読書日記「迷宮」中村文則 作この作者のものを何か読んでおこうと思ったが、選択を間違えたか。ミステリー仕立ての短い作品であっという間に読めた。おぞましい一家殺人でしかも密室。ミステリーに詳しくはないがなかなかのトリックが用意されていて、その面
読書日記「道化と王」ローズ・トレメイン 作解剖医のメリヴェルは陽気で派手好き、ちょっと下品だが誰とでも親しく交わる人間だ。国王チャールズ2世の愛犬を治療したことから王のお気に入りとなり、医学を捨て道化役として宮廷に出入りすることとなる。国王
読書日記「黒い時計の旅」スティーブ・エリクソン 作ドイツが先の世界大戦を制しヒトラーが生き続けている世界。インディアンの血を引く屈強な大男で乱暴者の主人公だが意外にも筆がたち、ヒトラー1人のために小説を書き続けて報酬を得ている。しかも兄弟を