してくれます。そのことを日にち薬と呼びます。時間こそが心の傷の妙薬なのです。』(瀬戸内寂聴)『山かげの岩間を伝う苔水(

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