感想を書く前に、エラいことを意外な人物に指摘されてしまったという話。 『かぞくのくに』『夏の終り』『ゲゲゲの女房』など意欲的な活動を続けている映画配給・製作会社スローラーナーを率いる越川道夫プロデューサーが、今作で脚本(共同)・監督を初めて
劇中特段説明はないが(言語はドイツ語っぽいなあとは思うけど、通貨は交わされる会話の内容から判断して価値的にユーロじゃないからユーロ圏ではないことは分かる)、舞台(ロケ地)はハンガリー・古都ブタペスト。ハンガリーはハンガリー語、通貨はフォリ
原題:You're Not You 大枠としては『最強のふたり』と同じ。舞台をパリではなくNYで、主人公2人も男同士ではなく女同士(別にリメイクというわけではなく、原作小説があるそうな)。 余命数年のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者とそれを介護する健常者、
橋口亮輔が死にたいほどの苦悩と苦心の末に描き出したものは、摩天楼東京にも何とか残る青い空だった…。 無名の新人3人の剥き出し演技を中堅の芸達者役者たち(※)がサポートしている。それはそのまま劇中の迷える主人公たちをそれぞれ周囲の人間たちが見
アポロは月に行ってないと真顔でいうひとがいる。日本にもいるし、おおもとのアメリカにもいたりする。じゃあ月から送られてきた映像は?というと、「映画のスタッフが作った偽装工作物」だと言う。あのスタンリー・キューブリックならば作れると。まあ確か
(映画館鑑賞したことに内容も考え合わせ、これは映画扱いする、すべきである) 脚本家としても結構キャリアが長い(二時間ドラマやアイドルドラマ、さらに確認すると かの朝ドラ『君の名は』でも終盤のピンチヒッターを務めている)小林政広だが、時代劇の
「起点終点」って『ヨルタモリ』中にあったコーナーみたい(笑)。「始まりは終わりであり、終わりはまた始まりである」byタモリ。実際、この作品のモチーフも同じである。人生のどん詰まりで贖罪に生きる男が再出発を図るまでの二十数年間…。因みに「起終点
『エベレスト』もそうやけど、実話に基づけばええとゆうわけやおへんのやで。 オールスターキャストの戦争映画って一度は作ってみたいと、映画製作者(監督というより)は思うものなのかもしれない。『史上最大の作戦』みたいなやつ。(そういえば、今作に
フランスのとある田舎。聾唖者である父母弟を支えて生きてきた健常者の高校生女子が歌唱の才能に目覚め自らの人生を切り拓くため家族の元から旅立っていくまでの葛藤と家族が彼女を理解して応援するまでのジレッたいプロセスを、笑わせて泣かせてキッチリと
こういうのも、何を書いても蛇足という気がする(笑)。 『シラノ・ド・ベルジュラック』の設定を870度ぐらいコジらせたような(笑)奇妙な勘違い三角関係ネタだけに、サブプロット無しで2時間近く引っ張っている。原作でいえばたぶん1巻=導入部の、2人が
監督:ナンシー・マイヤーズ(『恋愛適齢期』) 粗筋とか説明不要だよね。 大人のおとぎ話であり、人生讃歌、シニアへの応援歌であり、リアルな取材が根底にあるものの最終的に八方うまくおさまる理想的なうまいお話。淀みのない語り口が周到で、余計な
また何だか分からない悪邦題。確かに雪やら氷やら出てくるけど。原題(The captive)を踏まえて、「囚われの少女」とかでよかったんじゃないか。 ナイアガラの滝も凍りつくように登場人物たちの時間は動かない。仲睦まじく暮らしていた一家を襲った突然の