昨日に引き続いて京都2日目。昨日は快晴でしたが、今日は朝から今にも雨が降りそうな曇天雨に降られるのがいやだったので、お昼ぐらいで神戸に帰ることにしました。予定していた京都水族館は相当混雑していそうだったのでやめて、三十三間堂などを訪問
今日は京都旅行一日目。快晴の天気となり、日差しがある場所では汗ばむほどの暑さでした。ただ爽やかな風が吹いていたので日陰ではとても気持ちよく、いい行楽日和でした。午前中は東福寺へ、午後は龍安寺、妙心寺などに行きましたが、新緑が本当に綺麗でした
水原秀策「キング・メイカー」読了。数年前に「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビューした作家の最新長編。真面目で冴えないボクサーと「人を騙す」プロが手を組み、ボクサーを超悪役ボクサーとして売り出し、世界タイトル戦を目指すことに...型
武長脩行「『友だちいない』は”恥ずかしい”のか 自己を取り戻す孤独力」(平凡社新書)読了。最近は「集団帰属」への強迫が社会全体にあり、独りであることが「恥ずかしいこと」「暗いこと」と捉えられる傾向があります。著者は他人や社会に極端に依存する
伊坂幸太郎・中山七里・柚月裕子・吉川英梨「しあわせなミステリー」読了。人気作家4人の書き下ろし作品を集めた短編集。どの作品もハッピーエンドとなっており、良い読後感を持つことができます特に「超恐妻家の殺し屋」を主人公とした伊坂氏の作品は
柴山哲也「日本はなぜ世界で認められないのか 『国際感覚』のズレを読み解く」(平凡社新書)読了。原発事故対応、戦争責任の放置、捕鯨問題、北朝鮮による拉致などに見られる、あまりにも世界とズレてしまった日本特有の考え方...かなり暗澹とした気分に
見城徹・藤田晋「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」読了。ベストセラーになった前作「憂鬱でなければ仕事じゃない」に続く二人の共著。前作同様、見城氏(幻冬舎社長)の言葉に、二人がコメントを寄せ
森達也「オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ」読了。講談社ノンフィクション賞受賞作家による受賞後第1作となる作品。エスパー、心霊研究者、超心理学者、UFO観測家、陰陽師、スピリチュアルワーカーなど、科学とインチキの境界線上いる人たちに
愛川晶「ヘルたん」読了。トリッキーな本格ミステリーをベースにしながら、バラエティに富んだ作品で知られる作家の最新作品。帯に「推理と介護のフュージョン! 新機軸の青春本格ミステリ」とあるように、新米介護ヘルパーが探偵役を務めるミステリです。相
天祢 涼「空想探偵と密室メイカー」(講談社ノベルズ)読了。2010年にメフィスト賞を受賞してデビューした作家の最新作。密室を扱う本格モノですが、二転三転するストーリーで最後まで楽しめました今日のランチは以前から気になっていた元町商店街入り
山岸俊男「『しがらみ』を科学する 高校生からの社会心理学入門」(ちくまプリマー新書)読了。もともとは社会に出ることに不安を抱いている高校生や大学生を対象に書かれた本で、「社会とは私たちの心が作り出す『しがらみ』である」と説き、その構造を解説
湊かなえ「サファイア」読了。今や人気女流人気作家の一人となった湊かなえの最新作。7つの短編が収められた短編集で、それぞれの短編には表題作「サファイア」のように宝石の名前がタイトルとして付けられています。ハッピーエンドもあればそうでないものも
柄刀一「バミューダ海域の摩天楼」(講談社ノベルズ)読了。様々なスタイルの本格ミステリーで知られる作家の連作中編集。2つの中編が収められています。アメリカの大学で13歳で特認教授を務める天才少年がスケールの大きな「超常事件」に挑む、という設定
佐藤一郎「IDの秘密」(丸善ライブラリー新書)読了。著者は国立情報学研究所教授で、日本におけるID(バーコード、QRコード、ICタグなど)の第一人者。バーコード/QRコードやICタグ、電子カードなどのIDに関して、その仕組みから解説しています。今や身近に
梶原順「1年後、目指すギタリストになれる練習法 一生、音楽と向き合っていくために」読了。著者は角松敏生、渡辺貞夫ら一流ミュージシャンとの活動で知られるトップセッションギタリストの一人です。この本はよくあるギター教則本ではなく(楽譜・タブ譜は
宮内悠介「盤上の夜」読了。第1回創元SF短編賞で山田正紀賞を受賞した短編集。囲碁、将棋、麻雀など6の卓上ゲームに関して、対局を巡るちょっと不思議な物語が収録されています。実際の史実に基づいた作品などもあり、かなり興味深く読むことが出来ました
山田彩人「眼鏡屋は消えた」読了。東京創元社が主催する鮎川哲也賞受賞作。気がつくと「あたし」は演劇部の部室の床でのびていた。その上、8年間もの記憶が失われ、現在「あたし」は母校の英語の教師になっているらしい。しかも親友が高2の文化祭の直前に亡
日経産業新聞編「ニッポンの『世界No.1』企業」読了。ものづくりの根幹を担い、世界トップシェアを握る54の日本企業が紹介されています。大企業だけでなく多くの中小企業が紹介されていますが、断トツの競争力の秘密が紹介されていてとても興味深く読むこと
友井羊「僕はお父さんを訴えます」読了。2012年「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞受賞作。中学一年生の少年が、愛犬殺しの罪で実の父親を訴えることに。果たしてその真意は...実の親を訴える、というこれまでにないアイデアと、あっと驚きのラスト。
吉岡秀子「コンビにだけがなぜ強い?」(朝日新書)読了。著者はフリーランスライターとしてコンビニ業界の取材をライフワークとされてきた方です。この不況時代、コンビニの業績は右肩上がりです。セブン-イレブン、ローソン、ファミマのコンビニ大手3社に
長沼毅「形態の生命誌 なぜ生物にカタチがあるのか」(新潮選書)読了。著者は大学の先生で、生態学を専攻されている方です。「食べ物を咽喉に詰まらせないための人体改造案とは?」「オウムガイの巻きは、本当に黄金螺旋か?」「カメの甲羅を脱がして外すこ
増田直紀「なぜ3人いると噂が広まるのか」(日経プレミアシリーズ新書)読了。著者は東大准教授で、ネットワーク科学、さまざまな社会行動の数理、脳の理論の研究などをされている方です。この本では、様々な事例からネットワークの効用を明らかにし、優先順
塩田武士「女神のタクト」読了。2010年に「盤上のアルファ」で小説現代長編新人賞を受賞しデビューした作家の第2作目。職と男を同時に無くした30歳の女性が偶然足を踏み入れた弱小交響楽団。そこで出会った音楽の軌跡と恋...尼崎生まれで神戸新聞に勤務
塔山郁「最悪の始まりは、」読了。2009年に「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞してデビューした作家の最新長編。人生に挫折し、パチンコに入り浸る聡は、行き付けのホールで、パチンコ依存症のサラリーマンと借金漬けの人妻と知り合いになる。やが
久住昌之「昼のセント酒」読了。コミック「孤独のグルメ」や「花のズボラ飯」の原作などで知られる作者のエッセイ集。最近では上記コミックのヒットで名が知られていますが、私にとってはやはり「かっこいいスキヤキ」等の「泉昌之」の原作担当としてのほうが
柳広司「パラダイス・ロスト」読了。2008年に発表され、2009年の日本推理作家協会賞などを受賞したベストセラー作品「ジョーカー・ゲーム」シリーズの最新作。4編の作品が収録された中・短編集です。この最新作でも、スパイ達による究極の騙し合いが描かれて
小林朋道「利己的遺伝子から見た人間 愉快な進化論の授業」(PHPサイエンス・ワールド新書)読了。リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」が発表されてから既に35年以上になりますが、この本ではそれ以降の「利己的遺伝子」に関する研究の結果が簡潔
傳田光洋「賢い皮膚 思考する最大の<臓器>」(ちくま新書)読了。筆者は資生堂にて皮膚に関する研究をされてこられた人です。最近、皮膚科学が長足の進歩を遂げており、これまで知られていなかった皮膚のメカニズムが解明されてきています。ちょっと難しい
平木典子「アサーション入門 自分も相手も大切にする自己表現法」(講談社現代新書)読了。アサーション(assertion)とかアサーティブ(assertive)という言葉を社内のコミュニケーションに関するトレーニングでよく聴きます。なかなか簡潔かつぴったりはま
相場英雄「震える牛」読了。2005年に「ダイヤモンド経済小説大賞」を受賞しデビューした作家の最新長編小説。帯に「平成版『砂の器』誕生!」とか「2012年ミステリーベスト1早くも決定」など多少過剰なコピーが踊っていますが、社会派ミステリーとし