mixiユーザー(id:280973)
日記一覧
- 『彼らが本気で編むときは、』
- 2017年02月28日23:38
あの『かもめ食堂』『めがね』『トイレット』の荻上直子が癒し系（だけど幾何的）なタッチを捨てて、母に放置された小学生の少女トモと、母の弟と同居する一人のトランスジェンダーのリンコ（工事は完了、戸籍の変更はまだ）との交流を軸に、いくつもの母と
- 『ラ・ラ・ランド』
- 2017年02月28日00:55
虹の都 光の港 キネマの天地 花の姿 春の匂い あふるるところ カメラの眼に映る かりそめの恋にさえ 青春もゆる 生命は踊る キネマの天地良い子のみんなぁ、"LA-LA LAND"の意味を辞書で引いてみようね。単なるダジャレではないだよぉ。お
- 『ナイスガイズ！』
- 2017年02月28日00:54
出来が悪いわけではないんだけど、ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングというツイントップならば、もっと面白いものが作れたのではないかと思ってしまう。子連れバディものに社会風刺（70年代後半の環境問題）を絡めてアクションコメディだが、別段作
- 『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』
- 2017年02月27日00:30
この作品、観終わって、少々引っ掛かったことがある。 一つは、何故主人公の妻は中絶することになる胎児のエコー写真と書類を隠し持っていたのか。ましてや、胎児の父親が（妻の母が語ったように）妻の浮気相手なら、わざわざ検査をするか、書類を残すか
- 『愚行録』
- 2017年02月27日00:28
同じ「世田谷一家惨殺事件」をモチーフにした『怒り』とは、表裏一体というか、向こうが饅頭の皮ならこっちは餡子とでもいうべき関係か。その餡の腐臭たるや、李相日が逃げ出しそうなほど。『怒り』が迫ろうとしながら描けなかった人間のどうしようもない
- 『ブラインド・マッサージ』
- 2017年02月27日00:27
世紀が変わった頃、仕事で中国に行ったことがある。凄まじい発展を遂げる上海から南京を経由して更に内陸部へ、途中まで鉄道で、その後は車で延々と２日かけて移動するのだが、途中ありとあらゆる乗り物を見た。路面電車、トロリーバス、輪タク、トラック（
- 『マリアンヌ』
- 2017年02月27日00:25
こういうシンプルな物語にはシンプルな邦題がよく似合う（ダブルミーニングな原題は訳しにくい）。『カサブランカ』は勿論、戦時下のロンドンが後半の舞台ということで『刑事フォイル』とかも連想。あまりに捻りがなさすぎるのだが、むしろそこが一周回って
- 『シンクロナイザー』
- 2017年02月27日00:25
今作の監督・万田邦敏は、黒沢清と並んでハスミ一派の筆頭格。塩田明彦や青山真治らの先輩に当たる。本業？は母校立教の教授だけど、映画監督でありそれ以前に映画系文筆家だった。 以下、日本映画現代史の整理（ごく一部） ディレクターズ・カンパニー（
- 『サバイバルファミリー』
- 2017年02月27日00:23
原発が止まるとか原油が入ってこなくなったりとかそういう部分的段階的にではなく、いきなりある朝、地球上の電気が一切、長期間機能しなくなる ― そんなことは生物的にもあり得ない（電気エネルギーは細胞を機能させる仕組み）からこれはファンタジーなん
- 『たかが世界の終わり』
- 2017年02月27日00:22
見立て（一つの見方）としては、主人公はもう死んでいるんだろう。死んだ次男が幽霊になって16年ぶりに実家に戻り、母親や兄、妹、兄嫁に自分が死んだことを伝えようとするが果たせない。しかし、家族たちはそれぞれにそのことを感づいている。会話が終始噛
- 『相棒 劇場版�検�
- 2017年02月27日00:20
『相棒』の世界観は統一されているのかいないのか、まあ矛盾を探すほどのコアなファンではないのでいいといえばいいんだけれど。副総理（益岡徹）は登場して総理が出てこないのは、前シリーズ最終話との辻褄調整か？（国広富之が総理を演じた） 映画第１作
- 『なりゆきな魂、』
- 2017年02月13日01:35
こういうものの筋を追って説明するのも意味は無い。意味は無いのだから。ところが困ったことに、瀬々敬久は映画の核として、長距離バス死亡事故を用意してしまった。しかも時空が歪み、死者と遺族とが入れ替わる。生死をも突き放してしまうというドライな原
- 『僕と世界の方程式』
- 2017年02月13日01:26
自閉症や何らかの障碍を抱えた子どもがある分野の天才だったり特殊技能を持ってたりする、というパターンはかなり危ないと思う。 この作品では主人公の影のような、もう一人の自閉症の少年を登場させたり、主人公自身も決して無敵な数学の天才としては描い
- 『ショコラ 君がいて、僕がいる』
- 2017年02月13日01:01
十何年前か日経朝刊の文化面（裏一面）で、チャーリー・チャップリンの孫が自分はサーカスをやっている、サーカス文化を守っている、と書いているのを読んで、へーと思った記憶がある。今回彼、ジェームス・ティエレがお祖父さんの面影そのままにサーカス出
- 『ふたりの桃源郷』
- 2017年02月13日00:13
危なかった。これ、昨年のうちに観ていたら、ベストテン選定でもっと苦しむところだった。秀作としか云いようが無い。 （キネマ旬報授賞式会場にて鑑賞） ここでの「ふたり」は年老いて亡くなっていくお祖父さんお祖母さんのことだけではなく、畑を継ぐこ
- 『破門 ふたりのヤクビョーガミ』
- 2017年02月13日00:01
テレビドラマ版（２シリーズ）がＢＳスカパー！とＫＡＤＯＫＡＷＡ制作で、今回の映画版は松竹制作で在阪民放各局が絡んでいる。連関しない全く別の企画なのだが、佐藤佐吉と中村ゆりの２人は両方に違う役で出ている。尤も佐吉の役は両方とも怖いオッサン(
- 『マグニフィセント・セブン』
- 2017年02月12日23:42
いや、純粋に面白かったし、確かに「七人の男たちが凶暴な者たちから弱者を守り抜いた」というアウトラインは原典を踏襲しているとは思うけど、守られる側が農民ではないし、敵方が単なる荒くれ者集団ではなく悪徳企業家となると、もう別の物語という印象が
- 『キセキ -あの日のソビト-』
- 2017年02月12日23:41
芸能人は歯が命、じゃなくて、顔出ししてナンボである。世間に顔を晒すというリスクと引き換えにお代を頂く商売。いや、ピエロのお面してもいいし、狼の被り物しててもいい。そこまでは許せる。素顔でなくても、人となりは伝わってくるから。ところが、あ
