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日記一覧

西野嘉章「モバイルミュージアム 行動する博物館 21世紀の文化経済論」(平凡社新書)読了。著者は東大総合研究博物館館長。この本では、所蔵品の流動化、企業・学校とのこらぼ、海外との連携など、著者が5年以上にわたって取り組んできた新たな事業モデ

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伊集院静「ガッツン!」読了。最近はエッセイストとしての活躍が多い著者ですが、この最新作は麻雀に魅せられた若者たちを描いた青春長編小説。神楽坂で巡りあった三人の若者、貧乏大学生ユウト、料亭の跡取り娘マチコ、エリート官僚を目指すカズマ。それぞれ

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日経プレミアプラスvol.2 読了。「スマホ世代のマガジン風新書」として発刊された新書の第2弾。特集は「人は本棚で決まる −あの人は何を読んでいるのか」、「オトナ語で出世できるか?」など。硬軟様々な内容で楽しんで読めました手(チョキ)「午後イチ」「たた

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田家秀樹「僕と彼女と週末に 浜田省吾 ON THE ROAD 2011 The Last Weekend ドキュメントストーリー」読了。数多くの音楽関係のドキュメンタリー作品を発表しているノンフィクションライターの最新作は、「ハマショー」が2011年に6年ぶりに行った全国ア

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大田忠司「セクメト」読了。ベテランミステリー作家の最新長編は警察小説。警視庁捜査一課の若手刑事・和賀は、連続殺人事件の容疑者をその目前で殺された。現場で目撃された謎の女子高生が残した言葉「私はセクメト」。その言葉が意味するものとは...警察

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香納諒一「幸」読了。ベテランミステリー作家の最新長編は、12年ぶりの書き下ろしとなる警察小説。警察組織との過去の軋轢で一生ヒラ刑事でいることを定められた49歳の男。警察組織の慣習に首を振り、シングルマザーになることを選んだ妊娠8ヶ月の女。二

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高杉良「男の貌(かお) 私の出会った経営者たち」(新潮新書)読了。経済小説・企業小説の第一人者がこれまでに会ってきた名経営者たちの素顔を実像を紹介し、真のリーダーに必要とされう資質を述べています。著者によるとなによりも人間性、なかでも「つよ

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乾ルカ「たったひとり」読了。2006年に「オール讀物新人賞」を受賞しデビューした作家の最新長編。半壊したラブホテルを訪れた大学の廃墟探索サークルの男女5人を襲うタイムループ。極限状態で剥き出しになるエゴと渦巻く愛憎...ユニークな設定のホラ

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志村史夫「古代日本の超技術 あっと驚くご先祖様の智慧 改訂新版」(講談社ブルーバックス)読了。五重塔と東京スカイツリーの意外な共通点、古代瓦の驚異、奈良の大仏建立の謎など、1000年耐え抜く傑作を遺した先人たちの発想と技術を紹介した本。あの

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日本経済新聞社「日経プレミアプラスvol.1 」読了。「スマホ世代のマガジン型新書」というコンセプトで新たらに出版された雑誌のような内容の新書。特集は「10年後困らない働き方研究」、「おじゃまします社員食堂」など硬軟取り混ぜた内容。雑誌よりも持ち

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根本祐二「『豊かな地域』はどこがちがうのか 地域間競争の時代」(ちくま新書)読了。本書では人口分析の手法から、北海道から沖縄まで11の地域を検証し、成長する地方の秘訣を明かしています。11の地域の中で、私の田舎(長野県飯田市)の近くにある下

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歌野晶午「コモリと子守り」読了。ベテランミステリー作家の最新作は、「舞田ひとみ」シリーズ第3弾となる長編作。17歳となった舞田ひとみが、ひきこもりの友人を助けるために前代未聞の誘拐事件に挑む!誘拐ミステリーにして本格ミステリーでもある著者の

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安生正「生存者ゼロ」読了。2013年「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。北海道沖に浮かぶ石油採掘基地を襲ったのは、テロ攻撃か、謎の病原菌か、それとも...いわゆる「パンデミック」ものですが、結構大胆な発想で楽しんで読むことができました

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徳間書店取材班「最高齢プロフェッショナルの条件」読了106歳の教育学者、93歳の助産婦、98歳のフォト・ジャーナリストなど、各界で現役で活躍する最高齢のプロフェッショナル15人を紹介した本。彼らがどうやって「天職」ともいえる仕事を手に入れ、

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花房観音「女の庭」読了。著者は2010年に第一回団鬼六大賞を受賞しデビューした京都在住の女性。この作品も受賞作同様、京都を舞台にした作品で、30台半ばとなった女子大の同級生5人を描いた連作短編集。本作は結構過激な官能描写で話題になっています

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飯田泰之「思考の『型』を身につけよう 人生の最適解を導くヒント」(朝日新書)読了。著者は多くの著作を持つエコノミスト。本書では、経済学で用いる手法をもとに、99%の平凡な人に向けて、誰でも合理的で最適な判断を下せるヒントが述べられています。

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読売新聞社会部「東電OL事件 DNAが暴いた闇」読了。2012年度新聞協会賞を受賞したスクープのドキュメント。殺人罪の有罪判決を受け、14年間獄中にいたネパール人男性が昨年再審によって無罪判決を受け、直ちに釈放されたのは記憶に新しいところです。

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藤田宜永「ライフ・アンド・デス」読了。ベテラン作家の最新著作は、500ページを超える長編大作。動物をこよなく愛する若きヒットマン。彼が激情にまかせて放った一発の銃弾から、元弁護士(殺人未遂歴あり)、やさぐれた元刑事、伝説の老ヒットマンなどを

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中山七里「いつまでもショパン」読了。デビュー作「さよならドビッシー」が映画化され今月26日に公開される作家の最新長編は、音楽ミステリー「岬洋介」シリーズの最新作。今回はポーランドで行われるショパン・コンクールを舞台に、殺人事件や国際テロリス

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今野敏「欠落」読了。今年でデビュー35周年を迎える人気作家の最新長編は得意の警察小説。公安警察の壁に立ち向かう警視庁捜査一課刑事・宇田川の苦闘を描く、ヒット作「同期」の続編。相変わらずの抜群のリーダビリティと、ミステリー仕立てのプロットで一

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傳田光洋「第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界」読了。5年ほど前に出版された本で、著者は資生堂にて皮膚に関する基礎研究を担当している方。この本では、皮膚という器官が持つ不思議な能力を紹介し、未知の思考回路ですらある、と述べています。なか

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岡崎琢磨「珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」(宝島社文庫)読了。2012「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉作品として出版された作品。京都の小路の一角にある珈琲店「タレーラン」を舞台に、その店でバリスタを務め

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岩坂泰信「空飛ぶ納豆菌 黄砂に乗る微生物たち」(PHPサイエンス・ワールド新書)読了。著者は、空中に浮遊している微生物の対象にした「バイオエアロゾル学」を専門にしている大学教授。この本では、中国奥地から飛来してくる黄砂に付着しているカビや細菌

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遠藤宏一郎/TBSテレビ「バース・デイ」取材班著「戦力外通告 第2の人生を生き抜く男たち」読了。戦力外通告を受けたプロ野球選手たちの第2の人生を取り上げたテレビ番組を書籍化したもの。”ドカベン”香川や、元タイガースの4番・濱中など7人の元プロ野

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大沢在昌「小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない」読了。「新宿鮫」シリーズなどで知られる人気エンタメ作家による小説講座。昨年発売されるや否やかなりの反響を呼んだ本です。非常に具体的な話が満載で、小説好であれば作家希望

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仙川環「封鎖」読了。阪大医学部卒業後、日経新聞で記者を務め、2002年に「感染」でデビューした作家の最新作。今回も医療サスペンスの長編です。兵庫県の山奥の集落で突如発生した強毒性の鳥インフルエンザ。人から人へと感染する「新型」なのか?都市部

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石田衣良「北斗 ある殺人者の回心」読了。「池袋ウェストゲートパーク」シリーズなどで知られる作家の最新長編。幼少時から両親に激しい虐待を受けて育った橋爪北斗。彼は大学生になったときにある理由から女性二人を殺めてしまう。逮捕され極刑を望む北斗。

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建倉圭介「東京コンフィデンス・ゲーム」読了。97年にデビューしたミステリー作家の最新長編。不当な借金を背負い、銀行員という職も失い、残る道は死のみ...崖っぷちの男が生き残りをかけたのは、憎むべき亡き父が興した会社への企業買収詐欺。社会の落

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奥さん家族との新年会
2013年01月03日22:53

池井戸潤「七つの会議」読了。経済小説の第一人者による最新長編。エリート課長を「パワハラ」で社内委員会に訴えたのは歳上の万年係長だった。いったい、二人の間に何がたったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会での不可解な人事...中堅メーカー

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塩田武士「ともにがんばりましょう」読了。神戸新聞在職中の2010年に将棋を題材にした「盤上のアルファ」でデビューした作家の最新長編(ちなみに神戸新聞は昨年退社したとのこと)。大阪の地方新聞社を舞台に、ひょんなことから労働組合に参加することに

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