◆『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』 フツーにおもしろかった。前三作よりアトラクションしてて、個の葛藤も人物間の葛藤もなく、ドタバタ・ファミリー映画の様相である。『未知との遭遇』では、テーマパークに行くことを希望するファミ
“イーストウッド”はアメリカのひとつの文化である。マルパソはそうした“イーストウッド”というイメージを育んできたのである。一方、アンブリンはスピルバーグが彼の映画作品で表わすような理念を実現し、様々な映画人が育てている。しかし、今世紀になる
最初みたときは寝てしもうたし、愛の苦しみとスピルバーグがそぐわないところがあって、いまひとつピンとくるところがなかったような記憶であるが、今回はおもしろかった『オールウェイズ』。冒頭の方はジョンウィリアムスがいつもするような、ティンパニーが
めも◆70年代から80年代真ん中にかけて娯楽一辺倒で駆け巡るスーパースターのおふたり。 ★スピルバーグはジョーズでドッカーン。未知との遭遇、インディージョーンズ、ETとスーパーマグナムヒットを続け、カラーパープルと太陽の帝国を創るも、オーディエ
『ダラス・バイヤーズクラブ』おもしろかった。『エリン・ブロコビッチ』のようなと思っていたのが裏切られたこと、あまり先入観なかったことの理由だからだろうか、かなり面白かった。映像自体はよかったし、伴奏的な音楽がないとこがニューハリウッドの頃の
『グラン・トリノ』 ぼくの伯父さん的な暖かさを持たせながらも、イーストウッドは苛ついている頑固親父を表わす。そんなレイジング・タチの様相を持ちながらも、イーストウッドは彼のテクストの集大成を表わしている。主人公はかつてのアメリカにプラ
『戦火の馬』 我々の眼差しは戦場から抜け出そうとしても、そこに引き戻されてしまう。国家のために戦う人々の結びつき、国務的な結びつきから離れ家族の結びつきを尊ぶ兄、そして弟、我々の眼差しは戦場から離れ納屋に向かうが、その自然に囲まれた場での
『マディソン郡の橋』 アンブリンとマルパソがオープニングクレジットに表わされたけれど、スピルバーグとイーストウッドのタッグなのか。 中盤、フランチェスカがロバートの写真を見て、これは写真でなく物語だと言う。イーストウッドは常にイストワ
鼓舞されるナショナリズムではなく、ゴーストは今此処に在る事実を表わす。ラストショット、妻がドアを閉めるとき、そこに表わされる事実により、我々はゴーストのスピリットに引き戻される。レジェンドが語ってきたものは、闘いの空しさ、などといったも
その1. スピルバーグは家族愛や社会のなかに育まれる愛は表わしても、男女の愛が描かれることはほとんど皆無である。そんな彼のフィルモグラフィのなかで、これは男女愛がストレートに描かれているのではないものの、愛の真心がちゃんと表わされている。そん
『ブリッジ・オブ・スパイ』 最近のスピルバーグでは分かりやすかった。タカ派であろうがポピュリズムであろうが、ニューディール的社会福祉国家的であろうが、まったく関係ない。キャプラもフォードもスピルバーグもアメリカは好きだけれど、国と個とは違
『ニーチェの馬』 我々のマインド、そのメディアはなにを触れるのか。近代の曙の境に、映画は浸透し宗教は廃れる。クールベの、神ではなく人の“宗教”画、タルコフスキーの閉じられた“SF”空間、或いは、ベルイマンの神の“沈黙”、カールドライヤーの“
トムハンクス、スピルバーグとイーストウッドのに立て続けに出ている。スピルバーグとイーストウッドってやっぱアメリカ映画において大きな存在だよね。 キャプラでお馴染みのポピュリズムは今や愚衆政治といったネガティヴなイメージを持たれてしまい
Chap Chap Records編著によるフリー・ミュージック1960~80:開かれた音楽のアンソロジーが出版されました。フリー・ミュージックとは無料の音楽という意味ではありません。Free Jazz, Free improvisationの音楽のことです。とくに1960年代から80年まで
ハネケであるがゆえにソシアルイシューあらわされながらも、しっかり愛が語られる。老人問題や介護問題、または、その時代性、社会性そうした問題性というよりも、或いはそれらもひっくるめて、あの鳩に表わされるように、それはつかまえたいけれどつかまえら
象徴が取り外された現実が表わされる。勅使河原の主人公は個であることを受け入れる。彼は最初から個として在る。赤瀬川と組んだテクストにおいては、主人公には文化人としてのプライドが色濃く表わされ- それゆえ彼は孤高である -ながらも、個を自覚する
スペース・プロジェクション・アコ by 松本俊夫 アコを通じて、1970年代の衣環境、時代感覚、青春のイメージを、直接肌で感じていただくための新映像です。ドームの内壁には、アコの彫刻がスクリーンとともに張りめぐらされ、映像はスクリーン外にも
バカヤロウとかコノヤロウって浅草で使われる言葉だと思っていた、けど、違うのか。 左幸子、岡田英次ときて、見たことないアクターだなと思って調べたら、山下菊二だったのでビックリした。 羽仁進は様々なタイプの映画をつくるな。
観たい&久しぶりに観たい 久しぶりに観たい。松本先生のゼミ室で観たが最初観た時はよく分からなかった。秋吉久美子の主演デビュー作。 TSUTAYAにVHSがあったが、ウチので観るとテープが絡まりズタズ