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日記一覧

『イット・フォローズ』
2016年01月31日11:14

 いや、よくも悪くもB級ホラーの水準作といった体なのですが、 作中『白痴』だとか古典小説が引用されていたりとか あちこち色々意味深で、引っ掛かるところがありすぎ。 こういうのは決して軽々に感想は書けません…(^_^;)

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『ザ・ウォーク』
2016年01月25日01:45

 高所恐怖症気味の私は手に汗握り寿司じゃなかった握りすぎ。 とりあえず一言だけ。 今作でのベン・キングズレーはフランス人です(笑)。 もう一言だけ。 これはワールド・トレード・センターへのレクイエムでもあります。 主人公の得た「屋上立ち入り許

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『サウルの息子』
2016年01月25日01:38

 冒頭からカメラの焦点はボケている。視界に主人公の男サウルが入ってくると彼の顔に焦点が合う。これだけで、この作品は彼の言動だけを追っていき、他者や外界については主体的に描かないことを強く示唆している。 舞台がどこで彼らが何者であるか分かり易

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 ティーンエイジャーだった或る日の朝目覚めると、自分の姿が他人になっていた…。それ以来10年以上も朝が来るたびに別の姿になっている自分(内面としては男)。老若男女、人種さえ問わず。一切脈略なく、コントロールすることも出来ず、原因も分からない。

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 何で片仮名題名なの? コンプトンって何? アイス・キューブぐらいは知っている。彼らの名前ぐらいは聞いたことがある。何だか素行の悪い連中がラップで全米チャートを賑わしているらしい。…ぐらいの知識というか記憶しかない(リアルタイムではもう少し

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『白鯨との闘い』
2016年01月25日00:40

 監督 ロン・ハワード 原題 In the Heart of The Sea 19世紀前半、鯨油を求めて大西洋の鯨を取りつくした西洋人たちは、遠く太平洋まで帆を広げていった。それはやがて日本の運命を大きく変えることになるのだが、それはさておき、これは勇猛な漁師たち

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 森田芳光ゆかりのスタッフとキャスト(豪華なゲスト陣!)が、たい焼きの尻尾の先の先までアンコを詰めるかのように森田芳光とその作品にオマージュとリスペクトを捧げまくった。『の・ようなもの』の登場人物のその後を描いているが、若い才気で現代風俗(

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『最愛の子』
2016年01月25日00:38

 一人息子を誘拐された元夫婦の苦悩と苦闘の物語は、そういう事情を知らずその子を慈しんで育ててきた養母(ビッキー・チャオ)の慟哭の物語にシフトし、行きがかり上彼女を支えることになる弁護士ら様々な人間たちに波紋を広げていく。 2009年、発展著しい

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 (ボイス(呟き)から続く…) よって、落ち着いて感想を書く状態でもなくなっている。 面白かったし上手く作られていたし考えさせられたけど、どうしても自国(アメリカ)に対しては結局甘くなるのは仕方のないことだと諦めるべきなのか。トム・ハンクス

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『ヤクザと憲法』
2016年01月14日00:52

 私は神戸に生まれ育った人間ですが、ヤクザ、いわゆる暴力団関係者と関わったどころか見掛けたことさえ殆どありません。普段は彼らも一般市民に紛れて生きていたりするわけで、気付かないだけなんですけどね。学生時代、バイト先の市民プールに中年ヤクザと

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 コメディーで笑えるか。これは作品のほうの問題だけではなくて、観客にもよる。笑う観客だからいいわけじゃないし、笑わない観客だからといって別に立派なわけではない。せっかく映画館に足を運んだんだから、この際料金分ぐらいは笑って帰ろうというのが、

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  近作にケン・ローチの『ジミー、野を駆ける伝説』というのがあったからこういう邦題にしたのかもしれないけど、ディーンよりはジミーだろう。あとこの作品の原題は『LIFE』で、これは彼の写真が載ったあの雑誌名と彼の短すぎる人生、更に写真が映し出した

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