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日記一覧

伊予原新「博物館のファントム 箕作博士のミステリ標本室」読了。2010年に横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビューした作家の最新作は、自然史博物館を舞台にした連作短編集。著者は神戸大理学部卒、東大大学院博士課程終了というバリバリの理系の方ですが

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山名一郎+家電テクノロジー研究会「家電の科学 ここまで進化した驚異の技術」(PHPサイエンス・ワールド新書)読了。家電ライターらによる、身近な家電の基本原理や最新技術を紹介した本。スチームオーブンレンジ、3Dプリンター、家庭用掃除ロボット、4K

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TBSラジオ編「科学の宝箱 人に話したくなる25のとっておきの豆知識」読了。松尾貴史がパーソナリティを務めるTBSラジオ「夢☆夢Engine!」での25人の科学者とのトークをまとめた対談集。様々なジャンルで多種多様の研究をされている方々とのトークはどれ

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桐野夏生「だから荒野」読了。直木賞、日本推理作家協会賞、泉鏡花賞、谷崎潤一郎賞などの受賞経験を持つ女性作家の最新長編。46歳の誕生日。身勝手な夫と息子たちを残し、主婦・朋美は1200キロの旅路へ...以前の桐野さんの作品に比べるとソフトな印

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ラテアート教室
2014年01月27日23:06

岡田幹治「ミツバチ大量死は警告する」(集英社新書)読了。著者は、朝日新聞のワシントン特派員、論説委員などを経て「週間金曜日」編集長を務め、現在はフリージャーナリストとして、食の安全や環境問題を主なテーマに取材・執筆活動をしている方。この本で

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佐藤友哉「ベッドサイド・マーダーケース」読了。2001年にメフィスト賞を受賞しデビュー、2007年には三島由紀夫賞を受賞した作家の4年ぶりのミステリー長編。小さな町で密かに進行する「連続主婦首切り殺人事件」。復讐者となった夫たちは犯人を追う

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渡辺裕之「叛逆捜査 オッドアイ」読了。2007年のデビュー以降、「傭兵代理店」シリーズなどのアクション小説で評価を得ている作家の最新作品は、書き下ろしの警察小説。首を切断する猟奇連続殺人事件の標的は自衛官。警視庁、自衛隊、米軍が三つ巴になっ

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加藤眞男「希望(ゆめ)のまちの殺し屋たち」(講談社ノベルズ)読了。2012年に第一回本格ミステリー「ベテラン新人」発掘プロジェクトを受賞しデビューした作家の受賞後第一作。さいたま市を暮らす平凡な市民たちによる群像劇ミステリー。3つの犯行計画

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NHKスペシャル取材班「老人漂流社会 他人事ではない”老後の現実”」読了。昨年1月に放映され反響を呼んだNHKスペシャル「終の住処はどこに 老人漂流社会」の書籍化。高齢者が体調を崩して自宅にいられなくなっても、病院や介護施設は満床で入れない。短期

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前野隆司「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」(講談社現代新書)読了。著者は慶応大学大学院教授で、ヒューマンマシンインターフェイスから幸福学、感動学、共感学、イノベーション教育など幅広い研究分野を持っておられる方。この本では、学問としての体

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小島寛之「数学的決断の技術 やさしい確立で『たった一つ』の正解を導く方法」(朝日新書)読了。著者は数理経済学、意思決定理論を専攻する数学者であると同時に、多くの著作を持つ経済学博士・数学エッセイスト。本書は、根拠のない直感やデータだけで物事

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本城雅人「去り際のアーチ」読了。プロ野球界を舞台にした多くの小説を発表している作家の最新作は、プロ野球に関わる人々を描いたハートフルコメディ短編集。全盛期を過ぎた4番バッター、世間から忘れられようとしているベテラン解説者などを主人公にした7

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ラ・フェラーリ完成
2014年01月19日23:01

緒川怜「迷宮捜査」読了。、2008年に日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビューした作家の最新作は、長編本格警察小説。住宅街で起こった二つの殺人事件、公安の警電番号を呟く錯乱者、謎の遺留品、罪無き人間を巻き込んだ悲劇の銃撃戦....その先

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今野敏「虎の尾 渋谷署強行犯係」読了。警察小説やアクション小説で多くの著作を持つ作家の最新作は、「渋谷署強行犯係」シリーズの第4弾。渋谷署強行犯係・辰巳と、整体師・竜門。異色のタッグが、渋谷が宮下公園で起こった連続傷害事件に挑む。手がかりは

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末井昭「自殺」読了。著者は白夜書房にて「写真時代」や「パチンコ必勝ガイド」などの雑誌を創刊した伝説の編集者。ギャンブラーとしても知られています。自身が7歳のとき、実の母親が不倫相手と“ダイナマイト心中”をしたという特異な経験を持つ著者が、自

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嶋谷幸雄・輿水精一「日本ウイスキー 世界一への道」(集英社新書)読了。著者は、サントリーでウイスキー工場の工場長をされていた方と、同じくサントリーでウイスキーのチーフブレンダーを務めている方。日本のウイスキーは近年世界のウイスキー賞で最高賞

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五十嵐貴久「キャリア警部・道定聡の苦悩」読了。2001年にホラーサスペンス大賞を受賞デビューし、以降多彩なジャンルの作品を発表し、映像化も多い人気作家の最新作品。いい加減でやる気のない超絶美人刑事と、ブサイクで頼りない新米エリート刑事のコン

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渡邊泉「いのちと重金属 人と地球の長い物語」(ちくまプリマー新書)読了。著者は東京農工大准教授で、環境化学、環境毒性学を専門とされている方。鉄、鉛、水銀、亜鉛、砒素、レアメタル...文明を躍進させたり生物の身体の調子を整えたりする一方で、毒

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八木圭一「一千兆円の身代金」読了。本年度「このミステリーがすごい!」大賞大賞受賞作。与党大物政治家の孫を誘拐した犯人グループは、日本政府相手に驚天動地の要求。警視庁捜査一課特殊係の国家の威信をかけた捜査が始まる...オリジナリティ溢れる誘拐

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倉阪鬼一郎「八王子七色面妖館密室不可能殺人」(講談社ノベルズ)読了。ミステリーとホラーを中心に多彩な作品を精力的に発表している作家の最新長編。奇怪な館で起こる殺人劇。七つの部屋で連続する密室犯罪...この人の作品らしい驚愕のラスト。どうやっ

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梶永正史「警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官」読了。本年度「このミステリーがすごい!」大賞大賞受賞作。渋谷のデパート内の銀行で立てこもり事件が発生。贈収賄などの知能犯担当の女性刑事・郷間彩香になぜか現場の指揮をとるようにとの特命が下った.

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小宮良之「グロリアス・デイズ 終わりなきサッカー人生」読了。著者はサッカーをメインに多くの著作を持つスポーツノンフィクションライター。本書では、挫折を繰り返しながらも決してあきらめないJリーガーたちの苦闘の記録したノンフィクション。豊田陽平

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古川聡「宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方」(マイナビ新書)読了。著者はJAXAの宇宙飛行士で、2011年に国際宇宙ステーションに167日間滞在した方。想像を絶する過酷な訓練、密閉空間での長期滞在、宇宙ゴミ衝突の危機など、あらゆるストレスに耐え、任務を

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内澤旬子「捨てる女」読了。著者は、文筆家およびイラストレーターとして活動されている方で、「飼い食い 三匹の豚と私」や「世界屠畜気孔」などのユニークな著作で注目を集めています。この本では、ものを捨てることができなかった本人が、病気をきっかけに

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細見淳一「下町ボブスレー 東京・大田区、町工場の挑戦」読了。国産初ボブスレー製作プロジェクトの委員長がその舞台裏を明かす本。海外では「フェラーリ」や「BMW」などの超一流メーカーがその製造を手がけるボブスレーのマシン。ひょんなきっかけから東京

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結婚記念日ディナー
2014年01月06日23:05

日本経済新聞社「日経プレミアプラス vol. 13 給料がヤバい!」読了。日経新聞社によるマガジン型新書の第13弾。今号の特集は「給料がヤバい! 収入と幸福の関係」ということで、労働政策の問題や経済構造の影響など、様々なな側面から今後の給料対策が述

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新野剛志「カクメイ」読了。99年に江戸川乱歩賞を受賞しデビューした作家の最新作はテレビ局への脅迫事件を扱った長編ミステリー。「超人気お笑い番組の視聴率が一定を超えたら、無差別に人を殺す」単なるいたずら、それとも、全国のお茶の間への挑戦なのか

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薬丸岳「その鏡は嘘をつく」読了。2005年に江戸川乱歩賞を受賞しデビューした作家の最新作は、2011年に発表され昨年10月にテレビドラマ化された「刑事のまなざし」の続編となる長編。エリート医師の自殺と医学部受験を控えた青年の失踪事件。二つの

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梅田のホテルにて新年会
2014年01月03日22:59

宮部みゆき「ペテロの葬列」読了。人気作家の最新作品は、「誰か」「名もなき毒」に続く杉村三郎シリーズ第3弾となる現代ミステリー長編で700ページ近い大作。杉村三郎はある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。事件は3時間ほどであっけなく

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今年初のパン作り
2014年01月02日22:50

森達也「『自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか』と叫ぶ人に訊きたい 正義という共同幻想がもたらす本当の危機」読了。著者はドキュメンタリー作品を多く手がけている映画監督で、活字メディアでも多くの著作を持っている方。この本は2007年か

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