mixiユーザー(id:27875208)

日記一覧

知念実希人「誰がための刃(レゾンデートル)」読了。島田荘司が選者を務める「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の今年(第4回)の受賞作。自らが末期癌に冒された若手外科医・岬はとあるきっかけで連続殺人鬼「ジャック」と接触を持つことに。「ジャッ

続きを読む

中山右介「山口百恵 赤と青とイミテーション・ゴールドと」(朝日文庫)読了。文庫書き下ろしとしてつい最近出版された山口百恵の評伝。500ページを超える労作です。彼女が活動していた期間は私が小2〜中2のときで、歌番組やドラマでいつも目にしていたと

続きを読む

守屋英一「フェイスブックが危ない」(文春新書)読了。著者は日本IBMにて一貫してセキュリティ業務を担当し、不正アクセスに関する官民合同委員会の構成員を務めるなど、日本におけるネットセキュリティの第一人者の一人です。実名が基本のフェイスブックで

続きを読む

若一光司「大阪・関西の『謎と不思議』を歩く」(ベスト新書)読了。大阪と中心とする関西一円をフィールドとして、著者が好奇心のおもむくままに訪ね歩いた「謎と不思議」のガイドブックウッシッシ「歴史上の人物」、「食べ物」、「科学」、「生き物」など全部

続きを読む

相場英雄「ナンバー」読了。近作「震える牛」が好評だった作者の最新作は、連作短編集。詐欺などを扱う捜査二課の捜査官を主人公とした警察小説です。緊迫感溢れる迫真の出来で、ぜひ続編が読みたいと思わせるもの。警察小説ファンには絶対のお勧め手(グー)今日

続きを読む

阿部和重「幼少の帝国 成熟を拒否する日本人」読了。著者は2005年に芥川賞を受賞した作家ですが、この本は彼の初のノンフィクション作品。成熟を拒否して、永遠の若さへ――。美容整形、省エネ小型化技術、デコトラ、仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズなど

続きを読む

大門剛明「氷の秒針」読了。2009年に横溝正史ミステリー大賞を受賞しデビュー以降、多くの社会派ミステリー作品を発表している作家の最新長編。長野県内で起こった2つの凶悪殺人事件。2010年の殺人事件の時効廃止により、ひとつの事件は時効が成立し、もうひ

続きを読む

望月諒子「壷の町」読了。前作「大絵画展」が日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した作家の受賞後第一作。作者が神戸在住ということでか、神戸を舞台とした復讐ミステリー。よく練られたプロットで最後まで楽しめました指でOK今日は旧居留地にある神戸朝日ホ

続きを読む

武田邦彦「放射能と生きる」(幻冬舎新書)読了。著者が東北震災直後から立ち上げた福島原発事故に関するブログには一日最高40万のアクセスが殺到することに。この本はその書籍化でちょうど1年前に出版され、ベストセラーになりました。震災直後から可能な

続きを読む

料理教室でハンバーグ
2012年06月21日23:01

道尾秀介「光」読了。一昨年は山周賞を、昨年は直木賞を受賞と、今最も旬な作家の最新長編。田舎の小学四年生たちの冒険を描いた少年小説ですが、さすがの出来映えわーい(嬉しい顔)これは少年小説の傑作かもウッシッシ凝った装丁も必見指でOK今日はJR神戸駅前のHDC内にある

続きを読む

野嶋剛「銀輪の巨人 GIANT」読了。今や世界最大の自転車ブランドのひとつとなった「GIANT」(私もクロスバイクに乗っています手(チョキ))。このブランド、実は台湾の自転車メーカー「台湾巨大機械」の自社ブランドです。日本の自転車産業の強烈な空洞化が進む中

続きを読む

佐藤大介「オーディション社会 韓国」(新潮新書)読了。著者は韓国駐在の経験を持つ大手通信社社員。韓流スター、サムスンなど勝ち組のイメージがある一方、過度の受験戦争、先進国第1位の自殺率、日本以上の格差社会など「超競争社会」の実態を持つ韓国。

続きを読む

中部 博「炎上 1974年富士・史上最大のレース事故」読了。モータースポーツ関連などの作品で知られるノンフィクション作家の最新作。1974年、富士グランチャンピオンシリーズ第2戦スタート直後に発生した多重クラッシュではマシン4台が炎上し、レーサー二

続きを読む

角松敏生ライブ(梅田)
2012年06月17日22:58

黒井卓司「さよならが君を二度殺す」(角川ホラー文庫)読了。昨年の日本ホラー小説大賞最終候補作。貴志祐介氏が大賞として推したとのことですが、確かに新人とは思えない抜群のストーリーテリング指でOK一気読みの面白さでした手(チョキ)今日は梅田の「梅田芸術

続きを読む

麻見和史「水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係」(講談社ノベルズ)読了。女性新人刑事・如月塔子が活躍する「警視庁捜査一課十一係」シリーズの3作目。都内で同時に発生した連続殺人事件と連続爆破事件の関連は?このシリーズの作品はどれも警察ミステリーと

続きを読む

三浦明博「盗作の報酬」読了。10年前の2002年に乱歩賞を受賞してデビューした作家の最新長編。「この小説を盗作しなければあなたの作品はもう刊行しません」担当編集者から提案された「悪魔の取引」にデビュー10年を迎えた乱歩賞作家は...なかなかユニ

続きを読む

小山信康「やっていはいけない節約」(マイナビ新書)読了。著者は多くの著書を持つファイナンシャル・プランナー。「こんなことをやって本当に節約になるのか?」という私たちの疑問にファイナンシャル・プランナーの立場で検証しています。「節約」は頑張ら

続きを読む

山本弘「名被害者・一条(仮名)の事件簿」(講談社ノベルス)読了。本格SF作品で知られる作者のミステリアス・コメディ連作集。名探偵が頻繁に事件に出くわすように、この世にはムダに殺人者と遭遇して殺されそうになる「名被害者」と呼ばれる存在がある..

続きを読む

諸富祥彦「人生を半分あきらめて生きる」(幻冬舎新書)読了。著者は多くの臨床経験を持つ心理カウンセラー。一年でGDPが一割も減少するような「大縮小時代」では、いかに「上手にあきらめて」生きていくかが重要だと説いています。「あきらめなくてはならい

続きを読む

NHK出版編「東京スカイツリー 世界一を創ったプロフェッショナル」読了。2003年のプロジェクトスタートから今年の完成までのドキュメンタリー。設計を担当した「日建設計」や施行を請け負った「大林組」ら建設のプロたちの仕事が紹介されています。ちょっと

続きを読む

堂場瞬一「衆」読了。多くの警察小説などで知られる作家の最新長編。43年前の学園紛争のさなか、機動隊との衝突の最中に一人の高校生が命を落としたが、犯人は不明のまま事件は迷宮入りに。当時機動隊との衝突の場に大学生活動家として参加していた大学教授

続きを読む

誉田哲也「あなたが愛した記憶」読了。人気作家の最新長編。残虐な連続OL殺人事件が世間を賑わせていたとき、一人の女子高生が私立探偵のもとを訪れ言った「私、たぶん犯人を知っている」...驚きに展開のノンストップ恋愛ホラーサスペンス。最後まで一気読

続きを読む

IKEAのデスク
2012年06月08日23:00

坂口恭平「独立国家のつくりかた」(講談社新書)読了。現政府に文句があるなら、勝手に独立国家をつくっちゃえばいい!ということで、一人で、0円で国を作ってしまった人の記録です。ここ最近で読んだ本の中って最もインパクトのあった本(いい意味でも悪い

続きを読む

垣根涼介「勝ち逃げの女王 君たちに明日はない4」読了。リストラ請負人・村上真介が主人公の「君たちに明日はない」シリーズの最新作となる4作目。4つの短編が収録されています。今回もCA(キャビン・アテンダント)や居酒屋店長など様々な職業が取り上げ

続きを読む

竹内薫「科学嫌いが日本を滅ばす 『ネイチャー』『サイエンス』に何を学ぶか」(新潮選書)読了。世界に君臨する二大科学誌「ネイチャー」「サイエンス」。この雑誌を舞台に、科学者たちは熾烈な競争を繰り広げてきましたが、これら雑誌にまつわる様々なエピ

続きを読む

川島浩平「人種とスポーツ 黒人は本当に『速く』『強い』のか」(中公新書)読了。陸上競技やボクシングなどで圧倒的な力を持つように見える一方、なぜ水泳では精彩を欠くのか。歴史を科学の両面から真相を探る...私たち日本人は、「黒人が身体能力に優れ

続きを読む

姪っ子と立ち呑みへ?
2012年06月04日22:55

深水黎一郎「言霊たちの夜」読了。2007年にメフィスト賞受賞でデビューし、昨年は日本推理作家協会賞短編賞を受賞した作家の最新連作短編集。4つの短編が収録されていますが、どれも言葉にまつわる勘違いテーマにしたスラップスティック調の作品。かなり笑え

続きを読む

笹本稜平「漏洩 素行調査官」読了。警察小説やアクション小説で人気の作家の最新長編。警視庁刑事部捜査二課。株のインサイダー取引疑惑を捜査していた彼らが掴んだ情報をめぐって、警察内部に巣食う悪党たちが暗躍する。警務部観察係は黒幕の正体に迫ること

続きを読む

白川道「身を捨ててこそ 新・病葉流れて」読了。2001年のベストセラー「天国への階段」などで知られる人気作家の最新長編。雀鬼としても知られる作者の自伝的ギャンブル小説です。闘牌シーンや競輪シーンの描写はさすがの面白さ指でOK早く続編が読みたい

続きを読む

間川清「『アレ』はなぜ合法なのか? 知っているだけで武器になる『法律』の使い方」(経済界新書)読了。著者は現役の弁護士の方。身近にあふれる法律に関するちょっとした疑問を、様々な判例などをあげながら説明しています。気軽に読めて、役に立つ内容が

続きを読む