読書日記「ロレンス幻視譚集」D.H.ロレンス 作「チャタレー夫人の恋人」(未読)で有名なロレンスの幻想短編集。サービス精神旺盛な作風で読みやすく痛快。登場人物も実に大衆的だ。作品によっては詩的な言葉は使っているが過度に観念的であったりはしない。
読書日記「タイガーズ・ワイフ」テア・オブレヒト 作内戦の様相が深まり、いよいよ国家分裂へと向かうユーゴスラビア。とうとう首都へも空爆が始まる頃、若き医師ナタリアはボランティアで子供達に予防接種活動を行う。まだまだ近代医学よりも迷信を重んじる
読書日記「オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家」ゾラ傑作短編集エミール・ゾラ 作世界名作文学全集に必ず入っているゾラ。そのせいか古風なイメージを持っていたが、まったく違って時代性を感じさせないものだった。しかもぞんぶんにエンターテイメント性