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日記一覧

大和屋笠の脚本には中毒性がある。ハードボイルドでダンディズムでチープでエロチック。そしてカッコイイ台詞がばんばん決まる。『ルパン三世』1stの『魔術師と呼ばれた男』、セカンドの『荒野に散ったコンバットマグナム』などの名作も大和屋だ。この2作は

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1st#2『魔術師と呼ばれた男』の中で不二子が唄う「二人を愛してしまった私」。大和屋笠の脚本では、♪二人を愛してはいけないそれはいけないと男が言ったそれはいけないともう一人が言ったそして死んでしまった二人とも♪・・・となっているが、放映されたも

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さて『ルパン三世』を始めようという1969年にハードボイルドタッチの大和屋笠を連れてきたのは演出の大隅正秋だ。大和屋はもちろん優れた脚本家だ。が、ホンを読まないで誉めると円尾敏郎に突っ込まれるので、「大和屋笠ダイナマイト傑作選 荒野のダッチワイ

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脚本プロデューサー飯岡順一の「私のルパン三世奮闘記 アニメ脚本物語」(河出書房新社)には、『ルパン三世』の企画の始まりから飯岡順一と仲間がハードボイルドタッチの脚本家やシュールなホンを書く新人を集め、彼らの奮闘に助言をする鈴木清順監督らとチ

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天津敏の洋画吹き替え出演リストを作成するとき、「早稲田演博に若山玄蔵さんが寄贈したシナリオが一万冊あるよ」と私にアドバイスしてくれたのはとり・みき氏だった。とりさんは昔から洋画吹き替えに関してのマニアだった。そしていまも続けている。洋画を吹

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『ルパン三世』をリアルタイムで見ていたときは小林清志を特に上手いとは思わなかった。なにしろ隣に天才的な山田康雄と納谷悟朗が居たので。栗カンルパンに交代するまでコバキヨが上手い人だとは気づかなかった。それは峰不二子の増山江威子も同じことで、私

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なんでも草創期の俳優を追うのは面白い。月形龍之介を追いかけるとサイレント時代の面白さが発見でき、天津敏を追いかけるとテレビ草創期の苦労が見えてくる。洋画吹き替え草創期から活躍している小林清志の声をさかのぼって追いかけたら、白黒TVで見ていた

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まだまだ『ルパン三世』を1st〜パースリまで見ている。隅々までね・・・。セカンド#53の冒頭で、ルパンはメロドラマが見たい次元大介はマカロニウェスタンが見たいと、兄弟みたいにチャンネル争いするシーンがある。ストーリーには関係ないエピソードで脚本

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あれもこれも規制ですか
2016年02月14日01:25

お利口さんのWHOが「喫煙シーンのある作品は成人指定にしろ」と国際的におっしゃったらしい。アホかいな。もっと先にやることいっぱいあるだろ?何でもかんでも規制すれば青少年が健全に育つって訳はない。健康に悪い製品を堂々と販売している大会社にはお

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相棒同士の掛け合いは楽しい。『ルパン三世』など軽妙洒脱な山田康雄と色っぽい小林清志の声を聴いているだけで満足できる。相棒同士、ライバル同士、宿敵同士。追われる悪党と追う刑事。敵同士の関係なのに、「あいつもやるもんだ」とライバル意識が生まれ、

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相棒だったりライバルだったり宿敵だったり・・・、物心ついたときから男二人の組み合わせに私は弱い。漫画を読み始めて最初の“宿敵病”が『伊賀の影丸』の邪鬼×影丸だったりする。このオカズだけで十年間は美味しいご飯が食べられた。『隠密剣士』の甲賀金

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『ルパン三世』1stを眺めていると日活アクション映画が見たくなる。『殺しの烙印』は大和屋笠だったけど、『危いことなら銭になる』は山崎忠昭だ。山崎忠昭は『ルパン三世』1stの#1「ルパンは燃えているか?」と#5「十三代目五右衞門登場」、セカンドでも#1「

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『ルパン三世』1stシリーズ(1971〜72)は大人のアニメである。お茶の間タイムの放映なのに、あろうことか悪女はベッドに横たわり男を欺き、泥棒はくわえタバコで容赦なく敵を撃ち殺す。アイデアは荒唐無稽だが、ガンプレイやカーアクションは現実のものを描

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テレスペの『イタリアンゲーム』はOPアニメさえ見ればOKだ。この森本晃司コンテ・原画・レイアウト・その他の1分30秒のOPの濃いこと! しかもルパン一家のキャラを良く理解している。私のなかでは『ルパン三世』は“相棒ジャンル”に入ってしまうのだ

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私も娘も東映漫画映画の最高傑作『長ぐつをはいた猫』が大好きで。猫のペロがたいへん知恵者で詐欺師で泥棒で・・・ほとんど犯罪者。それでいて全てを丸く収めてしまう、たいへん魅力的なヒーローだ。娘には、「こういうタイプの知恵がある主人公、日本映画に

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