「プロフェッショナル 仕事の流儀 人生と仕事を変えた57の言葉」NHK「プロフェッショナル」製作班(NHK出版新書)読了。半年ほど休止していた「プロフェッショナル 仕事の流儀」ですが、最近再開し、毎週楽しんでいますこの本は、この番組に登場した
島田荘司「ゴーグル男の怪」読了。ベテラン本格ミステリー作家の最新長編(ちなみに御手洗シリーズではありません)。次々と発見される奇妙な5千円札、窓から覗く異様な顔、奇怪な噂が絶えない核燃料製造会社...張り巡らされた複線がラストには綺麗に解決
福田和代「ヒポクラテスのため息」読了。綿密な取材を元に、スケールの大きなサスペンス作品で知られる作者ですが、最新長編は地方の総合病院を舞台に「医療崩壊」を扱った作品です。相変わらずのクオリティの高さで楽しんで読むことが出来ました今日は
勝間和代「まじめの罠」(光文社新書)読了。いろいろと毀誉褒貶のある勝間さんですが、私は結構この人の言うことには同意できます。「『まじめ』は日本では褒め言葉ですが、本当に褒め言葉に値するものなのでしょうか。そのことを疑ってほしい、というのが本
沢木耕太郎「ポーカー・フェース」読了。最新エッセイ集です。以前は彼のノンフィクションやルポを夢中になって読んだものですが、今はすっかり寡作になってしまってちょっと残念ですまた素晴らしいノンフィクション作品を書いて欲しいものです。先週
柄刀一「翼のある依頼人 慶子さんとお仲間の探偵団」読了。バラエティに富んだ本格ミステリー作品で知られる作者の最新短編集。主人公は睡眠発作の持病を持つ若奥さん。彼女がシャーロキアン仲間と難事件に挑む、という設定の短編が4編収められています。ほ
前田陽二・松山博美「国民ID制度が日本を救う」(新潮新書)読了。国民ID制度というと、すぐに「国民総背番号制反対」だとか「監視社会になる」などとタブー視される傾向がありますが、我々国民にとって利益になる点が数多くあるはずだと以前から思ってい
坂東眞砂子「くちぬい」読了。地方固有の因習などをテーマにしたホラー・ミステリー作品が多い作者の最新長編。放射能から逃れ、東京から四国の山村に移住した夫婦がとあることから土地の老人たちと対立し、やがて...この作者の作品としてはそれほど重厚な
桐野夏生「緑の毒」読了。帯に「暗い衝動をえぐる邪心小説」とありますが、桐野夏生の最新長編小説は、39歳の開業医で連続レイプ犯が主人公という、相変わらず変な設定の小説です題名の通りかなり毒のある小説なので読み手を選ぶと思いますが、彼女
笹本稜平「破談 越境捜査3」読了。人気警察小説シリーズ「越境捜査」の第3弾。刑事警察vs.公安警察という定番テーマですが、スピーディな展開と個性的な登場人物のおかげで楽しんで読むことが出来ました。年末のミステリーベスト10に入るかもベン
村井哲之「節電の達人」(朝日新書)読了。著者は、企業などに対してコスト節減や節電方法等でアドバイザーを務めている人です。この本では、電気料金の仕組みを徹底的に分析して、効果的に節電を行う方法を述べています。これまで電力会社との契約とかあまり
大塚寿「40代を後悔しない50のリスト」読了。著者によると「一生の中で40代が一番重要」であり、40代ですべきことがリストされています。「忙しいだけで終わらせないためにすること」「人生を左右する『人付き合い』で知っておくべきこと」「年相応に
鳥飼否宇「物の怪」(講談社ノベルズ)読了。奇想の炸裂した独特のミステリー作品で知られる作者の最新作品集。妖怪本格ミステリーというべき作品が3作収録されています。ちょっとマニアックなミステリーが好きな人にはお奨めご存知のように男性用化粧
蒲谷茂「民間療法のウソとホント」(文春新書)読了。筆者は日本初の健康雑誌「壮快」の元編集長です。「アガリスク」「グルコサミン」「ウコン」などといった健康食品や民間療法に関して、医学的なデータを駆使してその効能を徹底検証しています。健康食品の
薬丸岳「ハードラック」読了。2005年に江戸川乱歩賞を受賞してデビューした作家の最新長編。ネットカフェ難民となってしまった若者が罠にはめられ、殺人放火犯として指名手配されることに。手探りの真犯人追跡がたどり着いた驚愕の真相とは...スピーディな
歌野晶午「春から夏、やがて冬」読了。2003年に発表した「葉桜の季節に君を想うということ」で非常に高い評価を受けて以降注目を浴びている作家の最新長編ミステリー小説。スーパーの保安責任者の男と万引き犯の女の出会いは偶然なのか、それとも...ラスト
西澤保彦「彼女はもういない」読了。西澤保彦の最新長編は、目的のある無差別殺人と完全犯罪をテーマした書き下ろしミステリー。いつもオリジナリティを持った作品で楽しませてくれる作者ですが、今回も期待通りの面白さでした私のマイミクさんが携わっ
深水黎一郎「人間の尊厳と八〇〇メートル」読了。海外を舞台にしたミステリー作品で知られる作者の最新短編集。表題作は、第64回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞しています。バラエティ豊かな短編が5編収録されていて、楽しんで読むことが出来ました
柏木博「デザインの教科書」(講談社現代新書)読了。デザイン評論家として著名な作者が、「デザインって何?」という根本的なところから説明しています。デザイン一般に関して興味がある人にお勧め映画「ラスト・エクソシズム」を鑑賞。「パラノーマル
東野圭吾「あの頃の誰か」読了。文庫オリジナルの短編集で、これまでどの短編集にも未収録だった短編8編が収録。発表時期は90年代前半が中心であり、バブル時代を背景にしたものが多く、懐かしく感じられます名作長編「秘密」の原型となった作品も
林則行「『銅メダル英語』をめざせ! 発想を変えれば今すぐ話せる」(光文社新書)読了。著者は、海外の金融機関でアナリストやファンドマネージャーを歴任した投資のプロです。「英単語だけのスピーキング」「聞き取れたフリで乗り切る」「発音の練習は一切
佐々木譲「警官の条件」読了。佐々木譲の最新長編は彼得意の警察小説で、540ページもある大作です。悪徳警官の汚名を着せられて一旦退職した暴対刑事が9年ぶりに復職し、彼を告発した若きエースと麻薬取引ルート解明にあたるが...さすが警察小説の第一人
昨日に引き続いて長野旅行2日目。朝はかなり冷え込みましたが、朝風呂で暖まったあと朝食(これがまた美味)を取り、宿をでて乗鞍高原へ。山頂付近はマイカー規制があるので、マイカーで行くことが出来る「三本滝」まで車で行き、徒歩で片道30分ほど
今日、明日と長野県へ旅行です。新神戸から岐阜羽島まで新幹線で移動の後、レンタカーで私の実家の飯田へ。両親らと昼食の後、飯田を発ち、松本市安曇にある白骨温泉へ。この温泉、かなりの山奥の中にあり、とてもひなびた感じですお湯は乳白色の単純硫
NHKディープピープル製作班編集「ディープピープル青」読了。毎週月曜夜10時から放映されているトーク番組「ディープピープル」が書籍化されたもので、「青」編と「赤」編があります。この「青」編では、ボクシング世界チャンピオン、柔道金メダリスト、競
森本美行「本田にパスの36%を集中せよ ザックJAPAN vs. 岡田ジャパンのデータ分析」(文春新書)読了。著者は野球などのスポーツデータの分析と配信を行う会社の経営を行っていた人で、全日本代表チームのデータ分析官を務めていた人です。野球などでは、
蒼井上鷹「4ページミステリー」読了。質の高い短編ミステリーで知られる作者の文庫オリジナルのショート・ショート集。中学・高校と星新一の大ファンだった私としては、ショート・ショート集というだけで購入してしまいます題名通り、一編が4ページ
宇田川悟「最後の晩餐 死ぬ前に食べておきたいものは?」読了。食関連のルポなどが多い作者が、各界の様々な人たちと「食べること」「生きること」「死ぬ前に何が食べたいのか」などに関して対談したことがまとめられています。対談者は、小山薫堂、岸朝子、
歌野晶午「密室殺人ゲーム・マニアックス」読了。奇妙なハンドルネームを持つ5人がネット上で日夜行う推理ゲーム。出題者は自ら殺人を犯し、そのトリックを解いてみろ、と挑戦する...色々と物議を醸した「密室殺人ゲーム」シリーズの第3弾。帯に「驚愕の
大村友貴美「存在しなかった男」読了。2007年に横溝正史ミステリー大賞を受賞してデビューした作家の最新長編。「ハネムーンの帰国便から夫が消えた」という密室消失トリックを扱った作品です。トリック自体はそれほど意外なものではありませんが、小説自体の