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日記一覧

海文堂書店閉店
2013年09月30日22:59

石井光太「東京千夜」読了。東日本大震災での釜石市の遺体安置所における極限状態に迫ったルポ「遺体」で脚光を浴びた気鋭のノンフィクション作家の最新作。自殺、死後結婚、ハンセン病、HIV、津波...ルポともエッセイとも、あるいは私小説ともいえるちょ

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大沢在昌「海と月の迷路」読了。ベテラン人気作家の最新作は、昭和30年代の「軍艦島」を舞台にしたミステリー長編。わずかな土地に五千人がひしめく炭鉱の島。少女の事故死を疑問に思う若き警察官・荒巻の”許されざる捜査”は、しきたりや掟に支配された島

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永瀬隼介「白い疵 英雄の死」読了。2000年のデビュー以降、数多くの作品を出版し、今や人気作家の一人となった作者の最新作は、3年ぶりの書き下ろし政治サスペンス長編。迷える日本にやっと現れたカリスマ・月尾雄大。大胆な国政改革を訴え大衆を魅了す

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有栖川有栖「菩提樹荘の殺人」読了。ベテラン本格ミステリー作家の最新作は、人気の「火村英生」シリーズの最新作となる短編集。4編の短編が収録されています。若干マンネリ化してきた感もありますがあせあせ、安心して楽しめるシリーズです手(チョキ)ちょっと前

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藤本隆宏・柴田孝「ものづくり成長戦略 『産・金・官・学』の地域連携が日本を変える」(光文社新書)読了。東京大学「ものづくり経営研究センター」の誕生から全国に広がったプロジェクト。群馬県、滋賀県野洲市、山形県米沢市など地域連合の実際の活動を報

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イアン・スチュアート「世界を変えた17の方程式」読了。ピタゴラスの定理からブラック=ショールズ方程式まで。この本では、歴史上とりわけ重要な17の方程式を取り上げ、それが何を表しているのか、なぜ重要なのか、社会にどのような影響を与えてきたのか

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長野旅行のお土産
2013年09月24日22:58

大倉崇裕「問題物件」読了。2001年のデビュー以降、ユーモアミステリーを中心に多くの著作を発表しているミステリー作家の最新作。居座り、自殺、ゴミ屋敷、ポルターガイストなど、不動産に関する問題(クレーム)を人間離れした能力で解決する名探偵(迷

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長野旅行三日目
2013年09月23日23:03

今日で長野旅行三日目。朝いちで長野市の善光寺を訪問。ここを訪問するのは小学校の社会見学以来、およそ35年振りあせあせ朝早かったにも関わらず、既に多くの観光客の姿が。その後、上田の近くにある東御市へ。昨年に引き続き、エッセイス・画家の玉村豊男

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長野旅行二日目
2013年09月22日22:06

昨日に引き続き長野旅行二日目。今日はまずは須坂市にある個人経営のワイナリー「楠ワイナリー」へ。2011年からワインの製造を始めたまだ新しいワイナリー。関西ではめったに入手することが出来ないワインなので、思わず2本購入あせあせ次いで小布施栗で

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長野旅行一日目
2013年09月21日22:31

今日から二泊三日で帰省を兼ねた長野旅行。新神戸を朝7時に出る新幹線にて岐阜羽島まで移動し、そこからはレンタカー。まずは実家がある飯田市の隣の松川町にある「信州まし野ワイナリー」に立ち寄り、それから実家へ。両親、弟と一緒に昼食を取ったあと、ブ

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雫井脩介「検察側の罪人」読了。2000年に新潮ミステリー倶楽部賞を受賞デビューし、それ以降ミステリーを中心に様々なジャンルの作品を発表している作家の最新作は、500ページを超える長編ミステリー。ある事件をめぐりベテラン検事と若手検事が対立。

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永谷脩「プロ野球、心をつかむ!監督術」(朝日新書)読了。著者はプロ野球関連の著書を数多く持つベテランスポーツライター。この本では日本プロ野球の歴代の名監督たちを、熱血派、知性派、非常派に分けそれぞれの系譜に関して説明しています。また名監督1

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日経新聞出版社「日経プレミアムプラスVol.11」読了。「スマホ世代のマガジン型新書」のコンセプトで刊行されている新書の第11弾。今号のテーマは「仕事に効く本」ということで、様々な識者が「本当に役に立つ教養書」を紹介すると同時に、「ビジネスに役立

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福田栄一「春の駒 鷺澤家四季」読了。若き新鋭作家たちの著作を次々と刊行している、東京創元社の「ミステリー・フロンティア」シリーズの一冊。「日常の謎」を扱った4本の短編が収録された連作短編ミステリー。祖母、父、3兄弟の六人家族の日常を、ささや

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東野圭吾「祈りの幕が下りる時」読了。人気作家の最新作は書き下ろしとなる「加賀恭一郎」シリーズの長編。夢を実現させた女性演出家。彼女を訪ねた幼馴染が、数日後、遺体となって発見された。数々の人生が絡み合う謎に、捜査は混迷を極めるが...さすがは

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竹吉優輔「襲名犯」読了。2013年の江戸川乱歩賞受賞作品にて、この作家のデビュー作。連続猟奇殺人者とその模倣犯を扱った長編ミステリー。リーダビリティは良いとはいい難いものがありましたが、プロットはなかなか優れていて楽しんで読むことができまし

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真梨幸子「鸚鵡楼の惨劇」読了。2005年にメフィスト賞を受賞デビューし、読んだ後にイヤな後味が残るミステリー”イヤミス”の女王として活躍する作家の最新長編。1991年、バブル期の西新宿。人気エッセイストの鉢塚沙保理は、名声と超高級マンション

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有吉与志恵「奇跡の呼吸力 心身がよみがえるトレーニング」(ちくま新書)読了。著者は運動指導者として30年以上のキャリアを持ち、体調と体型を改善するコンディショニングメソッドを確立。高齢者から現役アスリートまでセルフコンディショニングの指導を

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NHK「プロフェッショナル」制作班「プロフェッショナル 仕事の流儀 運命を変えた33の言葉」(NHK出版新書)読了。NHKの人気番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」ではこれまでに200人を超えるプロの仕事を紹介してきたそうですが、この本ではその中

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大山尚利「紙の眼」(講談社ノベルス)読了。2005年に日本ホラー小説大賞長編賞を受賞しデビューした作家の最新作は短編5編が収録されたホラー短編集。都市に生活者の不安と恐怖を淡々とした筆致で描いており、それがかえって怖さを感じさせます。なかな

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映画「大統領の料理人」
2013年09月10日22:49

千住淳「社会脳とは何か」(新潮新書)読了。著者はロンドン在住の若き科学者で、発達社会神経科学を専門とされている方。「なぜ他人の視線が気になるのか?」「赤ちゃんは生きる術をいかにして身につけるのか?」など、「社会脳」に関する研究の最前線を平易

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一志治夫「幸福な食堂車 九州新幹線のデザイナー 水戸丘鋭治の『気』と『志』」読了。ノンフィクションライターの第一人者による、著名インダストリアルデザイナーのドキュメンタリー。九州新幹線800系電車や、来月から運行が始まる九州周遊の豪華寝台列車

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佐々木譲「代官山コールドケース」読了。冒険小説、警察小説などを得意とするベテラン作家の最新作は、警視庁特命捜査対策室の水戸部刑事が活躍する「特命捜査対策室」シリーズの第2弾となる長編。DNA鑑定が指し示す、17年前の殺人事件=「冤罪」の可能性

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柴田哲孝「漂流者たち」読了。重厚なミステリー作品などを数多く出版している作家の最新作品は、「私立探偵・神山健介」シリーズの最新長編。大震災直後の東日本を舞台に、逃亡者とそれを追う探偵・神山の追跡劇を描いた作品。大震災直後の様子がリアリティい

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篠田節子「ミストレス」読了。1990年にデビューし、山本周五郎賞、直木賞、柴田錬三郎賞などの受賞歴を持つベテラン作家の最新作。女性の恋愛のさまざまな形を描いた5編の短編が収録された短編集です。一編を除いて某雑誌の官能小説特集に掲載された作品

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今一生「ソーシャルデザイン50の方法 あなたが世界を変えるとき」(中公新書クラレ)読了。「誰もが日常的に出来る方法こそが、社会問題の解決を早める」との趣旨のもと、ふつうの人が既に試みたその方法「ソーシャルデザイン」を紹介した本。色々な人が様

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池田清彦「この世はウソでできている」読了。著者は早大教授で生物学者の方。専門の生物学に関連する著書以外にも、環境問題、震災復興に関する著書もあります。「マスメディアにのらないホントの話」という副題が示す通りに、健康、安全、環境に関する様々な

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河島徳基「スポーツ業界の歩き方 スポーツを仕事にしたい人、スポーツの力を信じる人へ」読了。著者はアメリカでのアスリートにトレーニングを教える仕事や阪神タイガースでの通訳・営業の仕事に従事した後、スポーツ業界に特化した人材紹介会社を設立された

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黒川博行「離れ折紙」読了。警察小説や博打小説、芸術大学卒というキャリアを活かした美術ミステリなどで知られるベテラン作家の最新作。関西の美術商たちを主人公に「騙されたら負け」の骨董の世界を軽妙に描いた美術ミステリの短編集。アールヌーヴォー、刀

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福田和代「サイバー・コマンド」読了。2007年のデビュー以降、綿密な取材に基づいた骨太な謀略サスペンス小説などを出版している作家の最新作。ネットワークを介したあらゆるサイバーテロに対処する防衛省「サイバー防衛隊」に所属する若きハッカーたちと

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