五十嵐貴久「リターン」読了。2001年に「リカ」にて第2回ホラーサスペンス大賞を受賞デビューし、それ以降ミステリー作品のみならず時代小説、恋愛小説、青春小説などバラエティに富んだ作品を発表し続けている作家の最新作品。デビュー作「リカ」の続編
伊与原新「ルカの方舟」読了。2010年に横溝正史賞を受賞デビューした作家の最新作品は、東大大学院卒というキャリアを生かした理系ミステリ。大学でのFFP(Fabrication 捏造、Falsificaiton 改ざん、Plagiarism 盗用)とそれにまつわる殺人事件を天才
熊谷達也「調律師」読了。2004年に発表された「邂逅の森」で直木賞・山本周五郎賞をダブル受賞した作家の最新作。ピアノの音を聞くと香りも同時に感じる「共感覚」を持つ、元ピアニストの調律師が主人公の連作短編集。熊谷達也というと、「邂逅の森」らの
石井妙子「日本の血脈」(文春文庫)読了。小泉進次郎、香川照之、中島みゆき、堤康次郎、小沢一郎、オノ・ヨーコ、秋篠宮紀子さま、美智子皇后など皇室から政財界・芸能界まで各界の著名人の家系を徹底した取材でたどったノンフィクション。文庫オリジナルで
橋本毅彦「近代発明家列伝 世界をつないだ九つの技術」(岩波新書)読了。ワット、エジソン、ベル、ライト兄弟ら、世界をつなぐ交通と通信において鍵となった9つの技術をめぐる発明家の苦闘と意外な結末を描いた本。著名な発明ばかりですが、意外と知られて
周木律「眼球堂の殺人」(講談社ノベルズ)読了。第47回メフィスト賞受賞作。狂気の建築家が設計した山奥の奇妙な館。集められた天才たち。閉鎖状況で巻き起こる連続殺人、とこれぞ正統的な本格ミステリー用いられているトリックもまさに本格的
鳥飼否宇「憑き物」(講談社ノベルズ」読了。昆虫もの、妖怪ものなど、異色のミステリー作品で知られる作家の最新作品は、連作短編集。様々な憑依の不思議を「観察者(ウォッチャー)」の異名を持つ大学生が解き明かす本格「憑き物」小説。相変わらず独自のテ
古野まほろ「パダム・パダム Eの悲劇’80」読了。2007年に講談社のメフィスト賞を受賞デビューし、それ以降多くのミステリー作品を出版している作家の最新長編。京都を舞台に、新任キャリア署長がシリアルキラーに挑む警察小説。本格ミステリー(フー
高橋克彦「ツリー(上下)」読了。ミステリー小説、怪奇小説などを得意とするベテラン作家の最新長編。ある新人賞に驚異的な小説が応募されてきた。書評家の主人公は編集者の依頼のもと、連絡のつかない作者・風森をさがすことになったが、本籍地の青森でもよ
本日にて高崎出張終了。午後5時に高崎を出て、午後9時に新神戸到着。いつもは東京−神戸間は飛行機ですが(行きは飛行機でした)、研修の終了時刻がいまひとつ定かでなかったので帰りは新幹線としました。出張中はプラモデルも作れないし、本も思ったように
今回の高崎出張も明日金曜が最終日となりました。さて今日の夕食はパスタを食べに行きました。高崎は数年前から「パスタの街 高崎」をキャッチコピーにパスタを新たな名物として売り出し中です実は群馬県は日本有数の小麦の生産地で、香川の讃岐うど
今週は高崎市(群馬県)に社内研修(トレーニング)で来ていますが、研修担当者(トレーナー)は私が16年前に入社したときの直属の上司。彼はこの2月に定年退職となりましたが、彼の知識と経験は「余人を持って代え難し」ということで、契約社員として再雇
今週は高崎市内で研修です。宿泊場所は高崎駅すぐ前で、研修場所は徒歩15分強のところにあります。徒歩だとちょっとありますが(特にラップトップPC持っていると)、タクシーに乗るほどのものでもないという微妙な距離どうしようかと思って事前に調
今日から高崎にて研修開始。今回は高崎駅前に昨年8月にオープンした新しいホテルに泊まっていますが、大浴場(しかも露天風呂付き)があってかなりいい感じしかも東京などに比べると値段もかなりリーズナブルこのホテルの隣にはヤマダ電
明日から金曜日まで高崎(群馬県)にて社内研修のため、今日から高崎入り。せっかく前泊するので、午前中から高崎に入り、近郊のワイナリー4軒を訪問。まずは隣県の栃木県足利市にある「ココファーム&ワイナリー」へ。ここではワインを2本購入。ついで群馬
真山仁「黙示」読了。徹底した取材を基にした社会派小説で知られる作家の最新長編は、農薬、遺伝子組み換え食品、農業政策など「食と農業」をテーマにした作品。リアリティ溢れる内容で、一気読みの面白さでした今日は奥さんが終日習い事とうことで、夕
奥山治美「本当は危ない植物油 その毒性と環境ホルモン作用」(角川oneテーマ21新書)読了。著者は名古屋市立大学名誉教授で、食用油脂の安全性に関する研究を続けてきた薬学者。コレステロールなどの観点から動物油脂と比べて植物油脂は安全だと一般的に
立石泰則「パナソニック・ショック」読了。ノンフィクションライターの第一人者の一人で、特に企業関連のノンフィクション作品を多く発表している作家の最新作品。日本的経営の象徴であり、日本を代表するメーカーが二期連続で7000億円もの赤字を計上する
嶋浩一郎「なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか」(祥伝社新書)読了。「本屋大賞」の立ち上げに関わり、数々のヒット広告を作り出してきた著者による、本と本屋の使いこなし術。「ムダ」と「想定外」の出会いが情報の化学変化を起こす、という趣旨ももと
萩原浩「家族写真」読了。2005年に発表された「明日の記憶」でブレイクした作家の最新短編集。家族をテーマにした7編の短編が収録されています。どの作品もちょっとブラックユーモアが効いていて、なおかつじんわりとした味わいがあるという、まさにこの
溝上憲文「非情の常時リストラ」(文春新書)読了。著者は、人事、雇用、賃金関連の多くの著作を持つフリーのジャーナリスト。この本ではそんな人事のプロが、リストラの新基準、人事評価に仕組み、新給与体系などについて解説。既に40代後半の私にとっては
高林さわ「バイリンガル」読了。島田荘司選「第5回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」受賞作。30年前のアメリカの大学都市で起きた母娘誘拐事件。生き残ったのは当時3歳の少女ニーナ。解決したはずの事件の真相は、ニーナの記憶の復活とともに30年の
横関大「偽りのシスター」読了。2010年に江戸川乱歩賞を受賞しデビューした作家の最新長編。会社をリストラされた兄と、容疑者を追跡中に射殺してしまった刑事の弟。共に暮す兄弟の前に突如現れた腹違いの妹を名乗る謎の女。彼女の目的が明らかになったと
佐野正幸著「プロ野球『最低』の事件簿」読了。江川問題から日本シリーズの大誤審まで、世間を騒がせた数々の出来事・事件の背景を含めて、その内容を解説した本。まさしく野球史に残る「最低」の事件が多数取り上げられていて、かなり楽しめました今
高野登「リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ」(角川Oneテーマ21新書)読了。著者は前リッツ・カールトン日本支社長で、現「人とホスピタリティ 研究所」所長。「『一流のおもてなし』は『一流の感性』から生まれる」との主張のもと、リッツ・カ
福岡伸一「フェルメール 光の王国」読了。著名分子生物学者によるフェルメールをめぐる美術紀行。2年ほど前に出版された本ですが、先日神戸でも開催されたフェルメール全37点のリ・クリエイト作品を一堂に展示する「フェルメール 光の王国展」を機に購入
「坂木司リクエスト! 和菓子のアンソロジー」読了。読書家としても知られる作家の坂木司が、「和菓子」をモチーフに10人の人気作家に依頼して作られた新作短編集。北村薫、柴田よしき、日明恩、近藤史恵らがそれぞれの作風による作品を提供していて、バラ
荒木飛呂彦「荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟」(集英社新書)読了。「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる漫画家による映画論。「サスペンス」こそが映画の面白さの鍵、との持論のもと、サスペンス・ミステリー映画はもちろん、アクション映画、恋愛映画、アニメ
塩田武士「崩壊」読了。神戸新聞社勤務中に発表した「盤上のアルファ」が小説現代長編新人賞を受賞しデビューした作家の最新作品は、本格警察小説。地方都市で起きた市議会議長の殺害事件。正義の裏側に隠された悲しき真実とは...これまでの作品とはがらっ
藤田宜永「風屋敷の告白」読了。ベテラン直木賞作家の最新長編。定年退職を機に、探偵事務所 を開いた憲幸と勉。初クライアントからの依頼物件はあろうことか白骨死体を呑んでいた...還暦探偵というユニークな設定と、二転三転するストーリー展開で、一気