『いのちがけでほしいものをただひとつにしぼって言ってみな』(相田みつを)大学のある授業で教授は大きな壺を取りだし、壺が一杯になるまで石を詰めると、学生に聞きました。『この壺はもう満杯か?』学生が『はい』と答えました。教授は教壇の下からバケツ
今日は欲望についてお話したいと思います。昔、ある国王が農民に、『太陽が出ている間に走り回った土地を、その者に与える』というおフレを出しました。一人の農民が早速志願して、太陽が地平線に顔をだしたのを合図に走り出しました。死に物狂いで走りました
休みで、スーパー銭湯でのんびりしたあと、古典を読んでいたら、素敵な伝説を見つけました。1615年前の菟原処女(うないおとめ)の伝説て知ってますか。摂津の国(兵庫県芦屋)に住んでいた女性で、子供のころから成人するまでずっと家にこもったままでいたの
なんでも欲しいものが手に入れば、幸福で悔いのない人生を送れると思っていませんか。太閤秀吉は、大阪城内に黄金の茶室を造り、天下の名器、財宝を集め、美女をはべらせ威勢を張っていましたが、聚楽第(じゅらくだい)の湯殿や便所にまで、隠し堀を引いて舟
夜勤無事明けホッとして一寝入りしました。何も無いことが平和だと感じる瞬間です。まだ読んでいない仏教の本を読んでいます。お釈迦様(釈尊)が説いた言葉には納得と信じられない驚きがあります。幸福とは相対的幸福と絶対的幸福がある。 相対的幸福とは、
愛についてキリスト教は「汝の隣人を愛せ」という。仏教は「愛してはならない」と説く。仏教とキリスト教との大きな差といわれています。仏教は愛を否定しています。仏教では愛は自己中心ととらえています。永遠に繋ぎ止めたいという執着があるからだ。愛のあ
現在の日本の仏教宗派には七つの大宗派があります。(新興宗派は除く)平安時代にできた2つと、鎌倉時代にできた5つです。まず、平安時代に共に唐に留学した二人のスーパースターがいました。最澄は天台宗を、空海が真言宗を開いた。両派とも国家の祈祷を行
今日は宮本武蔵の人生訓を紹介したいと思います。武蔵の人生訓は弱い人や苦しむ人に勇気と自信を与える書なのです。『独行道』の書に・世の道にそむくことはない。・身に楽しみをたくまない。・一生の間、欲心を思わない。・自分のやったことは決して後悔しな
経文の中に和顔悦色施(わげんえつしきせ)、言辞施(ごんじせ)があります。『和顔悦色施』とは、微笑みを浮かべ、にこやかな顔で他人と接すること。『言辞施』とは、優しい言葉を他人にかけること。この二つを合わせた言葉を、『和顔愛語(わげんあいご)』
仏様の絵とお経が並んでいる国宝の法華経があります。『一字一仏法華経序品』です。お経の最初には空海とお釈迦様の絵が描かれています。空海誕生の地、香川県善通寺所蔵の国宝。一文字ごとに仏様の絵がついている。初めて見ました。お釈迦様は80歳までに8万4
東芝のニュースより、三代続いた社長達の辞任をみて驚きました。チャレンジという、利益至上主義で社員にノウと言えない体質で架空の利益を何年も計上していた。上場会社としては許されない行為で、社会的責任は大きいと思います。このようなワンマン社長企業
今日もありがたい般若心経より、『度一切苦厄(どいっさいくやく)』を取り上げてみました。簡略して説明すると「一度でいい、すべてをあるがままに受け入れてみよ」です。よく解説される中に、苦難に遭遇した時は、まさに断崖から海中に飛び込む思いがするも
今日は仏様の教えの中に美しく年をとる教えがありましたので紹介したいと思います。60、70歳を過ぎると足腰や肌の衰えがくるものです。しかし、年を重ねるごとに『美しさ、気品、活力』を増す3つの方法があります。1.プライベートで一緒にいて安らげる人を持
般若心経の最初の言葉が『観自在菩薩(かんじざいぼさつ)』です。簡単に訳すと観音さまです。もっと古い時期には光世音菩薩(こうぜおんぼさつ)と言われていました。光りは「智慧」、音は「慈悲」を表していました。仏という智慧の光りに向かえば、苦悩や迷
禅語に不退転(ふたいてん)があります。横綱に昇進した関取や総理大臣のコメントにもよく使われている言葉です。くじけない、屈しない、固い決意という意味です。 自分を励ます言葉と言われています。逆境にあった時はこの三文字を書いて机の前に貼って毎日
今朝は急に3年前に家のお坊さんから頂いた、法華経を仏壇からだして、読んでいます。法華経とはお釈迦様が説いたありがたいお経です。その中に日々『六つの努力』というものがあります。1.他のためにはげみます。(布施)2.きまりをよくまもります。(持戒
般若心経にでてくる『心無けい礙(しんむけいげ)』とは心にわだかまりがないことをいいます。この言葉を良く理解し使った人が、松下幸之助と言われています。『鳴かぬなら殺してしまえほととぎす』織田信長『鳴かぬなら鳴かせてみせようほととぎす』豊臣秀吉
アラン・デボー著『助け合う動物たち』の中に鳥の観察をしているときに、枝に止まっている年老いて、くちばしの先が折れた一羽のカケスに、餌をくわえたカケスがやって来て口の中に入れていた。お互い苦しみを分かちあい、協力する行動は野生の動物たちにもあ
お経の中に『無明、無老死』の言葉が出てきます。無明とは愚痴や、目先にとらわれたおろかさをいいます。老死とは自らの業により悩み苦しむさまをいいます。訳すと苦しみや悩みの源は、すべて自分自身の愚かさや、弱さからくると教えています。自分の為だけに
今日は休み。勉強の合間に古典を読んでます。紫式部は誰も知ってますね。その娘の和歌を見ています。大弐三位藤原賢子(だいにのさんみ/ふじわらのけんし)です。父を3歳で亡くし、母を(紫式部40歳で没)15歳で亡くし、2度の結婚で80歳の長寿まで、幸せに
夜勤明けて、やっと夏らしくなったのでプールに行って来ました。いっぱいの親子連れでした。プールサイドで甲羅干ししました。たくましそうに、日焼けしたくて。一休和尚の所に80歳の老人が、100歳まで生きたいのでご祈祷願いたいとやって来ました。一休和尚
先日転倒骨折したお婆さんですが無事手術も終わりリハビリに入っているそうで、早く退院できそうと家族より連絡ありました。(ホットしましたが、また徘徊して転倒したらと、心配はつきないものですね)入院していて、来週百歳を家族と共に待ち望んでいたお爺
今日はアインシュタインの言葉を紹介します。『君には二つの生き方がある。奇跡など起こらないと信じて生きるか、すべてが奇跡だ!と信じていきるかだ』地球事態が奇跡の星なんだから、そこで起こることは奇跡以外はないだろう。『素敵な女の子を口説いている
皆さんがお寺で写経する、般若心経の一節を紹介します。『不生不滅(ふしょうふめつ)、不垢不浄(ふくふじょう)、不増不減(ふぞうふげん)、是故空中(ぜこくうちゅう)』(パソコンやスマフォには何故かお経文字が入ってないので一文字ずつ打たないといけ
この世に生まれてきて、誰でも得ることのできる最大の財産とは何でしょうか?仏教では、心やすらぐ時をどれだけ得たかと言っています。『法句経』に「執着があれば、それにとらわれて、ものの本質を見ることができない。執着を離れた心になれば、あらゆるもの
今朝の新聞より、『命に近い仕事ほどお金が動かない』調理、排泄処理、子育て、介護、看病、看取り(みとり)、防災。これら命に関わることがらを以前は自分たちで担ってきた。現代は税金と料金を支払って、行政と企業に委託する。命に関わる仕事を自らの手で
『成功者の百言よりお経の一言が尊い』と昔より言われています。この世で成功者といわれる人であっても、自分の知恵や世間での知恵が、いかにすぐれた者であっても、そこには常に無力さがつきまとうものだからとの理由からか。 これを裏付けるように『この世
『ほととぎす大竹藪(おおたけやぶ)をもる月夜』(松尾芭蕉)高くうっそうと茂った竹藪の間から月の光が静かに射し込んでいる静かな夜である。折しも藪の上をほととぎすが一声するどく鳴いて飛んでいった。我が家の近くにもうっそうと茂った竹藪があり、ほと