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日記一覧

前川裕「酷 ハーシュ」読了。2012年に、日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビューした作家の最新作は、長編警察小説。次々に殺害される新婚夫婦、凶器は手斧、意味不明の遺留品、歪な人間関係。混迷する捜査の果てに、キャリアの捜査幹部が姿を消し

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江戸川乱歩賞作家アンソロジー「デッド・オア・アライブ」読了。7人の江戸川乱歩賞作家による書き下ろし短編ミステリーのアンソロジー。テーマは「Dead or Alive(生死の危機)」、そして「2013年9月7日12:00に主要人物が帝国ホテルにいる短編ミ

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本川裕「統計データが語る日本人の大きな誤解」(日経プレミアシリーズ新書)読了。著者は統計データ分析家・経済研究家。この本では、長年にわたり著者が収集した膨大なデータをもとに、経済から生活、健康、価値観にわたり、巷間に流布する通説の誤りを明ら

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村瀬美幸「10種でわかる世界のチーズ」読了。著者は東京でチーズ専門教室を主宰し、チーズのプロの国際大会で日本人として初めて入賞された方。この本では、世界の代表的なチーズ10種を取り上げ、その製法、特徴、歴史から食べ方・合わせ方まで解説したチ

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山田清機「東京タクシードライバー」読了。13人のタクシードライバーへのインタービューをまとめたノンフィクション作品。妻に逃げられた元ホームレス、3人の連れ子のためにひたむきに生きる男、不倫している女性を諭し、その場で交際を申し込んだ男、など

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嶋中潤「代理処罰」読了。今年度の「日本ミステリー文学大賞新人賞」受賞作。同賞に14年間応募し続け、今回も含めこれまでに8回最終候補に残り、とうとう受賞されたとのこと手(パー)誘拐された最愛の娘。誘拐犯はブラジルに消えた妻を身代金の運び人に指定し

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川瀬七緒「桃ノ木坂互助会」読了。2011年に江戸川乱歩賞を受賞しデビューした作家の最新作。移り住んできたよそ者たちの度重なるトラブルに頭を抱えていた桃ノ木坂互助会会長の光太郎。悪い芽は早く摘まねばと、町に害を及ぼす人物を仲間たちとともに次々

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吉本佳生「スマホは人気で買うな! 経済学思考トレーニング」(日経プレミアシリーズ新書)読了。ホテルや映画料金の謎、無料サービスのカラクリ、悪徳商法を減らす方法、住宅ローン借り換えの裏技など、身近な題材のクイズで経済学的思考が鍛えられる本。全

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日本経済新聞出版社「日経プレミアプラス Vol. 14」読了。日経新聞によるマガジン型新書の第14弾。今号の特集は「2030年、僕らの未来」ということで、今から16年後の「働き方」「ビジネスモデル」などを識者が語っています。「2030年には転職を重

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長岡弘樹「波形の声」読了。昨年発表した「教場」が、2013年ミステリーベスト10で高い評価を受け、話題となっている作家の最新作は、7編の短編が収録された短編集。どの短編もよく出来ており、楽しめましたウッシッシ次は長編を読みたいです手(パー)先日の

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大内伸哉「君の働き方に未来はあるか? 労働法の限界と、これからの雇用社会」(光文社新書)読了。著者は神戸大学法学部教授で、労働法を専門としている方。本書では、「雇われて働く」とは本来どういうことなのか、というところから、正社員のメリット、デ

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岡田栄造・山崎泰寛・藤村龍至編著「リアル・アノニマスデザイン ネットワーク時代の建築・デザイン・メディア」読了。プロダクトデザイン、建築都市、メディアの3分野のデザイナー、クリエイター、批評家らが、柳宗理が提唱した「アノニマス・デザイン」に

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黒川博行「破門」読了。警察小説、ギャンブル小説などのジャンルで多くの作品を出版しているベテラン作家の最新作品は、人気の「疫病神」シリーズの第5弾となる長編。映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。桑原の本家

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霞流一「奇動捜査 ウルフォース」読了。日本における「バカミスの第一人者」の最新作品。伝説の演歌歌手関係者の奇怪な連続殺人事件とそれを追う機動捜査隊のやっかいものコンビ。相変わらずのバカミスっぷりで楽しめましたウッシッシ最近よく通っている三宮駅

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最相葉月「セラピスト」読了。98年に発表された「絶対音感」がベストセラーとなり、以降多くの話題作を出しているノンフィクション作家の最新作。メンタルカウンセリングに関して、二人の巨星、河合隼雄と中井久夫を中心に、箱庭療法の意義を問い、治療の変

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相場英雄「トラップ」読了。2012年に発表した「震える牛」でブレイクし、以降警察小説や経済小説の秀作を発表し続けている作家の最新作。2012年に出版された連作短編警察小説「ナンバー」の続編となる連作短編集。詐欺や横領犯と頭脳戦を繰り広げる警

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福原義春「美 『見えないものをみる』ということ」(PHP新書)読了。著者は資生堂創業者・福原有信の孫で、資生堂社長、会長を歴任し、現在は名誉会長を務める傍ら、東京都写真美術館館長など多くの公職に就いている方。本書では、文化や歴史に学びながら、

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堂場瞬一「内通者」読了。2000年に「小説すばる新人賞」を受賞デビューし、それ以降、主に警察小説、スポーツ小説の分野で活躍している作家の最新長編。千葉県警捜査二課の刑事・結城はある贈収賄事件の内偵中に、妻を突然の病気で失ってしまう。彼は悲し

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伊坂幸太郎「首折い男のための協奏曲」読了。人気エンタメ作家の最新作は、ちょっと変わった趣向の連作短編集。7つの短編が収録されていますが、特定の主人公や設定で統一されたものではなく、それぞれの短編が緩やかにつながっています。これぞ伊坂ワールド

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香川へ日帰り旅行
2014年02月09日23:01

馳星周「ラフ・アンド・タフ」読了。人気ハードボイルド・ノアール作家の最新長編。賞金稼ぎになろうと無茶をする日々をおくるケン。ヤクザの借金を踏み倒した風俗女を見つけたが、彼女には小さな男の子が。女と子供との、死にたいくらい焦がれた幸せが目の前

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今野敏「連射 TOKAGE3 特殊遊撃捜査隊」読了。警察小説、冒険小説などで多くの著作を持つ作家の最新作は、警視庁覆面捜査チーム「トカゲ」シリーズの第3弾となる長編。国道246号線に集中する不可解なコンビに強盗が連続発生。消えた漆黒のライダー追跡の

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神津伸子「氷上の闘う女神たち アイスホッケー女子日本代表の軌跡」読了。著者は産経新聞で記者を務めたあと独立し、スポーツを中心に活動しているフリーライター。アイスホッケー女子日本代表チームが、ソチ五輪で初めて最終予選を勝ち抜き五輪出場を決める

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小川仁志「『道徳』を疑え!自分の頭で考えるための哲学講義」(NHK出版新書)読了。著者は大学で哲学を教える傍ら、商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している哲学者。この本では、機能不全に陥ってしまっている「道徳」を一か

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竹内薫「まだ誰も解けていない科学の未解決問題」読了。著者は多くの著作を持ち、NHKの人気科学番組「サイエンスZERO」のナビゲーターも務めるサイエンスライター。この本では、リーマン予想、進化論、不確定性原理、超ひも理論など科学界における12の未解

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清水潔「殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」読了。著者は「桶川ストーカー殺人事件」で警察より先に犯人に辿り着いた「伝説の記者」。栃木県足利市、群馬県大田市という隣接する2市で、4歳から8歳の5人の少女が誘拐または殺害さ

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酒井順子「ユーミンの罪」(講談社現代新書)読了。著名エッセイストが1972年のデビューから「DAWN PURPLE」の91年までの 楽曲を追いながら、ユーミンが世間に与えた影響や時代の変遷をたどる本。私と同世代の人であれば特にユーミンファンで

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白石一文「彼が通る不思議なコースを私も」読了。2000年に作家デビューし、2009年には山本周五郎賞を、2010年には直木賞を受賞した作家の最新長編。友人がビルから飛び降りようとしている現場で、霧子は不思議な男と出会った。彼は学習障害児の教

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小島達矢「シュレーダーの階段」読了。2010年に新潮エンターテイメント大賞を受賞しデビューした作家の最新作品は、2つの別々の事件が同時進行するサスペンス長編。誘拐犯から脱出しようとする少女と、マンションへ侵入していた中学生たち。二つの別々の

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