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日記一覧

北國浩二「ペルソナの鎖」読了。2005年のデビュー以降、ミステリーやSFの分野で作品を発表してきた作家の最新長編は、ダークな警察小説。少女の他殺に端を発し、連鎖する猟奇殺人と自宅待機になりながら犯人逮捕に執念を燃やす捜査一課のエース...二転

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東野圭吾「疾風ロンド」(実業之日本社文庫)読了。文庫用に書き下ろされた長編。スキー場に隠された生物兵器の探索・争奪を扱った長編ミステリー。スピーディな展開で最後まで一気読みの面白さウッシッシさすがは東野圭吾です指でOK3週間ほど前の日記で、ABCク

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湯之上隆「日本型モノづくりの敗北 零戦・半導体・テレビ」(文春新書)読了。著者は日立製作所、エルピーダメモリで半導体の微細加工技術開発に従事し、現在は半導体関連のコンサルタントおよびジャーナリストとして活動されている方。世間では「日本の技術

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倉狩聡「かにみそ」読了。今年度の日本ホラー小説大賞の優秀賞受賞作。受賞作「かにみそ」とほかにもう一編の中編が収録されています。「生きることは食べること」その根源的な恐怖と、捕食者とその「餌」との間に生まれた友情を描くホラー。かなり不思議な設

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大貫妙子「私の暮らしかた」読了。今年でプロデビュー40周年となるベテラン女性シンガー・ソングライターによるエッセイ集。先日もビルボード・ライブ大阪でのライブに参加してきましたが、私の大好きなアーティストの一人わーい(嬉しい顔)葉山の家、昨年相次いで亡く

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片山修「奇跡の軽自動車 ホンダはなぜナンバーワンになれたのか 『N BOX』ヒットの法則」(PHPビジネス新書)読了。著者は多くの著作を持つ経済ジャーナリスト。2012年度の軽自動車車種別販売台数ランキングで1位となったホンダ「N BOX」。「安っぽい

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中山七里「追憶の夜想曲」読了。2010年に「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビューした作家の最新作。様々なジャンルのミステリー作品で知られていますが、この作品は2011年に発表されたリーガル・サスペンス「贖罪の奏鳴曲」の続編。前作

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蒼井上鷹「『幽霊』が隣で聞いている」読了。2004年に小説推理新人賞を受賞でデビューした作家の最新長編。存在感のない男・小仏。小さな街で巻き起こる事件の連鎖を、歴史上も最も影のうすい探偵が解決する...ラストのどんでん返にびっくりウッシッシ

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三沢陽一「致死量未満の殺人」読了。第3回アガサ・クリスティー賞受賞作で、毒殺トリックを用いた本格ミステリー。毒殺トリックはなかなか巧妙で、新人のデビュー作としてはかなりの高水準かと手(チョキ)3日連続でビルボードライブ大阪へあせあせ今日はベテラン

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水野操「3Dプリンターで世界はどう変わるか」(宝島社新書)読了。個人用の10万円台のものが発売され、急速に注目を浴びている3Dプリンター。本書では、3Dプリンターの仕組みから始まり、これまでの進化のプロセス、現状のメリット・デメリット、今後可

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貴志祐介「雀蜂」(角川ホラー文庫)読了。人気ミステリー作家による文庫書き下ろし作品は、スズメバチの大群との戦いを描いたサバイバルホラー。スズメバチ・アレルギーのため、あと一回スズメバチに刺される死んでしまう作家・安斎が、スズメバチの大群とと

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楡周平「『いいね!』が社会を破壊する」(新潮新書)読了。筆者は数多くの経済系エンタメ小説で知られるベテラン作家。この本では、ネットの進化が実社会にもたらすインパクトを実例を挙げながら述べています。より快適な、より便利な生活を追い求め、「無駄

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リチャード・ワイズマン「その科学があなたを変える」読了。著者は英国の大学の教授で心理学を専門としている人。嬉しいかのように笑顔を作ると、嬉しく幸せになってくる、などのなかなか信じれらない事実を45の化学実験が実証したことを紹介しています。「

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神戸マラソンの応援
2013年11月17日23:00

伊兼源太郎「見えざる網」読了。第33回横溝正史ミステリ大賞受賞作。SNSを媒介に増幅した悪意をテーマにした新時代のクライム・ノベル。400ページを超える長編ですが、リーダビリティの良さで一気読みでした指でOK今日は第3回神戸マラソンの日。自宅マ

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安東能明「限界捜査」読了。94年に日本推理サスペンス大賞優秀賞を受賞し、デビューしたベテラン作家の最新長編。警察小説を得意とする作者ですが、本作品も女児誘拐事件解決に全力を尽くす東京・赤羽署生活安全課の活躍を描く警察小説。普通の営利誘拐と思

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麻耶雄嵩「貴族探偵 対 女探偵」読了。本格ミステリーの雄による最新作品は、2010年に発表された「貴族探偵」の続編となる短編集。新米女探偵・高徳愛香が、貴族探偵に挑む5つの短編が収録。がちがちの推理ものですが、貴族探偵のキャラは前作同様で、

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日経新聞出版社「日経プレミアムプラス vol.12」読了。マガジン型新書の第12弾。今号の特集は「社会人10年目からの働き方」。社会人23年目の私が読んでも遅すぎる気もしますがあせあせ、「『凡人自覚』から始める会社にしがみつく技術」なんていう記事も

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井田徹治「有害科学物質の話 農薬からプラスチックまで」(PHPサイエンス・ワールド新書)読了。著者は共同通信の編集委員で、科学担当として環境と開発の問題などずっとフォローしてきたかた。PCBやDDTだけでなく、パソコンやテレビから化粧品、洗剤、塗料

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NHK取材班「NHKスペシャル メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ 日の丸家電『失敗の本質』と復活への新戦略」読了。2012年10月に放送されたNKHスペシャル「メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ」が書籍化されたもの。ソニー、アップル、シャ

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小宮信夫「犯罪は予測できる」(新潮新書)読了。著者は大学教授で、日本における犯罪学の第一人者。この本では、これまでの常識が覆るような犯罪科学の最前線が紹介されています。「いつも気をつけて」は無理な注文、「人通りの多い道は安全」ではない、日本

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久坂部羊「悪医」読了。現役医師というキャリアを生かして医療系ミステリー・サスペンス作品を数多く発表している作家の最新作品。再発したがん患者と、万策尽きた医師。本当の「悪い医者」とは?患者と医師双方の切迫した事情が迫真のドラマを生み出す問題作

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綾辻行人「Another エピソードS」読了。ベテラン本格ミステリー作家の最新作は、2009年に発表され、映像化もされたヒット作「Another」の続編となる長編。前作同様、本格ミステリーとホラーが見事に融合した作品となっています指でOKそろそろ「館シリー

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海堂尊「ガンコロリ」読了。「バチスタ」シリーズなどのメディカル・エンタメでおなじみの作家・医師による最新作は、5編の短編が収められた短編集。シリアス調のものからユーモア溢れるものまでバラエティに富んだ内容で、いつお通りに楽しめました指でOK

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林原靖「破綻 バイオ企業・林原の真実」読了。著者は2011年に破綻した林原にて、兄・健(社長)とともに林原グループ各社の経営に当たっていた人物。岡山の世界的優良企業「林原」の会社破綻の真相を、当事者が綴った本。林原破綻のニュースには当時本当

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日本経済新聞社編「謎だらけの日本語」(日経プレミアムシリーズ新書)読了。日本経済新聞電子版で連載されている「ことばオンライン」の書籍化。「オートバイのタイヤは2つあるのになぜ単車?」、「全然いいは間違いではない」など、日本語のちょっと面白い

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ヴォルフガング・ヒュアヴェーガー著「レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか 爆発的な成長を遂げた驚異の逆張り戦略」読了。レッドブルのエナジー・ドリンクが実は大正製薬の「リポビタンD」がきっかけで誕生した、というのは結構有名な話ですが、こ

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青崎有吾「水族館の殺人」読了。2012年に「体育館の殺人」で鮎川哲也賞を受賞しデビューした作家の受賞第一作は、前作に続く本格長編ミステリー。衆人環視下の巨大水槽で大型サメが飼育員に喰いつくという驚愕の事件が発生。しかし全ての容疑者に強固なア

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こべっこパン2013
2013年11月03日23:00

横関大「沈黙のエール」読了。2010年に江戸川乱歩賞を受賞デビューした作家の最新作は、家族の秘密をテーマにした長編ミステリー。謎が謎を呼び、意外なラストに繋がる展開で、最後まで楽しめました手(チョキ)昨日は、旧居留地の神戸朝日ホールにて開催された

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福田和代「潜行せよ」読了。2007年のデビュー以降、綿密な取材に基づいた重厚な謀略小説などを数多く発表している神戸出身の作家の最新作品。中国の原子力潜水艦で起きた反乱とそれに関わる自衛隊員の拉致を描いた大型ミリタリー・サスペンス。今回もリア

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映画「ダイアナ」
2013年11月01日23:00

塚崎朝子「新薬に挑んだ日本人科学者たち 世界の患者を救った創薬の物語」(講談社ブルーバックス)読了。著者は元読売新聞記者で、医学・医療、科学・技術分野を中心に活動しているジャーナリスト。がん、アルツハイマー病、エイズ、関節リュウマチなどの難

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