『ええじゃないか』緒形拳の有終の美はQoolだったけれど、その美学はけっきょくサムライとしてのそれであり、クールに華散らす。自由にはなりえない。その虚しさが、この作品のすべてで表される。自由のオンナ桃井かおりはこの寸止めに合わなかったかもしれな
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』予算がないことによりテレビの再現ドラマ的につくられているという評もあるけれど、んなものなく、ヨミウリでもマイニチでもテレアサでもなく、まさにワカマツである。テンポのよいモンタージュ、既成のフーテージと演
『影武者』シェークスピア好きなのはあろうけれど、黒澤明がリア王描いたのは、ゴッドファーザーの3兄弟の愛憎確執からの影響もあるのではないか、と乱同様にオペラティックな影武者を観ながら、思えてくるものがあった。ええじゃないかと同じように、倍賞の
『海燕ホテル・ブルー』作品全てに一貫して同じことが表されているとは言えないから、そう見てしまうと危険であるが、あの女性に表される表象性とは何だろう、未見の『聖母観音大菩薩』の女性はなんだろう、『処女ゲバゲバ』の磔されてる女性にはなにが表され
ええじゃないか、実録・連合赤軍 あさま山荘への道程、影武者、とてもとてつもなく面白かったな。どれも3時間ぐらいの作品でしょうか。思い出せば、ジムオルークが今村昌平と若松孝二が好きとあったんで見始めた観あるけれど、日本人的な土着性や泥臭さとは