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日記一覧

 南大西洋の絶海の孤島。そこは寒冷で、いつも強い風が吹き(だから木はない)、月に20日以上も雨が降る。 そんな島が、一時、世界の耳目を集めた。1982年の、島の領有権を主張するアルゼンチン軍事政権とサッチャー政権下のイギリスとの間で起こった

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 まさにアメリカの産業史を映し出す出来事だ。 アメリカの代表的株式指標で、日本にもおなじみの「ダウ工業株30種平均(ダウ平均)」から25日付でゼネラル・エレクトリック(GE)が外された。◎構成社数はたった30社 ダウ平均は、日本なら日経平均

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 メケレの朝の散歩を終えて、ホテルに戻る。◎道路のグリーンベルトの芝刈りする女性たち 途中で、最前に見た女性たちの「芝刈り」がまだ続いていた。8時ちょっと過ぎだ。女性たちは、朝ご飯の支度をして、家族に食べさせ、自分も朝食を済ませてきたのだろ

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 メケレの裏通りで子どもたちのペンのおねだり攻勢から逃れ、広い通りに出た。 仕事に出かける人波が見える。バス路線がないのか、みんな徒歩である。白い服を頭からかぶっているのは、民族衣装である(写真)。◎モニュメントの意味 それからホテルの前の

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 氷河期のヨーロッパに君臨しながら、アフリカ出身のホモ・サピエンス、現生人類の東からの進出で4万年前に忽然と消滅したネアンデルタール人。過日、NHKで放映していた両者の接触を描いた映像は、実写の質の高さもあり、興味深かった。◎スペインのラ・

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 「intel inside」、インテル・インサイド――このロゴ(図)ほど、かつてパソコン愛好者に輝いていたものはない。 ネット利用がモバイルに移行した今は、以前ほどではなくなったが、それでもインテル社がエクセレント・カンパニーであることは確かだ。株価

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 18日朝、大阪北部で起こったM6.1の地震は、交通機関をストップさせ、大量の帰宅難民を生んだ。◎行きたくない国2カ国 京都・奈良を訪問する外国人旅行者たちは、施設の整う大阪に宿泊する人たちが多い。慣れない異国で、地震の無い国から来た旅行社

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 アメリカが国連人権理事会(写真)から脱退した。かねてからトランプ大統領はじめ政権内部から同理事会に不満が表明されていたから、いわば予期されたことである。◎世界多数派の独裁政権、途上国に左右される国連機関 今回の国連人権理事会からの脱退を、

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 ロシアで開催中のサッカー、ワールドカップで19日、日本はコロンビアに競り勝ったが(写真=ヘッディングで決勝ゴールを決める大迫選手)、NHKなどが絶叫調で報じていることに、僕は冷めている。◎反体制派への抑圧、日常的に 例えばNHKは、同国で

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 メケレの僕たちが泊まったプラネットホテルは、きれいに舗装されたメインストリートに面しているが、そこから一歩、裏通りに入ると、まさに初期開発途上国さながらの「汚さ」が現れる。◎理解に苦しむちぐはぐさ 道が未舗装なのはやむを得ないとして、穴ぼ

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 エチオピアのメケレの朝、ホテルの窓から外を観た。 通りを往来する白布の男たちの他、遠くに珍しいものを見つけた。イスラムのモスクと思しき建物である(写真)。 久しく休載していたエチオピア紀行を再開する。この間、1月末にニュージーランドのミル

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 2泊3日のソウル行の最終日となった。午後の便で帰国するまで多少の時間はある。博物館に入ったりする時間はないけれど、街歩きはできる。それに、ぜひ訪れたい所があった。◎早朝にホテルを出たが腹の調子が 早朝にホテルをいったん外出した。 ところが

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 北部ペルー海岸部のウアンチャキト・ラス・リャマス遺跡で見出された140人もの子どもと200体以上のリャマ幼獣の人身供犠は、それ自体、現代人にとって身の毛もよだつような残酷さであるが、やり方も目を背けたくなる手法だった。◎胸を切り開き心臓を

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 なんと残酷な、と身震いを覚えた。先コロンビア(コロンブス以前)期の先史ペルーで見つかった、1度に子ども140人、200頭以上の家畜のリャマ幼獣を生け贄にした遺跡の発掘調査である(写真=夥しい数の生け贄の子どもたちとリャマ)。◎スペイン人到

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 米朝首脳会談であのタフなトランプ大統領を巧みに籠絡し、体制保証を勝ち取った金正恩との手口を、イランの最高指導者ハメネイ(写真)は、複雑な思いで見ていたに違いない。◎イラン核合意から一方的に離脱して制裁へ 何しろ金正恩は、核廃棄の期日も具体

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 アメリカ商務省による4月に実行されたスターリニスト中国の国有通信機器大手の中興通訊(ZTE)への制裁が7日、解除された(5月4日付日記「スターリニスト中国のハイテク企業ZTEとファーウェイにアメリカが厳しい制裁、ZTE」を参照)。◎アメリ

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 世界が注目するなか、12日にシンガポールで行われた米朝首脳会談は、やはり「大山鳴動して鼠一匹も出ず」であった。◎体制の保証を約束 トランプ大統領と北朝鮮ならず者集団の金正恩は、何度も固い握手を交わし、共同声明にも署名したが、盛られた成果は

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 僕が雇った島巡りタクシーは、宮古島本島西岸の砂山ビーチを後にした。この後は、北岸に突き出た池間島に向かう。島を渡す池間大橋の上からアカウミガメを観たことは、前に書いた(5月29日付日記:「宮古島の旅(前);宮古島本島と4つの島を結ぶ長大な

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 道に迷い、望月寺経由の下山となった。岩道がなく、森の中の道なので、歩きやすいのだが、下山には時間がかかった。ドボンサンからだとかなりの迂回路となっているようだ。◎森の中の渓流のある道、たまに奇岩も このルートはソウル市民のハイキングの場に

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 西郷隆盛は、世間で崇拝されているような英雄、偉人なのだろうか。 僕は、前からずっとその疑問を抱いていて、世間の西郷びいきに少なからず違和感を抱いていた(写真=上野公園に立つ西郷隆盛像。写真嫌いだった西郷の写真は1枚もなく、死後21年に除幕

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 ニュージーランドで、野生化したウサギ駆除のために、ウサギに高毒性のウイルスを散布する試みが始まった。◎肉食獣のいないニュージーランドに哺乳類が持ち込まれると 古大陸ジーランディアの残片であるニュージーランドには、もともと哺乳類がいなかった

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 ドボンサンからの下山で道を間違え、古刹の望月寺(マンウォルサ)に出てしまった(写真)。◎遠回りだが別の楽しみ 望月寺は、639年創建と伝えられる。日本最古の仏教寺院の飛鳥寺より数十年新しい程度だ。大陸と地続きの韓半島には、早くから仏教が伝

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 ドボンサンの1つのピークを越えて、鞍部の平坦な岩場で昼食をとりながら、考えていた。眼前には、円柱のようなピークが並んでいる(写真)。◎登っても戻れってこれるか不安、引き返す決断 登山者が行ける終点の726メートルのピークまで、ここからさら

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 ドボンサンの岩列のうちの1つの岩峰に、苦難の末、たどりついた。 下を見ると、緑の森の中からキノコのようにポコポコと奇岩が顔を出し、その先に高層ビルの並ぶ街が見える(写真)。ソウルの衛星都市、議政府市の街並みだ。 1月に行ったニュージーラン

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 途中で、翌日は必ず筋肉痛になる、と覚悟した。ソウル北郊プッカンサン(北漢山)国立公園にあるドボンサンの登頂は、標高はさほど高くはないのに、難所続きである。◎傾斜90度?の岩壁 筑波山の「弁慶七戻り」に似た岩の「屋根」を抜けると、また奇岩が

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 前回の日記で、宮古島には池はない、と言ったが、「池」と名の付いた所は、実はある。 本島ではない、下地島西岸の珊瑚礁が剥き出しになった海縁にある「通り池」である。◎小さいがけっこう深い青い「池」 僕は、タクシーの運転手のSさんに促されて、駐

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 ソウル北郊のプッカンサン(北漢山)国立公園にあるドボンサンに挑んでいる。初めに想像していた以上の険しい岩だらけの道だ。◎標高740メートル以上の難度、岩だらけの道 ともかく花崗岩が剥き出しである。表土が形成される前に雨で流されたのだ。松が

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 本当に開かれるかいまだ不透明だが、12日にシンガポールで開催予定のトランプ大統領と金正恩の米朝首脳会談が迫っている。金正恩の最側近の金英哲が5月30日に訪米し、31日と2日連続でポンペイオ国務長官と会談し(写真)、その後の1日には首都ワシ

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 地元では空梅雨とされるが、5月17日〜19日の宮古島は梅雨の最中なのに晴天に恵まれた。ところが僕が乗ったタクシーの運転手Sさんは、全然、慌てていない。◎川も池も水田もない 自身、サトウキビ農家でもあるそうだが、雨が降らなくても「天然地下ダ

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