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日記一覧

中山七里「ヒートアップ」読了。2009年に「このミス大賞」を受賞デビュー以降、バラエティに富んだ作品を発表し注目を浴びている作家の最新長編。今回はアウトローな麻薬取締官が主人公のバイオレンスアクション・ミステリー。相変わらずの一気読みの面白さ

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島田荘司「アルカトラズ幻想」読了。本格ミステリーの重鎮の最新作は、540ページの大作長編(御手洗ものではありません)。帯に「孤島の監獄アルカトラズ 脱獄囚が迷い込んだ異世界とは? 予測不能、驚愕の結末!!」とあります。確かにこんなとんでもなく

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竹本健治「汎虚学研究会」(講談社ノベルズ)読了。独特の作風のミステリー作品で知られるベテラン作家の最新作。短編5編が収録された連作短編集。学園ミステリーものですが、明確な謎解きは無く、ちょっと不思議な作品(この人らしいあせあせ)。今日から公

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佐藤健太郎「『ゼロリスク社会』の罠 『怖い』が判断を狂わせる」(光文社新書)読了。日本人は「リスク過敏症」になってしまい、それによる身体的・経済的損失は莫大なものになっている。リスクをきちんと見極める定量的評価が今こそ必要である...多くの

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平山瑞穂「僕の心の埋まらない空洞」読了。同僚女性をストーカーの上、殺害した容疑で逮捕された男性。栄転目前でその容疑者男性を担当した真面目一徹な検事は、容疑者が恋愛の始まりから終わりまでを語るのを聞くうちに、自分の心が徐々に蝕まれていくのに気

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朝来市にて出張授業
2012年09月25日22:57

シェリー・シーサラー「『悪意の情報』を見破る方法」読了。副題に、「ニセ科学、デタラメな統計結果、間違った学説に振り回されないためのリテラシー講座」とあるように、メディアや広告に溢れている「ニセ科学」などの罠や誤解を避けるための知識を紹介した

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首藤瓜於「大幽霊烏賊 名探偵 面鏡真澄」読了。2000年に乱歩賞を受賞しデビューした作家の作は、550ページを超える大長編。昭和のはじめ、日本で最初の精神科病院で起きた凄惨な事件。新米医師・使降と博覧強記の天才・面鏡がともに謎解きに挑むと、病院幹

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昨日から引き続き今日も東京でした。午後から友人の結婚式出席のため髪のセットに出かける奥さんとは朝ホテルで別れ、まずは三井記念美術館へ。たまたま「近江路の神と仏 名宝展」をやっていて関西でもなかなか見られない近江関連の名宝を多数見られてラッキ

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スカイツリーなどを訪問
2012年09月22日22:55

今日、明日と東京です。朝7時過ぎに神戸空港を出発し、予定で通り8時20分頃に羽田空港に到着。荷物をホテル(汐留)に預け、まずはスカイツリー(ソラマチ)へ。相変わらず混雑しているスカイツリーは外から見るにとどめ、「すみだ水族館」を見学。ペンギ

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三津田信三「ついてくるもの」(講談社ノベルズ)読了。ホラー小説の旗手による最新短編集。7つの短編が収録。どれも身近な日常に潜む恐怖を描いたものですが、結構ぞくぞくするものばかりで、さすがの出来栄え手(チョキ)知り合いがFBで呟いてた元町通5丁目のス

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木村俊介「『調べる』論 しつこさで壁を破った20人」(NHK出版新書)読了。著者はNHK「NEWS WEB 24」出演で注目のインタビュアー。この本では、「プロの資質としての『しつこさ』は、その調べ方に現れる」という観点から、多種多少な職種な人に「調べる」と

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速水健朗「都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代」(角川oneテーマ21新書)読了。著者は、都市論、メディア論、ショッピングモール研究などを専門とする編集者・ライターです。この本では、ショッピングモールの手法で変わる都

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平野悠「ライブハウス『ロフト』青春記」読了。著者は、71年の「烏山ロフト」を皮切りに、「西荻窪ロフト」、「荻窪ロフト」、「新宿ロフト」などのライブハウスを次々にオープンした伝説の人物。坂本龍一、山下達郎、サザンオールスターズ、浜田省吾、BOOW

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手打ちうどん体験付BBQ会
2012年09月17日22:51

森深紅「アクエリウム」(講談社ノベルズ)読了。2008年に小松左京賞を受賞しデビューした作家の最新長編。許可のない外出の禁止、制服着用の絶対、不純な交友の禁止という三大校則がある全寮制の女子高。ある女生徒が水族館に通ううちに展示生物に付けられた

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東近江にドライブ
2012年09月16日22:57

乾緑郎「海鳥の眠るホテル」読了。2010年に「このミス大賞」を受賞しデビューした作家の最新長編はホラー・タッチのサスペンス・ミステリー。カメラマン志望の若い女性、認知症を患った妻の介護に専念する初老の男性、廃墟となったホテルに住む記憶を失くした

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大門剛明「レアケース」読了。著者は2009年に横溝正史ミステリー大賞を受賞された方で、それ以降多くの「社会派ミステリーを発表しています。この最新長編では「生活保護制度」を取り上げ、現代の「ねずみ小僧」の正体を突き止めるミステリーとなっています。

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永井するみ「秘密は日記に隠すもの」読了。一昨年に49歳で亡くなられた作家の遺作となった作品。4編を収録する連作短編集で、各作品は主人公の日記という体裁。どの作品も中盤か終盤に意外な展開を見せ、身近な人物への悪意などが突如姿を現す...ミステ

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中沢康彦「星野リゾートの事件簿 なぜお客様はもう一度来てくれたのか?」読了。3年ほど前に出版された本ですが、いまだに版を重ねているようです。経営不振に陥ったリゾート施設や旅館の再生で知られ、今やその名前がブランド化している感のある星野リゾー

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和田秀樹「定年後の勉強方」(ちくま新書)読了。作者は精神科医でありながら多くの受験関連の著書で知られる人です。この本では、「定年後の勉強法で重視されるのは、知識のインプットではなくアウトプットである」との主張のものと、記憶力や思考力アップの

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ホイチョイ・プロダクションズ「戦略おべっか どんな人でも、必ず成功する」読了。私たちの世代にとってホイチョイ・プロダクションズといえば「見栄講座」や「気まぐれコンセプト」ですがウッシッシ、これは彼らによる最新作。帯に「ホイチョイ版『気配りのす

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平井伯昌「突破論 世界で勝ち続ける秘訣、60の金言」読了。作者は北島康介のコーチを、そしてロンドン五輪では競泳日本代表ヘッドコーチを務め、一躍有名になった方です。この本はロンドン五輪の前に出版されたもので、雑誌の連載をまとめたもの。いまや最

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蓮見恭子「ワイルド・ピッチ」読了。2010年に横溝正史ミステリー大賞を受賞しデビューした作家の最新長編。夏の甲子園に出場する地方の名門野球部。肘痛と過去の部員の不祥事という2つの爆弾を背負い、エースはマウンドに立つが、さらに殺人事件が立ちはだか

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パン教室にてツナパン
2012年09月08日22:44

楡周平「修羅の宴」読了。人気作家の最新長編は、バブル期の専門商社を舞台にした企業小説。バブル期に大銀行から出向し、専門商社の社長になった高卒の男。その城に居座り続けるためには結果を出し続けるしかなかった。地価も株価も天井知らずの狂乱の時代に

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蓑豊「超<集客力>革命 人気美術館が知っているお客の呼び方」(角川Oneテーマ21新書)読了。著者は現在の兵庫県立美術館館長で、過去には大阪市立美術館館長やあの金沢21世紀美術館館長を歴任されたかたです(この本を読むまで、今の県立美術館の館長が元

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伊岡瞬「桜の咲かない季節」読了。2005年に横溝正史ミステリー大賞を受賞しデビューした作家の最新作。5編の短編が収録された連作短編集。悪いことばかり占ってしまう美人占い師・桜子と、その幼馴染のフリーカメラマン・耕太郎。二人は自分たちの前に立ちは

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映画「最強のふたり」
2012年09月05日22:56

田中修「植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫」(中公新書)読了。著者は植物生理学を専門とする大学の先生です。この本では身近な植物が持つ様々な「すごい」ことが紹介されています。食べつくされないように「渋み」や「辛み」あるいは「毒」でから

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2011 Pescarolo-JUDO 完成
2012年09月04日23:03

高橋幸宏「心に訊く音楽、心に効く音楽 私的名曲ガイドブック」(PHP新書)読了。サディスティック・ミカ・バンドやYMOへの参加で知られるドラマー・高橋幸宏。この本は名ドラマーである彼による素晴らしいポップ・ミュージックの名曲ガイド。YMOの「ライデ

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ドリームファクトリー研究会編「日本のすんごい技術 俺たちに不可能はない!」読了。大林組、清水建設、前田建設が総力を結集して、クフ王のピラミッド、火星基地、マジンガーZの地下格納庫などの「仮想プロジェクト」を、今やるとしたらどんな技術を使って

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深谷忠記「共犯」読了。多くの犯罪ミステリーで知られる作家の最新長編。東京・国立市で女児が誘拐された。翻弄される捜査陣、被害者一家の秘密、暴かれる警察の恥部...あっと驚くラストまで、一気読みの面白さ手(グー)今朝は8時から「クーリエ・ジャポン朝

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大倉崇裕「夏雷(からい)」読了。 落語ミステリーや山岳ミステリーなどで知られる作家の最新長編。 ハードボイルド私立探偵もの+山岳ミステリーといった内容で、一気読みの面白さ指でOK この人の作品のバラエティの広さにはいつも驚かされますあせあせ 今日

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